すでにHEBのように経験している

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話 完結編」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第35章の2回目です。

前回の後半で神は、
先に述べた16のHEBと私たちの違いに加え、
新たに5つの違いを示しました。

私たちもいずれHEBのように
目覚めた種となれば、
そのように生きるようになるのだと。

今回はその続きです。

神が示した5つの変化に対してニール氏は、
とても大それたことのように感じる
と言います。

マスターならいざ知らず、
自分には達成が難しいと。

しかし神は、
ニール氏はすでに行なっていると指摘します。

「これらのすべては、
あなたがすでに経験してきたことだよ。
　あなたはすでにネガティブな考えから離れ、
何かについて
シンプルに心変わりしたことがある。」
（p.280）

以下の4つについても同様に、
何度もしたことがあると神は言います。

これがこの章の最初に、
神が次のように言ったことですね。

「じつは、あなたはそうしているのだよ。
だが、その話はすぐ後でしよう。」
（p.275）

神は次のように言います。

「あなたがたみんなが、
こうしたすべてを行なってきたのだよ。
どれも、
あなたがたの能力を超えたものではない。
たったひとつの側面であっても、
あなたがたの知力の範囲を超えてはいない。
ここで話したことは何ひとつ、
知覚ある存在としてのあなたがたの
＜マスター＞としてのレベルを
超えてはいないのだよ。」
（p.281）

この指摘はニール氏に対するものだけでなく、
読者も含まれているのです。

つまり、私たちはみな、
すでにこうしたことを経験してきたと。

「あなたはただ、
もっとたびたび、そのようであろうと
決意しなければならないだけだ。」
（p.281）

もっと頻繁に行うこと、
もっと意識的にそれらを行うこと、
それが求められているのです。

そのように簡単なことだと言われても、
なかなかそうは思えないものです。

ニール氏もそう神に言いますが、
神は、悪い習慣を変えた経験はないか、
とニール氏に尋ねます。

ニール氏は、
20年続いた喫煙の習慣をやめた話をします。

ただ喫煙の経験をしたくないという願望から、
禁煙したのだと。

神は、それができるなら、
このことはもっと簡単だとして、
次のように言います。

「それなら、
目覚めているのにそれを知らない、
あるいはそのように行動しない人間から、
自分が目覚めていることに目覚めて、
そのように行動する人間に変わるのは、
ほんの一歩、決断ひとつ、ということだね－－
ちょうどあなた自身が、
この対話の前のほうで言ったように。」
（p.283）

決断すれば容易にできるということです。

「そして、その一歩は容易に踏み出せるし、
簡単に変化できる。
なぜなら、
悪い習慣を断ち切るのとは違って、
まったく新しいふるまいを
身につけることですらないのだから。
ただ、
いままでの人生ですでにしてきたことを、
これからはもっと
頻繁にするというに過ぎない。」
（p.283）

まだやったことがない新しいことを
やるように求めているのではなく、
すでにしてきたことを
もっと頻繁にするだけです。

それなら、
たしかに容易なことだと言えるでしょう。

しかし、神が指摘したように、
本当にすでに経験したことでしょうか？

これはおそらく、
必ずしもすべての人には当てはまらない
と思うのです。

つまり、
この本を読むという経験を引き寄せた、
限られた人にだけ言えることかと。

私のことで考えてみると、
ネガティブな考えをしなくなってきました。

ありのままで愛するということも、
できていることがあります。

赦しが必要ではないという考えも、
充分にわかっているし、腑に落ちています。

死を恐れない、死を悼まないということも、
2年前の母の死を静かに受けれられたことから、
もう大丈夫ではないかと思っています。

最後の、
すべてが振動するエネルギーということは、
頭ではわかるものの、
実感しているとは言い難いです。

けれども、
良いエネルギーでいたいという思いはあり、
そうできなかった時は、
何だか嫌な感情が湧いてきます。

その時、他人や環境を責めるのではなく、
自分のどんな考え（信念）が原因だろう
と考えてみるようにしています。

そうやって、思考、言葉、行為に
注意を払うようになってきたように思います。

それが、神が言う
すでに何度も経験してきたこと
という意味なのかもしれません。

そうだとすれば、
これをもっと意図的に繰り返せばいい。

そうすれば、
目覚めていることに目覚めた存在になる。

そして、そのように生きること、
そのような生き方を示すことが
人類の目覚めを助けることになる。

つまり、
この本のテーマの3つ目の招待を
受けることとになるのです。

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幸せ実践塾・塾長

赤木篤　（あかき・あつし）

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http://4awasejsn.seesaa.net/

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