ブレスワークと意識の拡大
- 2019.06.12
- 明日の神
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「明日の神」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。
今回は第4章の4回目です。
前回は、意識を拡大させる方法として、
いくつかの瞑想法などが紹介されました。
今回はその続きになります。
「つぎにあなたが
内なる世界で体験したこの自分のヴィジョン、
感じを外の世界にもっていって、
すべてのひと、すべてのものに重ねなさい。
まもなくあなたはすべてのひと、
すべてのものと恋に落ちるだろう。」
(p.72)
これが一体感という体験ですね。
「あなたは知っているすべてに、
そしてあなたという存在のすべてに
アクセスできるようになる。
行動の選択肢がひろがるということだ。
選択肢が増加する。
以前は考えもしなかったことを考え、
以前は決して言わなかったことを言い、
以前は決してしなかったことをする自分に
気づくだろう。
あなたは「この世界にいて、
だがこの世界のものではない」体験をする。」
(p.72)
この相対的な世界の中にいながら、
個である自分ではない見方ができる。
人々が
「こうするのが当たり前でしょ」と言っても、
それにとらわれなくなる。
こういう自分の変化が、
世界の変化を加速させるのです。
「新しい霊性(スピリチュアリティ)とは、
それを意識して行うことだ。
意識を拡大しようという呼びかけだ。
意識的な創造への招待だ。
進化のプロセスのつぎのステップだよ。」
(p.73)
私たちが自分自身を変革すれば、
それが地球の革命につながると言います。
暴力的ではない進化の革命なのです。
神は、こう言います。
「革命(revolution)」とは
「回転する(revolving)」ことだ。
それは完全な円環になる。」
(p.73)
「一体から分離へ、そしてふたたび一体へ。
全的な意識から無意識へ、
そしてまた全的な意識へ。
この運動、このプロセスは終わりのない
生命の円環(cycle)の一部だ。」
(p.73)
私たちはこのことを本能的に知っていて、
哲学や宗教、文化的なものの中に
表現していると神は言います。
そしてこの円環(革命)は、
人間の参加がなくても起こるが、
人間がなければ何の意味もないと言います。
体験がない単なる出来事は、
意味がないのです。
だから神は人間を創造した。
神は、このことが理解できれば、
すべてを理解できると言います。
ニール氏は、
この神の説明がよく理解できない
と言います。
そこで神は、次のように語ります。
「「明日の神」は「昨日の神」の現実とは
ほとんど関係がない。
だが、ここには
あなたが理解できないことは何もないし、
のみこめないこともありはしない。
あなたはただ、心を開けばいい。」
(p.74)
ただ心を開くだけでよく、
本質的に理解できないことなどはない
と言うのですね。
そしてその心を開く方法について、
身体を使ってできることだとして
次のように説明します。
「あなたを包む生命を呼吸すればいい。
深く、生命の自然のリズムで、
長い時間をかけて呼吸する。
そのときは静かに座るか、
横になっているといいね。」
(p.75)
「息を吸うときには、
生命のエネルギーをとりこんでいることを
感じなさい。
深く息を吸いこみながら、
その生命のエネルギーが
頭のてっぺんにある入り口から入ってくる
と想像する。
心のなかの目で、エネルギーが
身体のなかを通っていくのを眺める。
息を吐くときには、
足からエネルギーを放出する。
これを何度もくり返してごらん。」
(p.75 – 76)
ブレスワークの方法を、
神はこのように説明します。
さらに詳細に書かれていますので、
気になる方は本をお読みくださいね。
「この「ブレスワーク」を毎日、
実践するといい。
すると、瞑想しながら深呼吸するという
こんなシンプルなことが、
意識を拡大してくれるだけでなく、
肉体的な健康にもとてもいいことが
わかるだろう。」
(p.76)
呼吸に集中するということは、
生命エネルギーの流れを意識することです。
そうすることが、意識の拡大とともに、
身体の健康にも寄与します。
呼吸というのは、無意識に行っていますが、
意識的にも行える唯一の身体的機能です。
その呼吸によって生命を維持しています。
「小さい自分がしたいこと
すべきことがどうこうという前に、
生命そのものである大きな自分、
あなたを通じてあなたとして表現されている
生命のためにこの大きな仕事をする。
こうして、
無限の循環を通じて生命が生命に仕えている。
あなたはその循環の一部だ。
何よりもまずその循環を遂行することは、
生命に「先に仕える」ことであり、
もちろんそれが生命を維持することだ。」
(p.77)
呼吸は自分の生命を支えていますが、
同時に、地球の植物のために
二酸化炭素を提供するという役割もあります。
私たちの呼吸は、
地球の植物の生命維持に寄与しているのです。
また、
食物連鎖と呼ばれるものもそうです。
あらゆる生命は、他の生命の維持のために
貢献しています。
私たちは、
そういう個々の生命の一部であり、
かつ、その全体の生命なのです。
その全体の生命であるという意識へと、
今、その意識を拡大する時なのです。
なぜなら、そうしなければ、
今の形のままでの生命の維持が
難しくなっているからです。
「あなたがたは地球上で
生命が表現されるかたちを変えた。
生命はもはや最初に創造されたかたちでは
なくなっている。
だが、
まだそのかたちを維持することはできるし、
それどころか改善することもできる。
前もって送られたかたちの生命を
維持する努力が、あなたがたにできればね。
そのためには、
あなたがたは「真の自分」を知って、
それに先に仕えなければならない。
それが新しい霊性(スピリチュアリティ)が
教えていることだ。
それが新しい霊性の内容だよ。」
(p.80)
私たちが自分の意識を拡大し、
新しい霊性に生きることによって
世界を救うことができます。
それが、私たちにとっての
偉大なチャレンジなのです。
「あなたがたには、
生命そのものに仕えることによって
あなたがたが創造した生命/人生と世界を
維持するチャンスが開かれている。」
(p.80 – 81)
今の私たちには、
世界を救うチャンスがあるのですね。
ではそのためにどうすればいいのか?
神はそれを、次のようにまとめます。
「何をするにしても、生命に仕えることを
目的にしなければいけない。
ということは、最初に--
いや、最初よりもっと前に--
生命そのものについて、
いかにして生命を維持するかについて
考えなければいけない。
この最初の考え以前の考え、
これをあなたがたは「本能」と呼ぶ。」
(p.81)
神は、本能は細胞に組み込まれている
と言います。
しかし、
本能について勘違いしているのだと。
本能と言うと、
自分でコントロールできないもの
と思いがちですが、
そうではないと言うのですね。
「多くの人びとは、「本能的な反応」は
自分でコントロールできないと考えている。
だが、高度な意識をもつ存在にとっては、
「本能的な反応」は
「自動的な反応」ではない。
そうではなくて、自分の最善の本能に
役立つと思う反応のことだ。
その反応は創り出せるし、
コントロールできる。」
(p.81)
つまり、
自分の最善の本能に気づくことが
反応を創り出すことにつながるのです。
「新しい霊性
(スピリチュアリティ)によって、
あなたがたは
生命自身から生命への贈り物である
「最善の本能」に新たに目覚め、
充分に理解するようになるだろう。」
(p.81)
「明日の神」は、
私たちに新たな目覚めという贈り物を
与えてくれるのです。
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