私たちは魔術師
- 2019.01.09
- 神とひとつになること
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神とひとつになること」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。
今回は第15章の1回目です。
「創造者との出会いを準備するには、
幻想から脱することが役に立つ。」
(p.141)
「ここであなたは
幻想から抜け出そうとしている。
これまでの神との対話全体の目的は
そこにある。
あなたがたは幻想のなかではなく、
幻想とともに生きる方法を
探しているのだから。」
(p.141)
神は最初にこのように言って、
「神との対話」シリーズの目的は
幻想から抜け出して幻想と共に生き、
神と出会うことにあると説明します。
私たちの意識的な探求が、
私たち自身をこの対話へと導いたのです。
これまでの話で、
幻想に欠陥(論理的な矛盾)があることは
わかっただろうと神は言います。
しかし私たちは、どこか深いレベルで
この幻想を捨ててはならない
と感じているのだと。
その感じ方は正しかったのですが、
私たちは過ちを犯したと神は指摘します。
「幻想を幻想だと見抜いて、それを
本来の目的のために活用するのではなく、
欠陥をつくろわなければならない
と考えたのだ。」
(p.141)
幻想の欠陥をとりつくろうということは、
幻想を信じ込むことにつながります。
幻想が正しいと思うからこそ、
その矛盾をなくそうとするのですから。
しかし本来は、幻想だと知って
本来の目的のために役立てることが、
この幻想の意義だったのです。
「答えは欠陥をつくろうことではなく、
ありのままを見て、深いレベルで
知っていることを思い出すことだ。」
(p.141)
そういう幻想の意義を感じていたので、
私たちは無意識に、
この幻想を捨ててはならないと思ったのです。
これまでにも説明してきましたが、
神はここで改めてそれを説明する
と言います。
私たちがはっきりと
思い出せるようにするためです。
「幻想が存在するのは、
相対的な関係のある世界
という部分をつくり出し、
そのなかであなたがたが
自分についていだく最も偉大なヴィジョンの、
そのまた
最も壮大なヴァージョンにしたがって
自分を再創造できるようにするためだ。」
(p.142)
幻想の意義をまとめると、
私たちの存在意義になります。
私たちが自分自身を再創造し、
神のすべてを体験的に知ること。
それが私たちの存在意義であり、
人生の目的です。
そして、
それが幻想の存在意義でもあります。
次に神は、
この宇宙について説明します。
「宇宙そのものが、
相対的な関係性のある場だ。
定義から言っても目的から言っても
そうなのだ。
宇宙は生命が物質的に表現され、
体験される場を提供する。」
(p.142)
絶対的な世界にいる間は、
「存在するすべて」としか
知ることができません。
他に比較するものがないからです。
それでは体験的に知ることができないので、
この世界が創られました。
私たちがすべてを
体験的に知ることができる場。
それがこの宇宙なのです。
神は、幻想がなければ、
私たちは自分を体験的に知ることができない
と言います。
「だから、あなたがた全体として、
このすばらしい幻想をこしらえた。
あなたがたがつくり出した世界--
じつは宇宙--だ。
この世界は
相対的な関係性のある場を提供している。
そのなかであなたがたは
真の自分を決定し、宣言し、創造し、表現し、
体験し、満たすことができる。」
(p.142 – 143)
神がこの宇宙を創造したということは、
私たちが創造したことと同じです。
そしてこの宇宙は、
本当の現実ではなく幻想なのです。
体験するための相対的な関係性のある場。
そういう幻想を、
私たちが創造したのです。
そこで私たちは、
自分が何者であるかを定義します。
大きいとか小さいとか、
素晴らしいとか素晴らしくないとか・・・。
「これが神がいだく唯一の疑問だ。
自分は何者か? 自分は何者か?
自分は何者か?
そして、わたしは
どんな存在であることを選ぶのか?
これが唯一の重要な疑問であり、
あなたがたの魂が人生を使って、
一瞬一瞬に決めていることだ。
見いだそうとしているのではない。
決めている。
人生は発見のプロセスではなく、
創造のプロセスだから。
すべての行為とは、
自己を定義する行為だから。」
(p.143)
私たちがこの世で生きるということ、
つまり人生の目的は
自分を定義して、再創造して、
それを体験することなのです。
「そして、
あなたがたは真の自分を経験するために、
自分でないものを経験するという行為を
利用している。」
(p.144)
自分ではないものを経験することで、
本当の自分を経験できます。
優しくないことを経験するから、
優しいことの素晴らしさが
経験的にわかるのです。
しかし、神は「存在のすべて」ですから、
神でないものは存在しません。
ですからそのままでは、
体験的に自分を知ることができません。
「だが、あなたがたが(神が)
その一部を経験して知るためには、
自分ではない部分がある
と想像しなければならない。
それが偉大な想像だ。
それが人生の(life:生命の)幻想だ。」
(p.144)
私たちは、
自分ではないものが存在する
と想像したのですね。
その想像したものが「幻想」なのです。
幻想によって、
私たちは真の自分ではないものを
体験して知ることができます。
このように創られたのが
「幻想」なのです。
ですから神は、
喜んでこれを活用するようにと言います。
「だから、幻想を活用し、感謝しなさい。
あなたがたの人生(life:生命)は
魔術のトリックで、あなたがたは魔術師だ。」
(p.144)
幻想を見つけるたびに、
私たちは嬉しくなるはずです。
その幻想があることの素晴らしさに
感謝したくなるはずです。
そして、
それを創り出した自分という存在を、
どれほど愛しく感じるでしょうか。
私たちは、そういう存在なのです。
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