子どもたちの教育が重要

子どもたちの教育が重要

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話2」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第9章の3回目になります。

「どうして、子供たちを競争が許され、
むしろ奨励される学校へ入れ、
「最高」で「いちばん多く」を学んだものに
褒美を与えて「成績」を評価するのか?
自分自身のペースで進ませてやらないのか?
そんなやり方から、
子供たちは何を学ぶと思う?」
(p.164)

競争の弊害は、多くの人が語っています。

そういうこともあってか、
最近では運動会の徒競走で、
みんなで手をつないでゴールする
などということもあるようです。

私は、競争を完全に排除すべき
という考え方には至っていません。

スポーツでもそうですが、
誰かに優るということは
それだけで高揚感があるからです。

克己勉励する1つの動機として、
ライバルとの競争心もあるのでは
と思うのです。

ただし、競争を強制することは
やってはいけないことだと思います。

競争したい人だけが同じルールのもとに、
好きなだけ競争すれば良いのです。

そしてそれに対して、
過大な報奨を出すことは間違っている
と思っています。

オリンピックで金メダルを取ったら
莫大な報奨金が得られるだなんて、
ナンセンスだと思います。

そういうことをするから、
不正をしてでも勝とうという
インセンティブが働くのです。

「どうして、子供たちに動きや音楽、
芸術の喜び、おとぎ話の神秘、
生命の驚異を教えないのか?
どうして、子供のなかに
自然にあるものを引き出さずに、
不自然なことを強要するのか?
また、どうして子供たちに
論理と批判的な考え方、問題解決、創造、
自分の直感と最も深い内面的な知識という
道具の使用方法を学ばせず、
すでに破綻しているのになお継続されている
ルールや、社会のシステムや、
結論を記憶させるのか?」
(p.164)

教育(エデュケーション)の語源は、
「引き出す」だそうです。

一応、教育学を大学で学んだので、
そういうことは知っていますよ。

しかし、そういうことを言いながら、
現実には既存の価値観を記憶させ、
特定の考え方や行動を押し付けているのが
今の教育です。

このことを考えると、
思い出す1つのエピソードがあります。

あれは、
小学校低学年のころだったと思います。

塗り絵のワークブックがあり、
先生がチューリップのページを開くよう
私たちに指示しました。

それを見た私は、
「これを塗ればいいんだな」と思いました。

それでクレヨンを取り出し、
さっさと塗ってしまったのです。

先生が生徒の間を見回りに来た時、
私は嬉しそうに言いました。

「先生!できました!」

早く上手に塗ったことを自慢して、
先生に褒めてもらいたかったのです。

すると先生は、床を足で踏み鳴らしながら
烈火の如く怒りました。

「どうして勝手なことをするの!?
まだ塗りなさいと指示してないでしょ!」

先生の名前と、その時の表情まで
いまだに記憶しています。

その先生に対する記憶は
そのエピソードだけです。

残念なことですけどね。

子どもの自由に芸術性を発揮させず、
言われたことに対して従順に
言われたままにできる能力を身に着けさせる。

それが今の教育なのです。

「最後に、
ものではなく概念を教えなさい。
つぎの三つの基本概念を中心にした、
新しいカリキュラムを教えなさい。
--認識--誠実--責任
子供たちに幼いころから、
この概念を教えなさい。」
(p.164)

すべてをこの3つの概念に基づいて
カリキュラムを作るようにと言います。

こられが「コアとなる概念」で、
その関連事項と合わせて
そこに関心を持つようにさせるのです。

では、
その関連事項である派生的な概念とは
どういうものでしょうか?

「公平さ」「親切」「優しさ」
「仲良くする」「寛容」「傷つけない」
「平等」「自分を信じる」「毅然とする」
「他人を尊重する」
(p.166 – 167)

こういったものがあると、
ニール氏は言います。

こういうことを学校で教えないから、
親に任せておくから、
これまでと同じことを繰り返す
と神は指摘します。

ニール氏は、
すべての責任は負えないと反論します。

しかし神は、こう答えます。

「あなたがたがすべてに責任を負うまでは、
何も変えられないのだよ。」
(p.168)

これも前に書かれていたことですが、
誰か他の人のせいで自分には関係がない
と思っている限りは変えられないのです。

なぜなら、
自分の人生に関わるすべてのことは、
少なくとも自分も関わって
創造しているからです。

「学校が、親たちの思いこみや偏見から
切り離された場所だからこそ、
そういうことを教えるべきなのだ。
親から子へ価値観が伝えられてきた結果が
どうなったか、よく知っているだろう。
地球はめちゃくちゃじゃないか。」
(p.169)

意見の違いがあるのは当然です。

だからこそ、各家庭に任せるのではなく、
まずは学校から変革すべきなのだと
神は言います。

「あるとも! 学校だよ!
子供たちの教育だ!
希望はつぎの世代に、
そしてさらにつぎの世代にある!」
(p.169)

混乱した社会を立て直す方法は教育だ
と神は言います。

私もそう思います。

明治維新は、わずか6畳間の私塾、
松下村塾から始まりました。

しかも、わずか1年半だけ。

現在、世界各国で
子どもを自由にさせる教育が
広がりつつあります。

シュタイナー教育もその1つです。

そういった教育に、
私は可能性を感じています。

教え込むのではなく、示唆して励ます。

そうすれば、
子どもたちの中にある可能性の芽が
どんどん開くと思うのです。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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