神が愛しているように愛する

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話 完結編」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第34章の2回目です。

前回、神は、
HEBは純粋な愛の表現をすると言いました。

それは見返りを求めない無条件の愛です。

しかもその無条件の愛を、
私たち人類もみんなが行なってきたし、
感じてきたと言いました。

今回はその続きになります。

私も、神の説明によって、
そういう無条件の愛を経験していたことに
気付きました。

何も要求せず、ただただ素晴らしさに浸り、
キラキラとした目で見つめている。

その時、私も純粋に愛していたのです。

しかし私たちは、
そういう純粋な表現ではなく、
愛を取引きにしてしまうことがよくあります。

「その愛を送る見返りに
何かを得ようと思うなら、あなたは何か、
あるいは誰かを愛しているのではなく、
自分自身を愛していて、何かあるいは誰かを
その手段として利用しているに過ぎない。」
（p.271）

愛することによって得るもので、
自分自身を愛そうとしているのですね。

これはまさに取引きです。

ところで、神は前に、
まずは自分を愛するようにと言いました。

しかしここでは、
自分自身を愛することを
間違っていることかのように言っています。

自分を愛することは良くないのでしょうか？

「自己愛は自己の外側にある何かから
受け取る愛ではない。
自己愛とは、自己による、自己への愛だ－－
ほんとうの自分とは何者で何なのか。
そのほんとうの自分であることの
混じりけのない美しさ、混じりけのない驚異、
混じりけのない喜びのゆえの愛だね。」
（p.272）

周りや他者から何かを受け取ることで、
自分に何かを与えようとするのは、
本当の自己愛ではないのです。

私たちが本当は何であるかを知って、
その驚異、素晴らしさに対して、
キラキラとした目で見つめるがごときもの。

それが本当の自己愛なのです。

しかし、そう説明されても、
なかなかそれができそうにない
と感じてしまうのも、私たちの常ですね。

そこで神は、
前にも語ったことを繰り返します。

「ただ、いまのままで、
あなたがたは完璧なのだよ。
　あなたがたが
生後一日の生まれたての新生児に、
生後一週間の赤子に、
生後一ヵ月の嬰児（えいじ）に、
一歳の幼児に、
美しさと完璧さ以外の何も見ないように、
わたしはあなたがたのなかに
完璧さしか見ていない。」
（p.272）

たしかに赤ちゃんを見て、
まだ不完全だと思う人はあまりいません。

ただ可愛らしく、それで充分だと感じます。

神は、そのような目で、
私たちのことを見ているのです。

このことは、
私たちが100歳になっても同じだ
と神は言います。

「わたしは、いつも何の見返りも求めず、
何も必要とせず、何も要求しない純粋さで
あなたがたを愛してきたように、
いまもあなたがたを愛している－－
あなたがたとわたしは
「永遠にひとつ」であり、その経験こそが、
「わたしたちの自己」が望んでいる
すべてだから。」
（p.273）

神は、永遠に自己を経験しようとしています。

経験しようとしている神こそが、私たちです。

だから私たちは、
未熟なように見えても完璧で、
愛すべき素晴らしい存在なのです。

そのことに気づき、目覚めることで、
私たちは本当の愛の表現を
自然に行えるようになるのでしょう。

今はまだ完全に目覚めていないとしても、
私たちはすでに知っています。

これからはもっともっと気づき、知り、
経験していくことでしょう。

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赤木篤　（あかき・あつし）

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