第七の新しき啓示

第七の新しき啓示

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「新しき啓示」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第16章の1回目です。

「平和への五つのステップ」の
詳しい説明が続いています。

4つ目のステップで、
神や生命についての新しい理解を模索し、
検討する勇気をもち、
その理解が私たちの内なる真実と智恵に
ぴったりするなら、
それを取り入れることで
信念体系を拡大することです。

前回は、
相手が攻撃するのは何かに傷ついたか、
傷つく恐れがあると感じて
防御しようとしているからだ
という話がありました。

相手の世界観に照らせば、
不適切なことはしていないのです。

そのことを理解することが、
相手を癒すことになるということでした。

章は変わりますが、その続きになります。

前に言った、
「本人の世界観に照らせば、
誰も不適切なことはしていない」
ということについて、
神はさらに詳しく説明します。

「自分のしていることが
「間違っている」とは誰も思っていない、
ということだ。」
(p.208)

そして、7つ目の新しき啓示を語ります。

「このあたりで、”第七の新しき啓示”を
取り上げておくほうがよさそうだね。
「正しい」とか
「間違っている」ということはない。
自分たちがどうありたいか、何をしたいか、
何を所有したいかに照らして、
有効なことと、
有効でないこととがあるだけだ。」
(p.208)

この7つ目の新しき啓示について、
神はさらに説明します。

「「正しい」とか
「間違っている」というのは、
あなたがたの想像が生み出したものだ。
あなたがたの判断であり、
判断するなかで創り出したレッテルだ。
判断のもとになる価値観で、
個人としてまた社会として、
何を望むかによって左右される。」
(p.209)

つまり、価値観が変われば
「正しい」も「間違っている」も
変わるということです。

絶対的な正義は存在しないのです。

そのことがわからないから、
自分の判断が絶対だと主張して、
正義を争うことになります。

たとえば、殺人ということでさえ、
時と場合には「正しい」とされます。

戦争をする時は、殺した人に勲章が贈られ、
讃えられますからね。

前にも言いましたが、
すべての戦争は防衛戦争です。

しかし、
相手からすれば侵略戦争にも見えます。

神も、そのことをこう言います。

「自分から攻撃した(する)と考えている
国も集団も地球上にはない、ということだ。
戦争に突入する者はすべて、
何かを守るためだと言う。」
(p.211)

「地球には「攻撃側」はなく
「防衛側」があるだけだ。
おかしな話だが、
すべての攻撃を防衛だと呼べばそうなる。」
(p.211)

これは、
価値観を都合よく変えさえすれば、
すべての攻撃が正当化される
ということでもあります。

「ほかに方法がない、しかたがない、
と言えば、欲しいものを手に入れるために
ひとを殺してもだいじょうぶ。
なにしろ、
自分を守らなければならないのだから。
攻撃する者はすべて、そう考えているよ。」
(p.211)

私たちが攻撃をする時、
必ずこういう正当化を行っています。

自分たちを守るためであれば、
あらゆる攻撃が正当化されるのです。

そのことを理解すれば、
奇跡が起こると神は言います。

「あなたに対する相手の攻撃にも
この論法をあてはめてみれば、
奇跡が起こるだろう。
しかし、「正しい」ことと
「間違っている」ことがある
と想像しているかぎり、
相手の攻撃にあてはめることはできないね。」
(p.211)

正義にこだわっている間は、
自分と同じことを相手もやっているのだ
ということを理解しようとしません。

理解しようとしないから、
奇跡が起こらないのです。

ニール氏は、
絶対的な正義が存在しないことが
まだ受け入れられず、他の例を挙げます。

自殺は、
どんな場合でも悪いことではないか、
と神に問うのです。

神は、生命の終わり方が
早いからそう考えるのだとして、
次のように説明します。

「だから、
あなたの社会の人間が銃で自殺すれば、
家族には保険金が支払われない。
だがタバコで死ねば、保険金が支払われる。
医師が自殺を幇助(ほうじょ)すれば
殺人だと言われるが、
タバコ会社なら商売ですむ。
あなたがたの場合は、
単に時間の問題らしいね。」
(p.212)

皮肉っぽく言っていますが、
的を射ていると思います。

タバコが健康に悪いということは
周知の事実です。

ただそれが、将来のいつ死に至るかまでは
明確ではありません。

けれども、
緩慢な自殺と呼べなくもないのです。

私たちは、速い自殺は罪だとし、
緩慢な自殺は許容しています。

自殺そのものを「間違っている」とは
していないのです。

そして神は、
その時間による区別もおかしい
と指摘します。

「それなりに筋の通った
「人道的」という言葉の定義からすれば、
死は短いほど良いはずだ。
ところが、
人道的な行為をしようとする者は罰せられ、
狂気じみたことをする者は報酬を受けとる。」
(p.213)

タバコが原因で癌になり、
長い時間苦しんだ末に死ぬことについて、
私たちはそれを罪とはしません。

けれども、苦しまないようにと
速く死なせる行為は、
罪として糾弾しています。

たしかに、
いったいどっちが人道的なのでしょうね?

このように、
私たちは自分に都合よく価値観を変え、
「正しい」と「間違っている」を
勝手に選んでいるだけなのです。

その価値観は、時によって、場所によって、
あるいは人によっても違います。

同じ人の中でも、
時によって変わります。

ですから、絶対的な正義というものは
存在しないのです。

まずはそのことに気づくことが、
何よりも重要なのです。

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