シンプルに暮らす

シンプルに暮らす

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第19章の3回目になります。

HEBは、何が自分のためかを観察し、
行動を適応させることで、
一定の方向に進化してきました。

一定の方向とは、一体化の方向です。

ですから、国ごとに分かれるのではなく、
1つの国を創ったとも言えます。

そこで神は、
私たちにもありのままを観察するように
と勧めています。

ただしここで、あることを注意します。

「しかし「適者生存」--
種の進化ということだが--
が達成されておらず、
それどころか全部の種が滅亡に向かい、
自滅しかけている。
それは「プロセス」を
「原則」と呼んだためだ、
ということを「観察」しなくてはいけない。」
(p.387)

つまり、
私たちは観察しているようでいて、
肝心なところが観察できていない
ということですね。

それは、
「プロセス」を「原則」と呼んだために
全部の種が滅亡に向かっている
という点です。

少しわかりにくいと思います。

続けて神は説明します。

「そのプロセスは「進化」と呼ばれる。
プロセスを導く「原則」は、
あなたがたの進化の方向を決める。」
(p.387)

「原則」は、進化と呼ばれる「プロセス」の
方向を決めるものだということです。

そして、「適者生存」とは「進化」であり、
「プロセス」だと神は言います。

実は、この会話の前にニール氏は、
「わたしたちの指針となる原則のひとつ、
「適者生存」」と言っています。

それからするとニール氏は、
「プロセス」である「適者生存」を、
「指針」つまり「原則」だと言った
ということになるのです。

そうなると、
「進化の指針となる原則は進化である」
ということになります。

「しかし、それは、自分の進化の方向を
コントロールできない種の言うことだ。」
(p.387)

では、進化した種はどうするのでしょうか?

「いっぽう、進化とはプロセスである--
しかし、コントロールできるプロセスだ--
とはっきり知っている種は、
「プロセス」を「原則」と混同したりせず、
プロセスを導き、方向づけする原則を
意識的に選ぶ。
これは意識的な進化と呼ばれるが、
あなたがたの種はそこに到達したばかりだ。」
(p.388)

私たちが到達したばかりということは、
まだそれに慣れていない
ということなのでしょう。

けれども、これを知ったのですから、
これからは正しく「指針」や「原則」を
意識することが大切です。

では、
その「指針」や「原則」とは何かと言えば、
前に出てきたものです。

「二つの基本的な原則を
適用することによって。
わたしたちはすべて一体である。
充分ある。」
(p.376)

この反対の「私たちはバラバラである」と
「不足している」が原則だと、
今までのような進化の方向になるのです。

ここでニール氏は、
HEBは国家がなくて
どうやって全体を組織するのか
と神に尋ねます。

神は、こう答えます。

「あなたひとりしかいないとしたら、
どうやって自分を律すると思う?」
(p.389)

これはある意味で、
国家のような統治機構はない
と言っているようなものです。

自分を律するのは自分です。

ということは、自分たちを律するのは
自分たちであり、
それは自分だということになるからです。

「たとえば、
高度に進化した統治システムには、
事実上、自治以外の統治は存在しない。」
(p.390)

考えてみれば、
国が要る理由は何でしょうか?

主には、外交と防衛です。

どちらも、
国同士のやり取りに必要なものですから、
国がなければ関係ありません。

あとは国土整備でしょうか。

たとえば、道路をどういう規格で
どこからどこまで通すのかという計画です。

各自治体がバラバラにやったのでは、
効率の良い交通網は引けません。

あるいは、
共通規格の制定ということもあります。

規格がバラバラでは、
引っ越しするごとに
買い換える必要があります。

しかしこれは、広域自治とも言えます。

自治体同士の連携で、
何とかなる部分も多いかと思います。

「シンプルなのは野蛮で、
複雑なほうが高度に進歩していると思うのは
原始的な文化の特徴だ。
おもしろいことに、
高度に進化した者は逆だと見ているが。」
(p.390)

先の「あなたひとりしかいないとしたら」
という神の問いを受けたニール氏は、
無人島に1人しかいなければ
原始的な生活をするかもと答えました。

誰に見られる心配もなければ、
素っ裸でいてもかまわないのです。

働くことさえせず、
ただ楽しいことをして暮らすかもしれません。

ここを読んで思い出したのは、
「アバター」という映画です。

ここに出てくる人々は、
原始的な民族のようでもありながら
超能力を使う先進的な民族でもあります。

ひょっとしたら、
HEBの暮らしはこういうものかもしれません。

また、
「アナスタシア」という本を読みましたが、
そこに書かれたアナスタシアの生き方は、
まさにそういうものです。

一糸纏(まと)わず森林の中で、
木の実などを食べて生活する。

けれども、原始的な社会なら
それでもいいかもしれませんが、
高度に科学が発達した社会で、
本当にそんな生活になるのでしょうか?

「システムが「複雑」になればなるほど、
そのデザインはシンプルになる。
それどころか、
シンプルさが優雅の極致なのだよ。」
(p.390)

シンプルライフと言って、
物を持たない生活へのあこがれが
多くの人にあるようです。

何もないすっきり感が心地よいのです。

また、数学や物理の公式は、
シンプルで美しいと思います。

シンプル・イズ・ビューティーですね。

私も、
システムはなるべくシンプルであるべきだ
と思っています。

たとえば税制もそうです。

あちこちからいろいろな名目で税金を取り、
国民は総額でいくらの税金を払っているのか
わからなくなっています。

複雑になれば人をごまかすことができます。

逆に言えば、
複雑にするのは人を騙そうとしているから
とも言えるわけです。

そういう意味で、
HEBの統治システムがシンプルだ
ということは、わかる気がします。

シンプルならわかりやすく、
間違えようがありませんから。

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幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


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