人間関係が重要(続き2) 【総集編】

人間関係が重要(続き2) 【総集編】

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

すでに全体の解説が終わっていますが、
私が「これはすごい!」と感じた点を
ピックアップして解説したいと思います。

今日はその13回目です。

前回は、幸せな人間関係を築くには、
超利己的であるべきだという話でした。

私が失恋体験で学んだことも、
まさにそのことでした。

相手の反応がどうかに関係なく、
自分がどうあるべきかを選択する。

自分のことだけを考えることによって、
人間関係が自分の役に立つのです。

今回は、その続きになります。

たしかに私は、
相手の理不尽とも思える態度に対して、
最終的には愛を選択しました。

けれども、相手の反応によって
私が傷つかなかったわけではありません。

立ち上がれなくなるほどのショックを
受けたことは間違いないのです。

そのショックに耐えられなくて、
相手にひどい言葉を投げつけました。

後でわびて訂正しましたが、
一度はひどいことをしたのです。

いろいろなものに当たりました。

怒りをぶつけました。

ただ、
時間が経過すると共に冷静さを取り戻し、
愛を選択しようという気持ちになれました。

短い時間で立ち直れたのは、
間違いなくこれまでに
たくさんの失恋を経験してきたからです。

たくさんたくさん傷ついてきたから、
免疫ができていたのです。

武田鉄矢さんの歌「贈る言葉」に、
こういう詞があります。

「人は悲しみが多いほど
人には優しくできるのだから」

悲しさ、悔しさ、不甲斐なさ・・・。

これまでの人生におけるそういう経験が、
私を救ってくれたのです。

神は、こう言います。

「いつかは傷つかなくなる日がくるだろう。
その日、あなたは人間関係の真の意味、
人間関係を結ぶ真の理由に気づき、
真の人間関係を実現するだろう。」
(p.172)

私は、まさにそうでした。

私は破談という経験によって、
それでも愛を選ぶという経験によって、
「神との対話」のこの部分が
スーッと腑に落ちるようになったのです。

それまでは何度も、
傷つき、落ち込み、怒り、恨み、
やるせない思いをたくさん抱いてきました。

「それを忘れているから、
いまのような反応をするのだ。
だが、それはそれでよろしい。
それも成長の過程であり、
発達進化の一部だから。」
(p.172)

これまでの多くの失恋は、
私の発達進化の一部であり、
成長の過程だったのです。

たくさん傷ついたことや、傷つけたことも、
「それはそれでよろしい」と神は言います。

私も今は、
あれはあれで意味があったのだと思い、
私の経験を愛おしく感じています。

神はここで、
まだ傷ついてしまう人に対して、
どう対処すればいいかアドバイスします。

「まず、どう感じているかを
自分にも相手にも正直に認めなさい。
あなたがたの多くは
正直に認めるのを怖がる。
そうすると自分が
「悪く見える」のではないか
と思うからだ。」
(p.172)

感じたことを認めることが重要なのです。

こんなことを感じてはいけないとか、
恥ずかしいなどと思って否定しないこと。

自分に対して正直になることです。

「なぜそんなことを言うの!」などと、
相手の行動を非難する必要はありません。

そんなことをしても、
自分の救済にはならないのです。

「そう言われると、私は悲しい。」

相手のことを話すのではなく、
自分のことを話しましょう。

それが自分を大事にすることなのだ
と神は言います。

「だが、
感じるのはどうすることもできない。
苦痛を感じないわけにはいかない。
できることはひとつしかない。
自分の感情を大事にすることだ。
自分の感情を尊重するとは、
自分自身を尊重することだ。」
(p.173)

本の最初に、こうありましたよね。

「感情は、魂の言語だ。」
(p.15)

魂のメッセージが感情にあるのですから、
それをしっかり受け止めることが
大切なのです。

魂こそが、本当の「私」ですから。

やり場のない怒り、復讐したいという思いも、
否定してはいけません。

まずはしっかりと受け止めること。

そうすれば、いつか変わるのです。

「いくつかの在り方を試してみなければ、
自分が何者か思い出さず、
何者になりたいかわからないことは多い。
だからこそ、自分の正直な感情を
大事にすることが大切なのだ。
最初の感情が否定的な感情でも、
何度でも必要なだけその感情を味わえば、
いつかはそこから踏み出せる。
怒りや逆上や嫌悪、憤怒を味わい、
「仕返し」したいと思っている者も、
いつかは
「そんな自分にはなりたくない」と考えて
否定的な感情を捨てることができるだろう。」
(p.173)

「そんなことはいけない」という規範が、
自らのものでなければ人は変わりません。

無理して急いで規範を押し付ければ、
本当の自分を隠すことになり、
変わることができなくなります。

結果を急いではいけないのです。

ありのままの自分を受け入れること。

それが、
本当の変化(進化成長)を引き起こします。

本当の変化は、
私たちがしっかりと経験することによって
自然と起こるのです。

また長くなったので、
この話は次回に続きます。

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