進化した文明との違い

進化した文明との違い

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第17章の2回目になります。

進化した文明との違いについて、
神はこう説明します。

「進化した文明の第一の指針は、
一体性ということだ。
すべてが「ひとつ」であり、
すべての生命は神聖であるという認識だ。
だから、
進歩した社会では、どんな場合でも、
同じ種に属する他者の生命を
相手の意思に反して奪うことはありえない。」
(p.340)

一体性が第一の指針だと言います。

同じ種(人間)であれば、
相手の意に反して殺したりはしない。

殺人という犯罪はもちろんのこと、
死刑も戦争もあり得ないということです。

おそらく中絶ということもないのでしょう。

では、他の種から攻撃された場合は
どうなのでしょう?

神は、
進化した種が攻撃することはないから、
攻撃してくるのは原始的な種だと言います。

「攻撃された種が
相手を殺す理由はただひとつ、
攻撃された側が
ほんとうの自分を忘れているからだ。
攻撃された側が、
自分を肉体だと考えていれば--
物質的なかたちが自分だと思っていれば--
「自分の命が危うい」と恐れて、
攻撃した者を殺すかもしれない。
だが、
自分は身体ではないことがわかっていれば、
決して相手の肉体を滅ぼすことはない。
そんなことをする理由がないからだ。
ただ自分の肉体を置き去りにして、
非肉体的な自己へと移っていくだろう。」
(p.340 – 341)

つまり、
攻撃されて肉体が損傷するとしても、
それによって自分が死ぬことはない
と知っていれば、
抵抗しないということですね。

しかし1冊目の本では、
相手に本当の自分ではない行為を
させないという愛情から、
武器を持って立ち向かうこともある
という話もしています。

このことは矛盾しないのでしょうか?

「わたしはまず、
いつかは相手の言葉や行動に
傷つかなくなる日がくるだろう、と言った。」
(p.342)

「もうひとつ、
あなたがたが相手の言葉や行動に
いまのような反応をするのは、
ほんとうの自分を忘れているからだ、
と答えただろう?」
(p.342)

「成長の過程では、「あなたは
いまのレベルで努力しなければならない。
いまの理解のレベル、意思のレベル、
記憶のレベルで」と。」
(p.342)

「ほんとうの自分を
まだ思い出していない者の社会なら、
攻撃はやめさせなければいけない。」
(p.342)

つまり1冊目の本で語ったのは、
今の私たちに対するアドバイスです。

そしてここで神が答えているのは、
進化した存在の対応なのですね。

「わたしは、
宇宙の高度に進化した存在は、
決して怒りにまかせて
べつの知覚ある存在を「殺し」たりしない、
と言ったのだ。
第一に、彼らには怒りはない。
第二に、彼らは他の存在の了承なしに、
その肉体的な経験に終止符を打ったりしない。
第三に--
さっきのあなたの質問に即して答えれば--
社会の外部、べつの種からであっても、
彼らは決して「攻撃」されたと感じない。」
(p.342)

進化した存在は、怒りを感じないし、
相手がどんな種であっても、
相手の了承なしに
肉体的な死を与えることはしないのですね。

それは、そもそも「攻撃された」という
認識を持たないからだと言います。

「「攻撃」されたと感じるのは、
相手に何かを奪われると思うからだ。
生命、愛する者、自由、財産、所有物、
つまり何かをとられると思うからだ。
だが、高度に進化した存在は、
相手が力ずくでも欲しいと思うのなら、
与えてやる。
そのために、
肉体的な生命を失ってもかまわないと考える。
なぜなら、高度に進化した存在は、
もう一度すべてを創造できることを
知っているから。
相手が遅れていてそれを知らないのなら、
ごく自然に欲しいものを与えるだろう。」
(p.343)

たしかに、
自分が創造者だとわかっていて、
何でも創造できるのであれば、
相手がどうしても欲しいというものを
与えない理由がありません。

自分にも必要ということがあれば、
また創造すれば良いだけですから。

その段階であれば、
自分にも必要とさえ思わないでしょうけど。

「高度に進化した存在は、
もう一度すべてを創造する必要がないことも
はっきりと心得ている。
そんなものがなくても幸福になれること、
生存できることを知っている。
自分以外には
何も必要としないことを知っている。
「自分自身」、ほんとうの自分は、
物質的なことがらとは
何の関係もないことを知っているのだ。」
(p.343)

仮に攻撃されても抵抗しないばかりか、
そこで失ったものを再創造することさえ
必要ないと感じるのですね。

再創造しなくても幸せでいられるから。

再創造しなくても、自分は
自分として存在するとわかっているから。

「最後に、高度に進化した存在は、
自分と攻撃側が
「ひとつ」であることを知っている。
そこで、
攻撃側を、自己の傷ついた部分だと考える。
その状況での仕事は、すべての傷を癒やして、
「すべてであるひとつ」が
ほんとうの自分を知るようにすることだ。」
(p.343)

攻撃されても抵抗せず、
自分のすべてを与えるという行為は、
相手を癒すために行うのですね。

なぜなら、
相手は傷ついている自分だから。

神はここで、高度に進化した存在のことを、
簡略化してHEBと呼ぶことにします。

「Highly Evolved Being」の略です。

HEBは、
自分の物質的な生命を終わらせる許可を、
他にどういう理由で
相手に与えるのでしょう?

神は、食料として差し出す場合とか、
他者の必要性に応える場合、
戦争を終わらせるためなどの理由を示します。

食料として差し出すというのは、
飢えた虎のために肉体を差し出したという
ブッダの前世の逸話にありますよね。

他者の必要性を満たすというのは、
先ほどの癒す行為でしょう。

戦争を終らせるというのは、
抵抗しないということでしょうか。

一方が抵抗しなければ、
ただ殺されるだけで戦争にはなりませんから。

私たちの世界でも、先住民の中には、
動物の霊(いのち)の許可を求めてから
殺して食べるという民族もあります。

「それはアメリカ先住民のやり方だね。
彼らは
コミュニケーションをしてからでなければ、
花やハーブ、その他の植物を摘んだりしない。
先住民族の文化は
みんなそういうやり方をするね。
おもしろいことに、あなたがたは
彼らの部族や文化を「原始的」だと言うが。」
(p.344)

一方的に自然を支配し、
自分の思うがままに生命を奪うのが
進歩だと錯覚しているのですね。

前回、退歩を進歩と考える
という指摘がありましたが、
まさにこのことです。

本当の意味で進歩しているのは、
インディアンやアボリジニーなど、
先住民族の方だった。

神はそのように指摘するのです。

もし、このように考えるようになると、
私たちの価値観は大きく変わるでしょうね。

すべては「ひとつ」であることを、
私たちはどこまで受け入れられるのか。

どこまで腑に落ちるようになり、
思考や言葉、
行為に反映されるようになるのか。

それが今の私たちの課題なのだろ思います。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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