懲罰ではなく調整を行う

懲罰ではなく調整を行う

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「新しき啓示」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第22章の3回目です。

前回は、
「生命/人生の基本原理」の
「機能性」「適応性」「持続性」
を説明がありました。

これらは互いに関連し合っており、
この3つの原理によって
永遠の生命が実現されているのだと。

そして、私たちが重視する「正義」は、
「適応性」の表現だと神は言いました。

今回は、その続きになります。

前回の最後に、神はこう言っていました。

「あなたがたの社会は
「正義のシステム」と呼ぶものを利用して、
対立する主張や利益分配、懲罰などについて
偏りのない調整をすることで、
適応性の原理を表現しようとしている。」
(p.305)

しかし、この「正義のシステム」には、
たくさんの欠陥があると指摘します。

力のある者からの影響を受けやすく、
弱者を虐げるものになりがちです。

それでも私たちは、
不正を見逃すことができない
という考え方をします。

そこで神は、
どうして正しいかどうかではなく、
うまくいくかどうかで考えないのだろうか
と疑問を呈します。

「「間違いを正そう」とすると、
そのプロセスのひとつとして懲罰が必要だと、
あなたがたは想像する。
それは「間違い」を、機能不全ではなく
倫理的な失敗だと思うからだ。
ところが、懲罰を求めるのではなくて、
ただうまくいかないことを
うまくいくようにしようと考えるならば、
修正すればいい。
コースを変えるのだ。
新しい方法を見つけるのだよ。
考え方や言葉や行動を取り替える。
つまり、調整する。
それが「整える」ということだ。」
(p.306)

私たちは、倫理的な観点から
正義を追求しています。

だから懲罰が必要だと思うのです。

しかし、単に機能不全なのだと見れば、
懲罰は要らなくなります。

ただ修正すればいいだけだからです。

「これで「正義」とは、じつは
「整える」ことだというのがわかるだろう。
それは生命が機能しつづけるために
自らを適応させるシステムだ。」
(p.306)

「適応性」の原理を表現しようとして、
私たちは「正義」を考え出しました。

しかし、それは
あまり良いものではなかったようです。

高度に進化した社会では、
このことがよく理解されている
と神は言います。

なので、「正義」による懲罰ではなく
「調整」を行うのです。

「行動の調整が行われ、
結果はそのプロセスの一環だが--
ある行動は調整したほうがいいとわかるのは、
結果を通じてだから--
そこには懲罰はない。」
(p.306)

では、私たちはどうやって、
「正義」から「適応性」へと
変わっていけばよいのでしょう?

神は、次のように説明します。

「真実を見なさい。真実を認めなさい。
ひとりよがりになっていてはいけない。
あなたがたの行動は進化し、
適応していること、
その途上でももちろん「ルールを変えている」
ことに気づきなさい。」
(p.307)

つまり、自分たちがどうしているかを
しっかりと見て、認めることが重要なのです。

すでに「ルールを変えている」ということに
気づくことが第一歩なのですね。

「あなたがたが選ぶのが、
平和に仲よく暮らすことなら、
いま世界に必要なのは新しいルールだ。」
(p.307)

最優先なのは、
これまでのルールを守ることなのか、
それとも「平和に仲よく暮らす」ことか、
それを考えてみることです。

そして後者であるなら、
前提となるルールを変えよと言うのです。

ここまでが「適応性」の説明でした。

続いて神は、
「生命/人生の原理」の3つ目の
「持続性」と「所有」の関係について、
次のように説明します。

「あなたがたは
持続させたいと願うものすべてに、
所有権を主張する。
持続性という生命の原理を表現しようとして、
自らの身体に、それからパートナーの身体に、
そして子供の身体に所有権を主張する。」
(p.308)

たしかに、
「わたしの子供」というように、
所有格を使って表現します。

土地や物などの資産もそうです。

さらには、この地球さえも
「自分のもの」だと言う
と神は指摘します。

「あなたがたはこの天体を、天の要素を、
生命自体に所属するのではなくて、
個人に属するものだと決めた。
場合によっては個人の代表、
つまり政府に属するものだとした。」
(p.308)

これはつまり「国」のことを言っています。

国に対する所有権は、
土地だけでなく、地下、海洋、
空中にまで及びます。

そしてその所有権を争うことになるのです。

「あなたがたは
この「所有権」を深刻に受け止めるから、
これをめぐって戦争が起こり、
殺しあいが起こる。」
(p.308)

戦争とはまさに、
「所有権」争いとも言えますね。

しかし、この「所有」は事実ではない
と神は指摘します。

「ところが実際には、太陽系の星の一部を
「所有」することなどできない。」
(p.308)

「あなたがたはみな、
ただの世話係にすぎない。」
(p.309)

「どれもあなたがたの所有物ではなく、
世話をまかされただけだ。
保護するために、一時的に
あなたがたのものになっているにすぎない。」
(p.309)

所有者ではなく、世話係なのです。

よく、
「子は天からの授かりもの」と言います。

子どもは親の所有物ではなく、
世話を任されただけなのです。

それと同じことが、
すべての所有物について言えるのです。

「生命そのものによって
それを持続させること、
持続性という生命の原理を表現することを
求められているのであって、
「自分のもの」だ、
ほかの誰でもなく自分に所属するのだ、
と宣言するためではない。」
(p.309)

本来は、「持続性」という原理を
表現することが大切なのです。

神は、この「所有」という考え方では、
機能しなくなると言います。

「所有というのは、
一時のフィクションにすぎない。
精神がつくりあげたもので、
ほかの精神的な仕組みのすべてと同じく
一時的なものであり、
究極の現実とは何のかかわりもない。」
(p.309)

事実、私たちは死ぬ時に
あの世へは何も持って行けません。

所有していたと思うものをすべて
置いて逝くしかないのです。

「持続性」の話は、この後も続きます。

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