自分の進化を喜びとする

自分の進化を喜びとする

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「新しき啓示」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第26章の3回目です。

前回は、
世界を変えようとせず自分を変えればいい
という話でした。

自分が変われば
世界に影響を与えられるのだから、
結果を期待せずに
自分のあり方を変えるようにと。

今回はその続きになります。

私たちは、結果に期待すると、
結果に翻弄されてしまいます。

良い結果が出れば満足して
さらに前進しようとするでしょう。

しかし結果が出なければ、
欲求不満になって前進することを
諦めてしまうかもしれません。

ですから神は、
結果を求めるなと言ったのです。

では、どうすれば結果を求めずに
自分を変える行為に専念できるでしょうか?

神は次のように答えます。

「あるあり方、
ある行動をなぜ自分のものにするのか、
その理由をまず明確にしておくことだね。」
(p.372)

では、その理由とは何でしょう?

「自己を実現するためだよ。
つぎの最高レベルでの自分自身を
実現するため。
真の自分を知って、それを体験するためだ。
進化とは、そういうことだよ。」
(p.372)

なぜそのあり方を選ぶのか、
またその行動をするのかという理由は、
より偉大な自分を体験するためです。

批判されても愛を選ぼうとすれば、
そこにより大きな自分を感じるでしょう。

それが進化なのですね。

そのためには、
批判されるという出来事が必要です。

批判されない現実を望んだとしても、
より大きな愛を選択するためには、
望まない現実が必要になるのです。

だから進化を目的とすれば、
特定の結果にこだわらなくなります。

そしてこのことは、
個人に留まらないと神は言います。

「人類全体でも同じことだ。
それが喜びなのだ。
あなたがたの喜びは、
自分自身より大きくなること、
その大きな自分自身を知ることだ。
種全体もこうして進化するのであって、
ほかにやり方はない。」
(p.372)

より大きな自分を体験することが、
私たちの喜びなのです。

その喜びのために、
より大きな自分になろうとするのですね。

「ほかのひとたちの信念を変えさせたいから
自分の信念を変える、というのはやめなさい。
自分の新しい信念が
自分をより正確に表すから、
だから信念を変えるのだ。
だがあなたが変わったとき、
ほかのひとたちが変わり、
まわりの世界が変わっても驚くことはない。
あなたの変化は触媒となって、
ほかのひとたちを変化させる。
あなたがほかのひとたちを
変えようと思ったからではなく、
逆に思わなかったからだ。」
(p.372)

私は「幸せ実践塾」として、
いろいろな情報を発信していますが、
この時も「他人を変えよう」という気持ちを
なるべく持たないよう心がけています。

教える者が最もよく学ぶと言われるように、
自分自身がもっと深く理解して
変わりたいからやっている。

そういうつもりでいます。

神は、他人に起こる変化について、
次のように語ります。

「ひとは、
変われと言われて変わるものではない。
力のある人びとに命じられれば、
一時は行動を変えるかもしれないが、
それはほんとうの変化ではない。
外向けの表面的な変化にすぎない。
内側の真実は変わらない。
のしかかる力が消えれば、
あるいは力が及ばなくなれば、
人びとの行動は内なる真実に
動かされる状態に戻ってしまう。」
(p.373)

ですから、
躾というものは意味がありません。

それが強制である限り、
何の意味もないのです。

「変化は自由な行動であって、
追従の行動ではない。
従属は創造ではなく、
創造だけが進化の行動だ。
だから、世界を変えようと思わないこと。
世界に見たいと思う変化を、
自分自身のあり方にしなさい。」
(p.373)

強制して変えさせるのではなく、
自発的に変わるように仕向けることです。

そのためには、まずは変えようとせず、
自分のあり方を変えること。

世界の平和を望むのであれば、
自分がまず平和なあり方をすることです。

神は、ガンジーはそれを示したとして、
次のように言います。

「彼はまず、あるあり方を達成した。
内からなしとげたのだ。
そのつぎに、やっと外に向かう「行動」が、
世界を変える「行動」になった。
彼は行動の結果、
あるあり方を獲得したのではない。
彼の行動が、
彼の達成したあり方を反映していたのだ。」
(p.373)

まずは自分が望むあり方を実現すること。

そうすればそこから行動が起こり、
世界に影響を与えるのです。

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