いつでも自由に選択している
- 2019.07.31
- 明日の神
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「明日の神」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。
今回は第22章の5回目です。
「新しい霊性」の時代の
政治、経済、教育と神は語ってきましたが、
この章では人間関係について語っています。
前回は、
人間関係、特に結婚という関係で、
愛は自由であるということが
重要な意味を持つという話でした。
そして人はみな全面的な自由であり、
自由に自分が何ものであるかを宣言し、
その選択の結果を経験する。
それは罰ではなく単に結果に過ぎず、
それで傷つくとするなら、
それは真の自分を忘れているからだと。
今回はその続きです。
今の私たちの結婚においては、
様々な制約があります。
ルールを設けることで、
社会の秩序を守ろうとしているのです。
しかし神は、
ルールが少なくなっても
社会秩序は崩壊しないと言います。
それぞれが自由に自分の好みを表明し、
人間関係を変化するプロセスとして体験する。
その選択や表明の結果も、
変化の自然ななりゆきとして
素直に受け止められると言うのです。
「言い換えると、
誰でも自分の選択を口にし、
選択したことを実行し、
選択したとおりの生き方をして、
ひとりの選択が相手の幸福をじゃましたり
妨害したりするなら、
相手ははっきりとそう言い、
それでも同じ選択がくり返されるなら、
今度は相手が自分で選択して、
そのようにしてプロセスは
愛と生命/人生そのものの名のもとに、
自由な選択のあとに自由な選択、
またそのあとに自由な選択というふうに
続いていく、ということだ。」
(p.387)
自分は自由に選択し、それを表明する。
それを見た相手は相手で、
それを前提に相手の自由に選択し、表明する。
その繰り返しなのです。
「このシナリオでは被害者も悪人もいないし、
どの配偶者もパートナーも「正しい」とか
「間違っている」ということではなくて、
ただ目覚めて気づき、
意識する存在が、意識的に観察し、
共同創造を継続するかどうかを
意識的に選択するのだよ。」
(p.387)
真の自分に気づくプロセスなのです。
そのために役立つなら、
人間関係を継続するだけだし、
役立たないなら解消するだけのこと。
それが人間関係の目的なのです。
私たちの社会の結婚では、
双方に貞操観念が求められます。
それを破れば、つまり浮気をすれば、
それは配偶者への裏切りとなります。
こういう性的な自由がない現状について、
神は次のように言います。
「それは完璧にすばらしい結婚の青写真だね。
ここで言っていることとまったく矛盾しない。
それどころか、
ここで言っているとおりのことではないか。」
(p.388)
「それどころか、
最大限の性的な自由があるよ。」
(p.388)
さっきは、それぞれが自由に選択し、
表明すると言っていたのに、
何だか矛盾しているように感じますね。
双方に貞操観念を求められることが、
どうして性的な自由になるのでしょう?
「あなたが自由に
そのシナリオを採用したのなら、
それが自由の表明ではないのかね?
そしてそのシナリオを採用しつづけ、
合意事項を自由に守ろうとするなら、
それも自由の表明ではないのか?」
(p.388 – 389)
つまり、
自分の意志でそうすることを選ぶなら、
それは自由なのです。
しかし、社会からその合意を
押し付けられているようにも思えます。
それについて神は、次のように言います。
「だが、あなたには
「しなければならない」ことはないんだよ。
何かをするのは、したいからだ。
人生でしていることはすべて、
したいからしている。
自由な選択ではないものなど、何もない。」
(p.389)
私たちは、
押し付けられたから仕方なくやっている、
と考えるかもしれませんが、
それもまた自由に自分が選択したことだ
と神は言うのです。
「だが、それが自由だよ。
人間関係を壊さない、
ということを自由に選択している。」
(p.389)
結婚関係を維持するために、
仕方なく浮気をしないのであっても、
それは自分が自由に選んだことなのです。
「「新しい霊性(スピリチュアリティ)」の
時代には、
人間関係には非難や批判や
被害者対悪人というシナリオは含まれず、
人間関係とはすべての当事者が
自分の選択と決断に責任をとるという経験を
一緒になって創り出すことだ、
と理解されるだろう。」
(p.389)
このように理解されるようになると、
人間関係において批判非難というものは
なくなるでしょうね。
互いに自由に選択し、
真の自分を経験しようとするのですから。
「人間関係はすばらしい訓練の場だよ。
真の自分と
これからそうなろうと選択する自分を表明し、
宣言し、表現し、実行し、
そうなって、経験するという
比類ない機会を与えてくれる。
ところが人間は自由に選択したあとで、
ほかに選択肢がなかったのだと言いたがる。
そうすれば自分は「被害者」で、
誰かが「悪人」だということにできるからだ。」
(p.389 – 390)
人間関係は、
自分を経験する機会を提供してくれます。
そこでどんな自分を選択するのか、
選択できるのか、ということが試されます。
私たちは、自分で自分を鍛えるのです。
ここでニール氏は、
どっちを選んでもひどいものなら、
選択肢がないのと同じで、
被害者にならざるを得ないではないか
と反論します。
たとえば、
誰かに言うことを聞かないと殺すと脅されて、
犯罪に加担させられるようなケースです。
犯罪を犯すか、それとも殺されるか。
それでも被害者にならない
と言えるのでしょうか?
神は、それでも選択肢があると言います。
「それこそが最善の選択だよ。
生命/人生が
「どっちを選んでもひどい選択肢」を
突きつけるのは、
あなたが真の自分を経験するうえで
大きな突破口に差しかかっているときだ。
そのことを、いつも忘れないように。
厳しい選択肢が生まれ、
それに直面しなければならないというのは、
つねにあなたの魂が
身体を通じてあなたの精神に、
さあ、真の自分という全体性に向かって
「飛躍」するときだよ、と告げているのだよ。」
(p.390)
ピンチこそがチャンスなのですね。
魂こそが本当の自分であることを忘れると、
そのチャンスが見えてこないのです。
「じつは、そういうときの選択は
「ひどい」ものではなくて、
ただ危機的だというだけなのだ。」
(p.391)
「危機的選択ポイントに、ようこそ。
しりごみしてはいけない。
これは飛躍的に進歩できる、
めったにないすばらしいチャンスなのだ。
こういうチャンスはいつだって、
人生で最高の祝福だよ。」
(p.391)
危機的な選択ポイントは、
生涯に6~7回あると神は言います。
これが人生における進歩の
最大のチャンスなのです。
これを受け入れることができたら、
どんなピンチも喜んで迎えられますね。
「進歩こそが、すべての究極の目的だ。
そして
誰かとの外的な人間関係のプロセスほど、
あなたをすみやかに
進歩させてくれるものはない。
幸せな人間関係とは、
あなたの内側が誰かの外側と出会うところ、
誰かの内側とあなたの外側が出会うところ、
そして最高のひとときには
二人の外側が内側の熱で溶けて、
内側どうしが出会い、
自分たちはそっくりで一体だと気づき、
それを経験するところだよ。
この表現を、あなたがたは--愛と呼ぶ。」
(p.391)
人間関係は、長続きすることが
必ずしも良いわけではありません。
なぜなら、
人間関係を含めてすべてのことは、
私たちの経験と進歩のためにあるからです。
そして私たちは、その人間関係の中で、
究極の私たちである「愛」を経験するのです。
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