内的な平和とは
- 2017.12.13
- 神との対話②
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神との対話2」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。
今回は第11章の4回目になります。
前回は、
世界の平和のためには地政学的な方法と、
霊的な方法があるという話でした。
そして、本当の意味での平和は、
霊的な方法でしか得られないと。
最後に、
すべての紛争は間違った欲求から生じるから、
持続できる唯一の平和は内的な平和だ
という話がありました。
今回は、その続きになります。
「内心の平和を見いだせば、
あなたがたは「なしでやっていく」ことが
できるようになる。
つまり、あなたがたは
外部世界のものを必要としなくなる。
「必要としない」、それは偉大なる自由だ。」
(p.198)
内的な平和とは、
幸せのために特定の何かを必要としない
ということです。
たとえば、
食べる物がなくても必要としなければ
自由になれますよね。
食べ物に執着する(必要とする)から、
心が不自由になるのです。
だから食べ物を得るために、
あらゆることをやろうとします。
盗みでも詐欺でも何でもやって、
必要とする物を得ようとするのです。
では、
その「なしでやっていく」ことの自由とは
どういうものでしょうか?
神は以下のように説明します。
「まず、不安から自由になれる。
自分にはもてないものがあるという不安だ。
それに、
特定のものがなければ幸せになれない、
という不安だ。」
(p.198)
何かが持てないと思うと、
とても不安になります。
たとえば、お金が稼げないかもと思うと、
すっごく不安になりませんか?
「第二に、「必要としない」と、
怒りからも自由になれる。
怒りとは、不安の表現だ。
不安に思うことが何もなければ、
怒ることもない。
欲しいものが得られなくても、
あなたは怒らない。
なぜなら、欲しいといっても、
好みの問題であって、
絶対に必要だというわけではないからだ。」
(p.198 – 199)
太平洋戦争に突入した頃の日本のことを
想像してみてください。
日本は欧米に対して怒りまくってました。
黄色人種だからと差別され、
列強に加えようとしてもらえなかった。
軍事力を抑えられ、
しぶしぶ従うしかなかった。
さらに、
エネルギー源の石油の輸入を制限された。
石油がなければジリ貧になります。
日本の死活問題です。
だから怒ったのです。
もし、もし仮に、
「石油がなくてもまあいいか」
と思えたらどうでしょう?
私たちが
戦争する必要があったでしょうか?
私たちは、
戦争しなければならないという思い込みから
自由になれたはずです。
「誰かがあなたの意に反したことをしても、
怒りは感じない。なぜなら、
どうしても誰かに何かをさせねばならぬ、
あるいはさせてはならぬという
必要性を感じないから。
だから、怒りも感じない。」
(p.199)
たとえば、
言うことを聞かない子どもに対して
腹を立ててしまうのはなぜでしょう?
思ったことをやってくれないパートナーに
イライラしてしまうのはなぜでしょう?
自分が「思い通りにする」ことに
執着しているからです。
それに必要性を感じているからです。
「あなたは、
誰かが不親切でも怒りはしない。
なぜなら、
親切にされる必要性を感じないからだ。
誰かに冷たくされても怒りはしない。
なぜなら、
愛される必要性を感じないから。」
(p.199)
愛されることさえ必要でないなら、
私たちは他人がどう接しようとも
その自由を認めてあげられます。
冷たくしようと、意地悪であろうと、
無視されようと関係ありません。
「ふ~ん、あの人はそうしたいんだ。」
そう思って、
穏やかな気持ちでいられます。
さらに神は、こんなことまで言います。
「たとえ誰かが
あなたの生命をとろうとしても、
あなたは怒りはしない。
なぜなら、あなたは死を恐れないから。
恐れがなくなれば、ほかのすべてもなくなり、
あなたは怒らなくなる。」
(p.199)
これまでにも書かれているように、
私たちの本質は魂です。
肉体というのは、
この世で生きるための道具に過ぎません。
ですから肉体の死は、
本質的には大したことではないのです。
もしそうであれば、
どうして死を恐れることがありましょうか。
そして死さえも恐れなければ、
殺す者さえ許し愛することができるのです。
「あなたは心のなかで直観的に、
自分が創り出したものはすべて
再び創り出せることを知っているし--
もっと重要なことには--じつはそれが
どうでもいいことも知っている。」
(p.199)
私たちは創造者です。
ですから、いくらでも新たに
創造することが可能なはずです。
そして創造したものとは、
夢と同じようなもの。
私たちに重要なのは創り出した結果ではなく、
その中で体験することです。
ですから、
創造した結果がどうであっても、
私たちには重要ではないのです。
「だからといって、
肉体にかかわるすべてを拒絶する
ということではない。
あなたはかつてなかったほどに
肉体を十分に体験し、歓びを得るだろう。
だが、肉体的なことへのかかわりは、
自発的なものであって、強制ではなくなる。
肉体的な感覚を経験するのは、
自分がそれを選択したからで、
幸せになるのに必要だからとか、
悲しみを正当化するのに
必要だからではない。」
(p.199)
これまでは、物質的な結果にとらわれ、
執着していたがために、
翻弄されてきたのです。
自発的に関われませんでした。
しかし、内的な平和を得れば、
私たちはそれらから自由になって、
自発的に生きることができるのです。
「この単純な--
内側に平和を求めて、見いだすという--
変化が万人に起これば、
すべての戦争はなくなり、
世界には永遠の平和がもたらされるだろう。
ほかに必要な方策はないし、またありえない。
世界平和は個人的なことがらだ!
必要なのは、環境を変化ではなく、
意識を変化させることだ。」
(p.200)
内的な平和を個人的に追求することが、
本当の意味での世界平和につながります。
マザー・テレサさんは、
そのことをよく理解されていました。
ですから、
反戦集会への参加を拒否したのです。
何かに対して戦うことは、
内的な平和ではないからです。
この世が平和になるためには、
どう考えてもこの方法しかあり得ません。
力によって押さえつける方法は、
必ず別の問題を引き起こします。
すでにみんなが知っているように、
旅人のコートを脱がすのは北風ではなく
太陽なのです。
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