世界の光になりなさい
- 2019.04.03
- 新しき啓示
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「新しき啓示」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。
今回は第16章の3回目です。
「平和への五つのステップ」の
詳しい説明が続いています。
4つ目のステップで、
神や生命についての新しい理解を模索し、
検討する勇気をもち、
その理解が私たちの内なる真実と智恵に
ぴったりするなら、
それを取り入れることで
信念体系を拡大することです。
前回も、
絶対的な正義は存在しない
という話をしました。
「間違っている」には2つの意味があり、
その混同が大規模な紛争や戦争の
温床になっているという指摘がありました。
だからこそ、
第七の新しき啓示が大切になるのだと。
今回は、その続きになります。
神は、特定のやり方で礼拝することとか、
特定の服や特定の食べ物を望んだりはしない
と言います。
神には必要性がないからです。
そんなことは、
神にとってどうでもよいことなのですが、
しかし、人間のことを
どうでもよいと思っているわけではない
と言います。
「人間を愛しているからこそ、
最も大きな贈り物を与えたのだ。
自由意志という贈り物を。」
(p.217)
どうでもよいからではなく、
愛しているから自由にさせるのです。
それなのに私たちは、
自分たちで勝手に課題を創ったのですね。
神がそれを求めていると決めつけて。
倫理というのも、課題の1つです。
私たちはそれに従うことを優先し、
自分の喜びを抑えつけています。
しかし、
絶対的な倫理などは存在しないのです。
「だが、変わらない客観的な基準としての
倫理など、存在しない。」
(p.217)
進化とは変化であり、
変化しないものは存在しません。
そのことからしても、
絶対的な価値観は存在しないと言えるのです。
「もちろん、
だからこそ宗教に基礎をおく政府は、
変化をさまたげようとする。
変化を止めようとする。
しかし、変化は生命の本質だ。」
(p.218)
「しかし、生命は否定できないし、
そのプロセスをねじ曲げることもできない。
そこで、
社会が変化するのに倫理が変化しないと、
非常に困ったことが起こる。」
(p.218)
社会は自然と変化していきますが、
倫理がそれに対応しないと溝が生まれます。
しかし、社会の変化に即して、
新しい現実的な行動基準が生まれるのです。
抵抗する考え方が出てきます。
「だが新しい基準が生まれても、
調整を恐れるひとたちは
古い基準を守ろうとする。
そこでまた、
防衛という名で攻撃が正当化される。」
(p.218)
こうして争いが繰り返されるのですね。
現代は、
イデオロギーがぶつかり合っています。
その一方で、
科学技術は格段に進歩しました。
もしそこで
また防衛という名で戦争が起これば・・・。
世界の破滅を救うためには、
これまでにない勇気ある行動が必要になる
と神は言います。
「最大の聖なる信念を
捨てなければならないだろうな。」
(p.220)
私たちが信念を変えなければ、
衝突は防げないのです。
しかし、信念を変えることは、
そう簡単にできるものとも思えません。
それに対して、神はこう言います。
「それなら、そうすればいい。
「正しく」あるために死のうとするひとは、
おおぜいいる。
イデオロギーのために
おおぜいのひとたちが死んではじめて、
あなたがたは、間違っているのは
イデオロギーのほうではないか、
と気づくのだろうね。
そのときようやく、
あなたがたは生命/人生や経験をもとに、
何が「正しく」、
何が「間違っている」かについて、
それに「何が有効」で
「何が有効でない」かについての考えを
変えるだろう。」
(p.220)
耳の痛い話です。
けれども、多くの人がそうしています。
痛い目に遭わなければ気づこうとせず、
変わろうとしません。
実際、私もそうでした。
何度も何度もフラれて、
最後は婚約さえ破棄されて、
それでようやく目が覚めたのです。
では、そこまで行き着くまでに変わるには、
どうすればよいのでしょうか?
神はこう言います。
「世界は
新しい霊性(スピリチュアリティ)を
生み出さなければならない。
古いものに完全にとって代わるのではなく、
古いものを新たにする霊性だ。
古いものを縮めるのではなく、
拡大する霊性だ。」
(p.221)
新しい霊性が必要だと言います。
ただし、古いものを壊すのではなく、
拡大することですね。
「だから、橋をかけるのだよ。
橋になるのだ。
新しい霊性の信念を生きなさい。
新しい啓示の道を歩きなさい。
啓示について語るだけでなく、
その真実を生きて証明しなさい。
道を示しなさい。
光の担い手になりなさい。」
(p.222)
私たちが、新しい啓示を受け入れ、信じ、
その通りに生きてみせることです。
それを、1人から始めること、
まず自分が始めることです。
「あなたは世界の光だ。
それがわからないかな?
光になろうと選択すれば、誰もが光になる。」
(p.222)
そう決意すれば、そうなれるのです。
「同じように、
あなたの光を人びとの前に掲げて、
あなたの良き行いが見えるように、
それを支える信念が
たたえられるようにしなさい。」
(p.222 – 223)
自分の生きざまを公に示すことです。
隠さずに伝えることです。
そうすれば、
他の人たちを助けることになります。
「世界は自らを革新しなければならない。
だが、未来を描くときには、
過去を大切にしなさい。
古い信念を頭から否定したり、
否定するようひとに求めないことだ。
それより拡大し、変えるべきときは変えて、
ほかのひとにも同じことを促しなさい。」
(p.223)
新しい信念を押し付けたり、
古い信念を頭から否定するようなことは
解決のために役立ちません。
古い信念に理解を示しつつ、
拡大するように誘うのです。
「そして、
何をしているのですかと聞かれたら、
こう答えなさい。
わたしは
法や預言を廃絶するために来たのではない。
そうではなく、
それらを実現するために来たのだ、と。」
(p.223)
これは、かつてイエスが発した言葉です。
神は私たちに、
イエスのように生きよと励ますのです。
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