「明日の神」の「創造教育」

「明日の神」の「創造教育」

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「明日の神」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第21章の2回目です。

「明日の神」を受け入れた後の
政治と経済について、
神とニール氏が語り合ってきました。

そして前回からは、
子どもの教育についての話です。

今回はその続きになります。

「新しい霊性」の仕事として、
都合のよい子どもを育てるための教育を
変えていく必要があると神は言います。

「その第一歩は、
教育から決定的に罰をなくすことだろう。」
(p.337)

その変革は、罰の廃止から始まるのですね。

前回、アドラー心理学のことを
少し紹介しました。

罰もまた強制であり、飼い慣らすことであり、
本当の教育ではないのです。

しかし、
相変わらず体罰が必要なときもある、
と主張する人がけっこういます。

教育の専門家にも、
ある体罰は「正しい」と言っています。

しかし神は、
体罰が必要なことはないと言って、
次のように説明します。

「「正しい」とか「間違っている」
ということはない。
ただ何をしようとしているかに照らして、
「うまくいくこと」と
「うまくいかないこと」があるだけだ。
子供の行動を変えたいと思うなら、
批判したり罰を与えてもうまくいかない。」
(p.338)

まず、私たちがすぐに
「正しい」かどうかという視点で見ることを
神は指摘します。

正誤、正邪は、
ある価値観に基づいた基準を前提に
決めているだけです。

そしてその価値観は、人それぞれですから。

しかし、私たちの目的を基準にすれば、
そこには正邪ではなく、
「上手くいく」かどうかしかなくなります。

ですから、「正しい」から体罰をする
という考え方ではなく、
体罰は「上手くいく」かどうかを
考えてみるべきなのです。

その上で神は、
上手くいかないと言います。

「あなたがたは子供に
ある行動をやめさせたいだけでなく、
行動を変えさせたいのだろう。
この二つは違うよ。」
(p.339)

「なぜなら罰は行動をやめさせても、
変えさせはしないからだ。」
(p.339)

たとえば、
友だちとケンカをしている子どもを叱って、
罰を与えたとしましょう。

叱られた子どもは、
しばらくはケンカをするのをやめるでしょう。

しかし、
仲良くなることにはつながりません。

原因が解消されていないからです。

罰ではない別の方法を探さなければ、
私たちの目的は達成できないということです。

私たちは、自分で考えるのではなく、
これまで教わったことを受け入れて、
それが真実だと思い込んでいます。

教育の方法もそうです。

しかし、その方法で子どもたちを教育し、
本当に上手くいっているでしょうか?

神は、今の教育は特定の価値観や知識を
教えているだけだと指摘します。

自分たちのミニチュアを
作ろうとしているだけなのだと。

「前にも言ったように、
いまは私立でも公立でも
世界中の学校のほとんどでは、
学習の中心は記憶、覚えさせることだ。
なぜかといえば、
ほとんどの学校では子供たちに
親の暮らしをそっくりくり返すことを
教えようとしているからだ。」
(p.342)

大人の価値観を「正しい」とし、
それをそのまま押し付けています。

それを受け入れる子は良い子で、
反発する子は悪い子です。

親と同じ知識をベースに、
同じ価値観を持って同じように考える。

そういう子どもに飼いならしているのです。

しかし、それは本来の教育でしょうか?

子どもを1人の人間として
尊重していると言えるでしょうか?

愛していることになるのでしょうか?

神は、「明日の神」は違うと言います。

「「明日の神」を受け入れる人たちは、
人類が
神と生命/人生についての間違った信念を
放棄する手助けをしたがる。
だから未来の学校では子供たちに
くり返しではなく創造を教えるだろう。」
(p.342)

親と同じような人間になれと教えたり、
そう強制したりはしないのです。

「「新しい霊性(スピリチュアリティ)」の
時代には、
教育の中心は創造に置かれるだろう。
それは創造教育と呼ばれるだろう。
それが昨日の学校と明日の学校の
最大の違いになるだろう。」
(p.342)

そして創造教育のことを説明します。

「子供たちに、
ほんとうのきみたちとは何か、
を教えるだろうね。
子供たちが内なる創造者に向かって
自分を開くように教えるだろう。
自分自身を体験の源と考えて信頼すること、
自分自身を自分の暮らしの主体と考えて
信頼することを教えるだろう。」
(p.343)

自分を信頼するとは、
自身を持つことであり、
自分を大切にすることであり、
自分を愛することなのです。

「創造教育とは
すべてを一体として体験すること、
自分自身を創造者と見ることなのだよ。」
(p.343)

ここでも一番重要なのは、
神との一体化を教えることなのですね。

そこで神は、創造教育のための
「新しい霊性」のメッセージを示します。

9つのメッセージですが、
ここでは主なものを5つ選んで引用します。

「1.あなたは--
神を含めて--宇宙のすべてのひと、
すべてのものと一体だ。
すべては
ひとつの生きたシステムの一部である。
2.あなたは神と一体だから、
自分の人生で自分が望む体験を
創り出す力をもっている。
3.ではどうやって創造するか?
--何を考え、何を話し、
どんな行動するかを通じて創造する。」
(p.344)

「7.どんなことがあっても、
ほかのひとや場所や
ものごとを傷つけないように、
そしてひとを助け、
愛するように努力しなさい。
とくに相手が過ちを犯したり
悪いことをしたときに、
助け、愛する努力をすること。
それができれば、あなたは
知っている誰とでも友だちになれるし、
友だちが必要なときに
ひとりも友だちがいないということは
ありえない。
8.全員に行きわたるだけ充分にある。
幸せになるために必要なものは
ほんの少しだし、
自分の幸せを生み出す
いちばん手っとり早い方法は、
誰かを幸せにすることだ。」
(p.344 – 345)

子どもに与えるメッセージということで、
平易なものになっています。

内容は、
これまで何度も語られてきたことです。

神は、これら9つのメッセージが、
創造教育の1年生のカリキュラムの
中心になるだろうと言います。

創造教育の内容についての話は、
さらに次回に続きます。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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