重要なのは霊的に進化すること

こんにちは！
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話 完結編」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第2章の1回目です。

3つ目の招待である
「人類という種を目覚めさせること」は、
平凡な人間である私たちには
野心的過ぎると感じられるかもしれません。

しかしそれは、
自分が神であることを忘れているからだ
と神は言います。

「そう言っているあいだは、
それが真実ということになるだろう。
しかし、
あなたは自分自身を目覚めさせるまでは、
人類という種を
目覚めさせることはできないのだよ。」
（p.21）

まずは自分がしっかり目覚めること。

それが重要なのです。

では、どうすれば
早く目覚められるのでしょうか？

神は次のように言います。

「もっと早く目覚めるための最速のやり方は、
誰かがもっと早く目覚めるための
原因・きっかけになることだよ。」
（p.22）

つまり、もし自分が学びたければ、
誰かに学ばせること、
自分が教えることだというのと同じです。

自分が知っていなければ、
本当の意味では教えられません。

したがって、教えているということは、
本当に知っているという自分を
創造するのです。

私たちが神であれば、
すべてを知っているはずです。

つまり、目覚めているはずなのです。

ではなぜ
目覚めていないと思うのでしょうか？

「さて真実は、あなたは目覚めているが、
自分が目覚めているのに気づいていない
ということだ。
だから、
その意味ではあなたは目覚めていない。
　あなたは自分が目覚めているという事実に
目覚めていない。
それで、
自分が目覚めていないかのように感じている。」
（p.21）

本当は目覚めているのに、
目覚めていると感じていない。

そこが問題なのですね。

では、どうすれば
目覚めていると感じられるようになるのか？

「あなたがたはいま、
地球上のある種の状態、
まるで悪夢のようなことがらに怯えて、
目が覚めたのだよ。」
（p.23）

悪夢にうなされて目覚めるように、
目の前の現実にうなされて
私たちは目覚めるのだと神は言います。

そしてこの現実がきっかけになって、
自分らしく行動するようになるのだと。

「いまここで起こらなければならないのは、
それだけだ。
目覚めて、あらゆる悪夢のような状態に
終止符を打ちたいと感じている
あなたがたすべてに必要なのは、
それだけだよ。
要するに、すでに目覚めているという事実に、
そして周囲のあらゆる場所で
起っていることについて
何かができるという事実に、
目覚める必要があるだけなのだ。」
（p.24）

世界で起っている悪夢によって、
私たちの本来の姿に目覚める時なのです。

私たちの本質が神であれば、
何かができるはずですからね。

では、私たちは
どうやって世界を救うのでしょう？

神は次のように言います。

「世界を救うという話ではない。
あなた個人の霊的な旅のことだ。
あなた個人の進化の話だよ。」
（p.24）

「肝心なのはあなた個人の進化だし、
あなたが世界を歩み、経験していくなかで
起こすあらゆる変化の目的も
そこにあるのだよ。」
（p.24）

私たちが進化すれば、世界も変わるし、
救われるだろうと神は言います。

しかし、
肝心なのは世界を救うことではなく、
私たちの霊的な進化なのです。

「「ほんとうの自分が何者なのか」を
示したいというのが、あなたの望みなら－－
そして、それを実行する方法のひとつは、
他者たちの苦しみに
終止符を打つ助けをすること、
地球に癒しをもたらすこと、
愛するひとたちの未来に
前向きな影響を与えることなのだが－－
あなたは
「荷が勝ち過ぎる」とは感じないだろうし、
それどころか、
前進するのに絶好のときに
人生が示してくれたチャンスを喜び、
わくわくするだろう。」
（p.24）

つまり、私たちの目的が
本当の自分を表現することであるなら、
今は、人生が私たちに
その舞台を用意してくれている、
ということなのです。

そこで神は、
3つ目の招待についてさらに説明します。

「三つめの招待とは目覚めさせること、
あなたの
個人的な進化のプロセスの一部として、
人類という種の多くのメンバーを、
すでに目覚めているひとたちを、
自分が目覚めているという事実に
目覚めさせることだ。
それから、
その事実にあった行動をしよう
という気を起こさせること、
お手本となり、
まだ眠っているひとたちにも
目覚めた者らしい行動をしよう
という気を起こさせることだ－－
それもこれも、
あなたの個人的な進化が
そうせよと呼びかけているからなのだよ。」
（p.25）

人類を目覚めさせ、
目覚めた行動を取らせるのは、
私たち自身が目覚めて進化するためです。

そして、そうするのに最適な時期が、
「今」なのです。

ここで神は、
目覚めている人々がどうして
今のような振る舞いをするかについて、
次のように語ります。

「あなたがた人類という種はとても若い。
子どものようなものだ。
あなたがたは宇宙の幼児だよ。
だから、
身のためにならないとわかっていることを
あちこちでしている。
なぜなら、そのときには
そのほうがおもしろそうに見えるから。
あるいは、
単純に言われていたことを忘れているから。
　それが、地球上の人類という種の
集団的な経験の物語だ。
それに、
個人としての経験でもそうしているね。
まずいとわかっていても。
　あなたがたは、
他者の身のためにならないふるまいを
見ているだけではなく、実際に自分自身が
そういうふるまいをしている。」
（p.26）

わかっているのにやってしまう。

ちょうど子どもがやるような行動です。

それを人類という種としてだけでなく、
個人でもやっている。

それが現実なのですね。

神は、そういう子どもっぽい行動は
もうやめた方がいいと言います。

「つまり、あなたがたは知っているが、
しかし知っていることを
知っているように行動していないわけだ。
あなたがたは自分が何者で、何が真実かに
目覚めているが、
行動はそれを反映していない。
あいかわらず、
夢遊病者のように行動している。」
（p.27）

陽明学には
「知行合一」という言葉があります。

いくら知っていると言っても、
それが行動に現れないのであれば、
実はまだ知っていないのです。

もし本当に知っているなら、
行動として表現することです。

「さて、カベにぶつかったり
崖から転落するのが嫌なら、
自分がすでに目覚めているという事実に
目覚めたほうがいい。」
（p.27）

意識して目覚めることです。

目覚めた人として生きることです。

そして、他の人の目覚めを助けること。

それが私たちの進化であり、
人類を救うことになるのです。

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