所有するのではなく管理する

所有するのではなく管理する

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話 完結編」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第19章の1回目です。

以前、高度に進化した存在のHEBと
私たち人類との違いを
16項目に渡って神は述べました。

前回はその5~7つ目の項目を示し、
5つ目と6つ目の項目について、
その詳細を説明します。

今回は7つ目の「所有」についてです。

「目覚めた種の文明では、
「所有」という考え方は
「管理」という概念に代わられている。」
(p.142)

まず、「所有」という概念がなく、
「管理」という概念があるだけだ
と神は言います。

その意味を、さらに詳しく説明します。

「そこの住人たちは、
誰が何の管理をすべきか、
誰が誰のパートナーか、
誰が子どもたちを育てるか、
そして、
物質世界の機能を誰が遂行するかについて、
相互に合意している。
誰も、誰かべつの者が管理し、
あるいはパートナーとして
世話しているものを「取り」はしない。」
(p.142)

誰が何を管理するかは、
相互に合意しています。

所有という概念がないのですから、
まず、「取る」ということがありません。

これは、管理権を奪うということもない
ということです。

「彼らはただ、
相手や対象のアイテムを愛し、
いつくしんでいるだけだ。」
(p.143)

自分のものというような、
所有的な考え方はしないのです。

自分の身体も、他人も、
土地や空間、そこに含まれる鉱物も、
自分の所有物とは考えません。

では、所有がないとしたら、
どうやって利益や生活の糧を得るのでしょう?

神は、「利益」という言葉の定義が、
HEBと私たちでは違っていると言います。

「彼らは、
誰かを犠牲にして得をすることを
「利益」とは考えない。」
(p.144)

自分が得をすることで相手が損をすることを、
HEBは喜ばないのです。

「彼らの文明では、
みんなが得をしなければ、
誰も得をしないのだよ。」
(p.144)

これも、私たちは一体であることが
腑に落ちているからですね。

この7つ目の「所有」を考える上で、
8つ目の項目が関わってきます。

「目覚めた種はつねにあらゆるものを
あらゆる者だちと分かち合う。」
(p.144)

私たちは、限られた中でしか、
この分かち合うということをしません。

「所有」という概念があるので、
自分のものは自分のもの、
他人のものは他人のものというように
分けて考えがちなのです。

しかし神は、
分かち合いはいつでも実行できると言います。

たとえば
大雨の中で自分だけが傘を持っていれば、
パートナーや子どもたちと
分かち合うでしょう。

「ここでは軽い例を出したが、
あなたが分かち合わないために
家族や愛するひとが苦しんで、
自分だけが利益を得たり得をするなら、
利益や得は拒否する、という考え方が、
これで完璧に理解できるのではないかな。
あなたがたと高度に進化した存在の
唯一の違いは、
HEBはあらゆる者を家族であり愛する相手と
考えていることなのだよ。
 地球上のとても多くの問題の解決策は、
これで明らかだね。」
(p.145)

たしかに、
私たちでも愛する家族が相手なら、
言われなくても分かち合います。

愛する相手ではないと考えているから、
分かち合えないでいるのです。

つまり、多くの問題の解決策は、
すでによくわかっていることなのです。

けれども、
愛する家族が相手だとできるのに、
他の人だとできない。

その理由を神は、次のように説明します。

「地球上でそれが行われていない理由は、
すべてのひとにゆきわたるほど
充分にあると思っていないからだ。
だからあなたがたは
自分の分を確保しなければならない。
充分にして完全な分かち合いを
阻んでいるのは、欠乏という考え方だよ。」
(p.145)

ここでも「不足」という考え方が
関係してきます。

足りないと思っているから、
私たちはしがみついてしまうのです。

神は、
その考え方の変更が重要なポイントだとして、
次のように言います。

「実際、
あなたがたが身体という特定のかたちで
生きながらえるのに必要なものは、
自分が考えているよりずっと少ないし、
魂として生き延びるのには
何も必要ないことを知って--
あなたがたはつねに生きながらえるのだし、
そうでないことはあり得ないのだから--
その知識をもとに価値観を変えたら、
自分でもびっくりするだろうね。
問題はあなたがたの存在が
どんなかたちを取るか、だけなのだ。」
(p.146)

つまり、魂という形なのか、
それとも身体という形なのか、
ということです。

いずれにせよ、私たちは生き延びます。

私たちの本質は魂ですから。

そして、
身体という形で生き延びるのでさえ、
必要なものは驚くほど少ない
と神は言うのです。

「たったいま、
あなたがたの星にとって利益になるのは、
「充分であること」と「分かち合い」の
信念をもとに、
人間として取ることのできる新しいかたちを
もっと大勢のひとたちが示し、手本となって、
人類を目覚めさせる助けをすることだ。」
(p.146)

魂として生き延びればそれでいい
と選択すれば、
私たちから不安(恐れ)は消えます。

「不足」とか「欠乏」に悩みません。

それより、全体の利益を優先し、
積極的に分かち合う生き方をするでしょう。

今、私たちに求められているのは、
その手本を示すことです。

それによって、
より多くの人が目覚めるのを助けることです。

「ただし、手本になることは
自分が選ばなければならない。
なぜなら、誰も任命したり、
選別したりできないのだから。
 だからこそ、三つめの招待なのだよ。」
(p.146)

手本となる生き方をするかどうかは、
自分で決めるしかないのですね。

少なくとも私は、
そう生きようと思っています。

さて、
ではすべての人が得をすることが
「利益」だとして、
どうやって私たちは
生活の糧を得られるのでしょう?

神は次のように答えます。

「生きるという経験は、
「努力して獲得しなければならない」こと
ではない。
生命はあなたがたすべてに与えられた
贈り物だ。
日々、存在に値する自分であることを
証明しなければならない、
というようなものではない。」
(p.147)

生活の糧を得るために、
努力しなければならない
という考え方がおかしいのです。

分かち合うなら簡単なことだ
と神は言います。

「実際には、
進んで先頭に立とうと決めれば
とても簡単なことだし、
そこに大勢のひとたちが気づけば、
社会全体が変化するだろう。」
(p.147)

なかなかそうは思えないのですが、
神はこう言います。

1人が動き出せば数人が動き始め、
数人が動き始めれば全体が動くのです。

「前にも、
人類を目覚めさせる助けになることを
自分で選択するとは、自分がリーダーである
と宣言することではなく、
人間としてのべつのあり方へと
内なる深い知に導かれることだ、と言ったね。
 いつも忘れないでいなさい。
「リーダー」とは「わたしについてきなさい」
と言う者ではない。
リーダーとは
「わたしが真っ先に行こう」と言うひとだ。」
(p.147)

カリスマ的なリーダを目指す必要はなく、
それは真のリーダーではないのです。

誰が付いてこようとくまいと関係なく、
誰かから注目されようとされまいと関係なく、
ただ自ら進んで行くと決める。

なぜなら、そうするのが自分らしいから。

それが、真のリーダーなのです。

●今日のメルマガは、いかがでしたか?
励みになりますので、
よろしければご感想をください。

このメールに返信か、
メルマガの最後にあるアドレスまで
メールでお願いします。

また、よろしければこのメルマガを、
お友達にご紹介くださいね。

どうぞ、よろしくお願いします。

========================================

 メルマガの過去ログの目次がありますので、
 ご利用ください。

 ◆メルマガの目次
 http://4awasejsn.seesaa.net/category/27051269-1.html

========================================

 Facebookグループもありますので
 ご参加ください!

 ◆「神との対話」に学ぶ会
 https://web.facebook.com/groups/kamitai/

========================================

 こちらのメルマガもあわせてどうぞ!

 ◆「幸せ実践塾」通信
 http://www.mag2.com/m/0001680038.html

========================================

●本の内容が性に関するテーマの時は、
タイトルに「(18禁)」とつけます。

そういうテーマを避けて読みたい場合、
参考にしてください。

◆◇◇——————————————-

幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


◇ブログ:
「傷ついた心を癒して幸せになる!
~「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
http://4awasejsn.seesaa.net/

◇メールアドレス
a.akaki●kekkon-4awase.com
(上記●を@半角に置き換えてください。)

——————————————-◇◇◆

العربية简体中文EnglishFrançaisDeutschItaliano日本語PortuguêsРусскийEspañolไทย