1.必要性という幻想
- 2018.12.06
- 神とひとつになること
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神とひとつになること」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。
今回は第1章の1回目です。
ここから10の幻想の
それぞれの解説が始まります。
まずは1番目の「必要性」という幻想です。
「これは最初の幻想というだけでなく、
最大の幻想でもある。
この幻想のうえに、
ほかのすべての幻想が成り立っている。」
(p.37)
この「必要性」という幻想から、
他の幻想が生まれていきます。
ですから、最も重要な幻想と言えますね。
「宇宙には、必要性は存在しない。
何かが必要になるのは、
特定の結果を求めるときだけだ。
宇宙は特定の結果を求めはしない。
宇宙そのものが結果だから。」
(p.37)
まず、宇宙には必要性がないと言います。
それは、特定の結果を求めないからです。
たとえば、
人が水や空気を必要とするのは、
この肉体が死なないためです。
肉体が生き続ける必要性があるから、
水や空気を必要とするのです。
しかし、もし「生き続ける」という
「特定の結果」を求めなければ、
つまり
「死んでもかまわない」と思っていたら、
水や空気は必要ではなくなります。
「宇宙そのものが結果」というのは、
宇宙は私たちが創造した結果だ
ということだと思います。
結果が何かを求めることはありません。
結果を求めるのは、原因の方です。
つまり、私たちの思考ですね。
「神は特定の結果を求めはしない。
すべての結果を生み出すのは神だから。」
(p.37)
神は、「すべて」の創造主です。
特定の何かだけの創造主ではありません。
ですから神は、特定の結果を求めません。
「神のほかに存在するものは何もない。
神は存在するすべてであり、
存在したすべてであり、
これから存在するすべてである。
神でないものは何もない。」
(p.37)
また神は、
創造主であると同時に被造物でもあります。
しかも、存在するすべては神です。
そうであればなおさら、
神が特定の何かを求めることはないのです。
しかし私たちは、
特定の何かが必要だと考えてしまいます。
「あなたがたは、
生き延びるためには何かが必要だ
という体験から、想像のなかで
必要性という考え方を生み出した。
だが、生きようが死のうがかまわない
と考えたらどうなるか?
何かが必要だろうか?
--何も必要でない。」
(p.38)
そうなのです。
生死が重要ではないとわかれば、
すべてのことが必要ではなくなります。
「では、生きないでいることは
不可能だと考えたらどうか?
何かが必要だろうか?
--何も必要でない。
ここに、あなたがたの真実がある。
あなたがたが
生き延びないことはありえない。」
(p.38)
私たちは、
「死ぬ(=生きないでいる)」ことが
不可能な存在です。
なぜなら、存在するのは生命だけだから。
したがって、
「死ぬ」ということは幻想であり、
その幻想の上に立って、
「必要がある」と言えるのです。
では、生きないでいることが不可能なら、
どうなるでしょうか?
神はこう言います。
「生き延びるかどうかではなく、
どう生きるかが問題なのだ。」
(p.39)
死ぬこと、
つまり生きられないことが幻想なら、
どう生きるかしか選択肢はありません。
これまで私たちは、
死ぬかもしれないという恐れから
本当に生きたい自分を生きない
という選択をしてきました。
しかし、
死ぬということがないのであれば、
いつでも本当に生きたい自分を
選択できるはずです。
神はさらに説明を続けます。
「生き延びるために必要なものは何もない。
あなたがたが生き延びることは
保証されている。」
(p.39)
私たちにはすでに、
永遠の命があるのです。
でも、たとえ永遠に生きるとしても、
幸せかどうかは別問題です。
神は、それについてこう言います。
「幸せに生き延びるためには
何かが必要だと想像するかもしれない。
ある条件のもとでしか幸せになれない、と。」
(p.39)
「だが、それは
あなたがたにとって真実でないのと同じく、
神にとっても真実ではない。
違うのは、神はそれを知っていることだ。
それがわかれば、
あなたがたも神のようになれる。
人生を自在に生きることができ、
すべての現実が変わる。」
(p.39)
幸せになるために条件があるというのも
真実ではないと神は言います。
私たちは、
単にそのことを知らないだけだと。
そして、次のように明言します。
「幸福は
ある条件の結果として生まれるのではない。
ある条件が幸福の結果として生まれる。」
(p.39)
これは重要なことだからと、
神は同じ言葉を繰り返しています。
そして、
これはすべてのことに適用されるとして、
次のようにまとめます。
「存在が経験に先立ち、経験を生み出す
という真実は変わらない。」
(p.40)
つまり、
何かを得るとか、何かが起こるとか、
何かになるという経験が、
何かであるという存在を規定することはない
と神は言っているのです。
このことは、
前の本ですでに語られていましたね。
「真の秩序のなかでは、
幸せになるために何かをするのではない。
幸せだから、何かをする。
共感するために何かをするのではなく、
共感しているから、優しい行動をとる。
高い意識をもったひとの場合には、
魂の決定が先で、
そのあとに身体の行動がくる。」
(「神との対話」 p.252)
行動が存在を規定するのではなく、
その逆だという話でした。
また、
先にそう在りたいもので在ることをすれば、
思考より速く創造できる
という話もありましたね。
神は、このことが理解できていないから、
何かが起こらなければ幸せになれないし、
神も同じだと考えるのだと言います。
人間が言うとおりにしないから、
神が怒るという考え方ですね。
しかし、神はすべての原因です。
神が結果によって
規定されるわけがありません。
したがって、こうなります。
「神を不幸にすることは何もない。」
(p.40)
当然、そういうことになります。
神は第一原因ですから。
「幸せ」も1つの在り方であり、
そう決める(選択する)ことによって
そうなるのです。
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