相手を強制する必要はない

相手を強制する必要はない

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第13章の4回目になります。

前回は、ビジネスにおいても約束は不要で、
与えれば必要なものは得られる
という話でした。

今回はその続きになります。

「あなたがたは、
忘れている(forgetting)が、
人生は
得るためにある(for getting)のではない。
生命とは、
与えるために(for giving)あるし、
そのためには、
ひとを赦す(forgiving)必要がある。
とくに、
期待したものをくれなかった相手を
赦(ゆる)さなければならない。」
(p.270)

英語は面白いですね。

どこで区切るかで、意味が変わります。

その意味の違いを利用して、
詩のような文章になっています。

ここでは、
期待したものを与えてくれなかった人を
赦す(許す)ようにと言っています。

これはつまり、
「期待するな」ということですよね。

そもそも期待していなければ、
与えてくれなかった人に対して
怒ることもないし、
約束を守れと強制する必要もありません。

「許す」ということについては、
ジェラルド・G・ジャンポルスキー氏が
本の中でこう言っています。

「ゆるしは上に立って行うことでもなければ、
自分が気に入らない相手の行動を我慢したり、
大目に見たりすることでもありません。
ゆるしとは、
相手が自分を傷つけたという
誤った解釈を正すことです。」
(「愛とは、怖れを手ばなすこと」 p.77)

ブログで本を紹介していますので、
そちらもご覧ください。

http://4awasejsn.seesaa.net/article/287874587.html

このように、
自分の解釈(見方)を変えるのです。

自分が何かを失ったとか、損したとか、
傷つけられたという解釈を変えることで、
相手を強制する必要がなくなる。

それが「許す」ということなのです。

「そうなると、
あなたがたの文化の物語は一変するだろう。
現在の文化でいう「成功」は、
どのくらい自分が「得た」かで測られている。
どのくらいの名誉や金や力や所有物を
蓄積したかで測られているのだ。
新しい文化では、
「成功」はどのくらいひとに
「蓄積」させたかで測られる。
皮肉なことに、
ひとに蓄積させればさせるほど、
あなたも苦労なく蓄積することになる。」
(p.270 – 271)

「成功」の尺度が変わるのですね。

どれだけ得るかではなく、
どれだけ与えるかで測られる。

そして与えれば与えるほど、
容易に得られるようになるのです。

「「契約」も「合意」も
「取引」も「交渉」も、
与えるという「約束」の履行を
強制しあう訴訟も法廷もなくなる。」
(p.271)

たしかに、
そういうものは不要になるでしょうね。

与えることは、自分が決めることです。

相手から要求されることではありません。

自分の自由意志で、
どんどん与えればよいだけですから。

「未来の経済では
個人的な利益めあてではなく、
個人的な成長を目的に
ものごとを行うようになる。
それが自分の利益だからだ。
自分が大きく立派になれば、
物質的な「利益」は
あとから自然についてくる。」
(p.271)

利益を得ることが目的ではなく、
自分の成長が目的になる。

与えれば与えるほど、
自分が成長して大きくなります。

そして自分が大きくなれば、
利益はついてくると言うのです。

もしそんなふうになれば、
相手を強制してまで
何かを得ようとすることはなくなります。

何かを得る必要性がないのですから。

「相手が合意を履行しなかったら、
好きなように選択させるだろう。
相手が与えなくても、
あなたが失うわけではない。
「それが来たところには
もっとたくさん」あることを知っているし、
その源というのは
あなたがもっている何かではなく、
あなた自身だからだ。」
(p.271)

仮に約束(合意)をしたとしても、
相手も自分も変わります。

ですから未来において、
約束を守りたくない
と感じる時がくることはあり得ます。

その時、相手に約束を守らせようと
強制する必要はありません。

相手が与えてくれないとしても、
自分が失うわけではないからです。

自分が何かを失うと考えるから、
相手に強制したくなります。

それは、動機が不安(恐れ)なのです。

それを得られない(失う)不安から、
その対象にしがみついています。

つまり、執着(依存)しているのです。

このように、
ビジネスにおいても執着をやめることが
「成功」のポイントになります。

相手に合意を守れと強制するのではなく、
相手の好きなようにさせること。

相手を自由にさせても、
自分が十分に与えているなら、
必要なものは与えられるのですから。

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