神はすべてを平等に愛する
- 2018.09.07
- 神との友情・上下
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神との友情・上下」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。
今回は第8章の6回目です。
この章では、神と友情を結ぶための
「七つのステップ」の3番目、
「神を愛すること」について書いています。
前回は、
愛の消火剤としての
「必要性」「期待」「嫉妬」の中の
「嫉妬」についての話でした。
そして嫉妬をなくすには、
人生の本当の目的に立ち返ることだと。
今回は、その続きになります。
「人生の目的は、自分についていだく
最も偉大なヴィジョンのなかでも、
最も壮大なヴァージョンで
自分自身を新たに創造することだ。」
(上 p.206)
神はそう言いました。
つまり、価値観をどんどん変えていき、
変化していくことが重要なのです。
つねに、その時点で
「最も偉大なヴィジョンのなかでも、
最も壮大なヴァージョン」の自分自身を
思い描くことですから。
「価値観の変化は社会の成熟のしるしだ。
あなたがたは、
もっと大きなヴァージョンの自分へと
成長していく。
つねに価値観を変えながら、
新しい情報を集め、新しい経験をし、
新しい考えを検討し、
新しいものの見方を発見し、そして
自分とは何者かを新しく決めていく。」
(上 p.208)
変化とは進化であると、神は言います。
だから変わることは無責任なのではなく、
成長の印なのだと。
では、パートナーが浮気したとして、
それをかまわないと感じるのは
成長なのでしょうか?
神はこう言います。
「それで自分の平安を失わないのは、
成長のしるしだ。
それで自分の人生を破壊しないこと。
そのために人生に終止符を打たないこと。
そのために相手を殺さないこと。」
(上 p.208)
パートナーの浮気を嫉妬し、
自殺したり殺したりする事件は
跡を絶ちません。
バンコクでも、
風俗店であるゴーゴーバーの女性に嫉妬し、
殺した上で自殺した日本人がいました。
逃げようとして落下死した
事故だったかもしれませんが。
いったい何を嫉妬すると言うのか?
嫉妬したとしても、
自分が死ぬだけならまだマシです。
相手を殺して自分も死ぬとしたら、
これ以上のひどいことがあるでしょうか?
私は妻と付き合う時、
「あなたは自由だ」と宣言しました。
浮気してもかまわないし、
別れたくなったらいつでも別れるからと。
このことは、
もう1つのメルマガ「SJ通信」に
書きましたので、そちらをご覧ください。
「自由だから浮気してもいい」 https://archives.mag2.com/0001680038/20180814221009000.html
こういうことができたのは、
この「神との対話」シリーズを
熟読していたからだと思います。
そして、そのように思えることは、
「成長のしるしだ」と神は言います。
しかし、このことは、
なかなか納得できない人もいるでしょう。
殺したり自殺するのは行き過ぎだとしても、
相手に自分だけを愛するように求めることが、
どうして「悪い」のかと思うからです。
神は、こう言います。
「ほかの誰かを愛していたら、
あなたを愛していないことになるのかな?」
(上 p.209)
この問を、真剣に考えてみてください。
パートナーのことを、
片時も忘れないことが
真実の「愛」なのでしょうか?
仕事も趣味も忘れて、
常にパートナーに関心を持ち続けることが。
「みんなを平等に愛する神を
受け入れにくいのも無理はないな。」
(上 p.209)
太陽の光は、
別け隔てなくすべての物に注ぎます。
この人は悪人だからやめておこうとか、
犬の糞は汚いから避けようとか、
そんなことはしません。
それが
「無条件の愛」というものではありませんか。
それが神の愛ではないのでしょうか?
人は神ではないから、
パートナーの愛は別物なのでしょうか?
パートナーの愛は、
1人の人に注がれなければ
死んでしまうものなのでしょうか?
神はこう言います。
「いや、死んでしまうのは愛ではない。
必要性だ。
もう相手を必要としないと決意するだけだ。
じつは、相手を必要としたくないのだ。
それはつらすぎるから。だから決意する。
もう、きみの愛は必要じゃない。
どこへでも行って、誰でも愛すればいい。
わたしはもうおりる、とね。
そういうことだよ。
必要性を殺すのだ。愛を殺すのではない。」
(上 p.209 – 210)
パートナーが他の誰かを愛している
とわかった時、静かに諦めることもできます。
その時、
死ぬのは愛ではなく、必要性なのです。
もうそのパートナーの愛を
必要とはしないという思いです。
しかし、
パートナーを愛し続けることはできます。
真実の恋は片思いだ、
と誰かが言っていました。
まさにそうなのです。
「その想いは愛で、
あなたのなかに燃えつづけている情熱の炎は、
はたから見てもわかるほど
明るく輝いている。」
(上 p.210)
神はそうであるべきなのだと言います。
私たちが、
自分とはどういう存在かを宣言し、
そうであろうとするのであれば、
愛はそういうものなのです。
相手がどうかにまったく関係なく、
ただ愛したいから愛する。
それこそが、純粋に愛なのです。
「どうして、誰かへの愛を捨てなければ
べつのひとを愛せないのだね?」
(上 p.210)
パートナーのことを思えばパートナーを愛し、
仕事に熱中すれば仕事を愛する。
そういうものではないのでしょうか?
私たちの意識は、
「いま、ここ」にしか存在しません。
同時に1つのことしか思えません。
では、子どもが複数いるとき、
すべての子を同時に愛していますか?
そんなことは無理です。
一人ひとり順番でなければ、
思うことさえできません。
ちょっと想像すれば、
そんなことは明らかではありませんか。
今一度、愛のことを
考え直してみてはいかがでしょうか。
他の人を愛したからと言って、
別の人への愛が減ることはありません。
それは、錯覚に過ぎないのです。
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