「倫理」とは「機能性」のこと

「倫理」とは「機能性」のこと

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「新しき啓示」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第21章の2回目です。

前回は、
生命/人生の基本的な原理の
「機能性」についての話でした。

それに対応する
精神的仕組みの「倫理」について、
説明していましたね。

倫理は神の法を元にしているのだと。

今回はその続きです。

神は、倫理の元になった神の法について、
具体的に見ていこうと言います。

そして、様々な聖典の字句を拾い上げ、
そのバカらしさを示します。

たとえば、髪を切ってはいけないとか、
聖職者は奴隷を買ってもいいとか。

そして、こう言うのです。

「これらは、現代の人間の基準からすれば
意味をなさない聖典の
いくつかの例にすぎない
と思うかもしれないが、
実際にはまっとうな者なら意味をなさない
と考える神のルールは、
ほかにいくらでもあって、聖典のほとんどが、
そういうルールでできている
と言ってもいいくらいなのだ。」
(p.292)

つまり、
私たちは意味をなさない神の法を根拠に、
倫理を定めてきたということです。

しかし神は、
もっと重要なことがあると言います。

「あなたがたは、
倫理の権威を聖なる法においたが、
その時々の感じ方、文化、状況に応じて、
その法を臨機応変にあてはめてきたのだ。」
(p.293)

先ほどの聖典の字句を
現代の私たちはバカげていると感じます。

当然、それを守ろうとは思いません。

つまり、私たちは聖典の字句を
その通りに守ろうとしているのではなく、
都合のよいものは守ろうとし、
都合が悪いと思うものは守っていない。

そういう事実があることを、
神は示しています。

「あなたがたの倫理には、
何が役に立って何が役に立たないか、
という以外の基準はまったくない、
ということだ。」
(p.293)

神は、これが真実だと言います。

一見、神の法という権威を示しながら、
実体はそれを定める人にとって
役に立つかどうかで決めている
ということですね。

「あなたがたは、
全体としては意味をなさない
霊的(スピリチュアル)な法にもとづいて
倫理を創り上げていることになる。
ひとつの聖典のなかにも矛盾があるし、
聖典どうしも矛盾している。」
(p.293)

そもそも聖典が矛盾しているのです。

聖典同士でも矛盾があります。

私たちは、聖典を根拠にしているようで、
実は単に
権威付けとして利用しているだけなのです。

そこで神は、こう指摘します。

「あなたがたは絶対主義者でいたいのだ。
絶対的な「正義」と「不正」があると信じて、
主張していたいのだ。」
(p.294)

私たちは、絶対的な正義があると信じ、
それを守ろうとしています。

そこで聖典を頼るのですが、
無謬(むびゅう)な聖典はありません。

「だが最終的には、
あなたが決めなければならない。
法に頼ることも、
神に頼ることもできないのだからね。」
(p.294)

だから最終的には、
自分で決めなくてはならなくなるのです。

実際、私たちはそうしてきました。

たとえば、
ゲイは悪だと聖典で指摘されていますが、
私たちは聖典に従うことをやめ、
人道にしたがうようになりました。

私たちの細胞レベルでの霊性が、
聖典にしたがうのはおかしい
と声を上げているからです。

こういう経緯を考えてみると、
1つの結論が導かれることがわかります。

それを神は、次のように言います。

「したがって、あなたがたは行動で
「倫理」イコール「機能性」だということを
証明してきたのだよ。」
(p.294)

生命/人生の原理である「機能性」を、
私たちは気づいていたのです。

無意識に不都合を取り除こうとして、
実は「機能性」が重要なのだと
示しているのです。

「あなたがたはすでに、
地球上で「正しい」とは機能することだ、
こうありたいと思う存在、行動、所有に
役立つことだと決めている。
ただ、認めようとしないだけなのだ。」
(p.295)

そうなのかもしれませんね。

そう認めてしまうと聖典の権威がなくなり、
自分たちが宙ぶらりんになると恐れて
抵抗したくなるのです。

宗教の原理主義が台頭するのも、
その抵抗の一環と言えるでしょう。

神はここで、
さらに難しい問題もあると言います。

「さらにことをややこしくしているのは、
人間集団として、どんなふうにありたいか、
行動したいか、所有したいかについて、
合意に達することができないでいることだ。」
(p.295)

この合意できないということが、
平和と調和を妨げている第二の大きな障害だ
と神は言います。

この章はここで終わりますが、
この話はまだ続きます。

●今日のメルマガは、いかがでしたか?
 面白かった、役立ったという方は、
 以下のURLをクリックしてくださいね。

⇒ http://clap.mag2.com/chisouclen?KT190415a

またこちらには、
短い感想を書くこともできます。

励みになりますので、
よろしければコメントをください。

長くなる場合は、このメールに返信か、
メルマガの最後にあるアドレスまで
メールでお願いします。

また、よろしければこのメルマガを、
お友達にご紹介くださいね。

どうぞ、よろしくお願いします。

◆メルマガの目次

このメルマガの過去ログの目次を作りました。

対象となるメルマガを、
目次から選べるようになっています。

こちらのカテゴリから対象となる本を選んで、
ご利用ください。

http://4awasejsn.seesaa.net/category/27051269-1.html

========================================

 こちらのメルマガもあわせてどうぞ!

 ●「幸せ実践塾」通信
 http://www.mag2.com/m/0001680038.html

========================================

◆本の内容が性に関するテーマの時は、
タイトルに「(18禁)」とつけます。

そういうテーマを避けて読みたい場合、
参考にしてください。

◆◇◇——————————————-

幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


◇ブログ:
「傷ついた心を癒して幸せになる!
~「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
http://4awasejsn.seesaa.net/

◇メールアドレス
a.akaki●kekkon-4awase.com
(上記●を@半角に置き換えてください。)

——————————————-◇◇◆

العربية简体中文EnglishFrançaisDeutschItaliano日本語PortuguêsРусскийEspañolไทย