優れた者が存在するという誤解

優れた者が存在するという誤解

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「新しき啓示」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第18章の1回目です。

「生命/人生についての五つの誤解」
の解説が続いています。

前回はその2つ目で、
幸せに必要なものが充分にないという誤解を
説明しました。

章は変わりますが、今回は、その続きです。

私たちが平和で仲よく幸せに暮らすために、
どうすればいいかを、
神は次のように語ります。

「間違った信念と
そのまわりに築いてきた構造を捨てれば、
できるだろうね。」
(p.238)

やはり、信念が重要なのですね。

「あなたがたは、わたしが
あなたがたから離れたと想像している。
自分たちが互いにばらばらだと想像している。
どちらの想像も真実ではない。
どちらも、あなたがたの役には立たない。」
(p.238)

私たちがそう想像している限り、
私たちは自分を変えられないのですね。

したがって、
生命/人生についての五つの誤解の
最初の3つだけで
「危険と暴力と殺人と戦争を
引き起こすには充分」だと神は言うのです。

そこで、
3つ目の誤解がどうして生じたのかを
神は語ります。

「生命/人生に必要なものが
「充分ではない」と思いこんだとたんに、
自分や仲間が
充分なものを手に入れるためには、
どんなことでもしなければならない、
と考えたのだよ。」
(p.239)

最初は、奪うことでした。

力が強い者が勝つというルールです。

しかしそれは後に、
不公平だと考えるようになりました。

そこで、公正な競争をするのがよい
ということになったのだと。

しかしこの競争は、
初めから勝者が決まったものだった
と神は指摘します。

「それぞれの文化、
それぞれの集団にはリストがあって、
充分ではないものを奪いあう人生の競争で、
誰が「勝者」になるはずか、
あらかじめ決まっているのだよ。」
(p.240)

これが白人だとかクリスチャンだとか、
あるいはムスリムだとか男性だとか
という要因です。

しかし、たとえば「女性」など、
弱い者が勝者になる
というリストはありません。

「あらかじめ
勝者が決まっている競争をするには、
力ずくで敗者を黙らせるところまで
後退しなければならないからね。
だから、暴力あるいは原始的な腕力が、
結局は決め手なのだ。」
(p.240)

つまり、公正な競争とは見せかけで、
実質的には力による奪い合いなのです。

「だから事実上、どの文化でも、
「金持ち」で「男性」というのが
リストのトップにくる。」
(p.240)

原始的には、棍棒によって
男性は力を見せつけました。

しかし今は、それが金に変わりました。

「いまでは金や影響力、権力だね。
男性はそれを支配して、
手放さないように気をつけている。
それで、男性はいまでも
力ずくで意志を押し通す。」
(p.240)

力ずくで意志を押し通すことが、
男性にとっての正義になっています。

だから神も男性だと想像するのですね。

こうした想像から、
男性は優れたものであり、
女性は劣ったものである
という考え方が生じます。

それがまた神話になります。

これが4つ目の誤解です。

「宗教が正当化の根拠に使っているのは
生命/人生についての第四の誤解、
つまり人間のなかには他より
すぐれている者がいる、という誤解だよ。
この誤解をもとに、あなたがたの社会は
組織的宗教の言うがままに、
あらゆる差別を実行する。」
(p.246)

私たちの心には、
この差別する考えが深く根付いています。

その根本が、
この「すぐれている者がいる」という
誤解なのです。

「新しい霊性の大きな部分が、
真の男女平等を生み出すことに関係している。
やっと人類の半分が権利を剥奪されなくなり、
あからさまな虐待を受けなくなるのだ。」
(p.247)

新しい霊性によって、新しい信念によって、
真の平等が生まれると神は言います。

現在は、フェミニズム運動などによって、
女性の立場は昔よりも強くなった
とも考えられます。

行き過ぎた男女平等の弊害を
訴える人もいて、
性差による役割分担があるのではないか
と主張する人もいます。

痴漢と疑われただけで、
酷い目に遭う男性も出てきました。

いったいどう考えるのが正しいのか?

どこに落とし所があるのか?

そういう混乱もあるようです。

そういう状態に対して、
神は次のように言います。

「たしかに社会はゆらいでいるが、
それは新しい人間社会を創るために
必要なゆらぎだよ。」
(p.248)

揺らぎながら社会も進化していくのです。

ニール氏は、神が言った言葉を、
新しい人類の地球憲章の前文になりそうだ
と言って、次のように言い直します。

「ひとの人種、ジェンダー、国籍、
宗教的教義、性的な嗜好、
そのほか、ひとの個性のどんな側面も、
ほかの人びとの権利や安全を
侵害しないかぎりは、
そのひとが最高レベルの人間的な体験に、
自分で選んだやり方で、
充分にかつ平等に参加する資格を
奪う理由にはならない」
(p.248 – 249)

最近話題になりましたが、
日本のある政治家は、
LGBTは生産性がないからという理由で
結婚という体験を規制すべきだ
という意味の主張をしましたね。

誰の権利も安全も侵害しないのに、
ジェンダーや性的な嗜好を理由に
その人が自分の体験を選ぶ自由を禁止する。

そういうことは、
新しい人類の地球憲章の前文に背く
ということになりそうです。

私たちが、
生命/人生についての第四の誤解を
ひっくり返すことによって、
現実は大きく変化します。

いつまでも古い信念に
しがみついている時代ではないのです。

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