自分で幻想を選択する

自分で幻想を選択する

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

また、新しい年を迎えましたね。

みなさん、
明けましておめでとうございます。

今年も、
このメルマガをよろしくお願いします。

ではさっそく、本編にまいりましょう。

「神とひとつになること」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第12章の2回目です。

前回は、幻想があまりに現実である時、
どうすれば幻想を幻想として
見抜くことができるか、という内容でした。

幻想は、
私たちがそれを現実だと信じているから
現実的なのです。

ですから、
まずはそれを幻想だと信じること。

そうすれば幻想のように見えてくるから、
幻想を究極の現実の体験のために
役立てることができる、ということでした。

今回は、その続きになります。

たしかに神が言うように、
幻想だと信じることによって
幻想を思い通りに
操れるようになるかもしれません。

しかし、
本当にそんなことができるでしょうか?

そう心配したくなりますが、
神はこう言います。

「あなたがたはすでにそれを実行している。
知らないから、意識的、選択的にではなく、
無意識に行っているだけだ。」
(p.123)

知らない間にやっているのだから、
できないはずはないと言うのですね。

しかし私たちは多くの場合、
他者の選択を受け入れているだけだ
とも指摘します。

自分で選択しない限り、
そういうことはできないのです。

「他者が選んだものを
選択するのをやめるとき、
それがあなたがたの解放のときだ。
 そのとき、
あなたがたは幻想をのがれられるだけでなく、
幻想から解放される。
幻想の外に出ながら、幻想とともに生き、
自分や自分の幻想を
自由にコントロールできるようになる。」
(p.124)

まずは、他者が選んだものを
無条件に選ぶ生き方をやめること。

それが重要なのです。

「あなたがたの目的とは
真の自分を知って経験するだけでなく、
つぎの自分を創造することだ。」
(p.124)

これまでにも何度も、
神はこのように言っています。

「自分についていだく
最も偉大なヴィジョンの、そのまた
最も壮大なヴァージョンにしたがって、
自分を新たに再創造することだ。」
(p.124)

私たちは、
このことを毎瞬行うことで、
進化というプロセスを進みます。

人生というのは、
この進化のプロセスなのです。

「だが、そのプロセスに
否定的な影響を受ける必要はない。
あなたがたはこの世界にいても、
この世界に縛られなくていい。」
(p.124)

この世で生きている間は、
ネガティブな出来事が多々あります。

しかし、その影響を受ける必要はない
と神は言います。

ネガティブな出来事の影響を
受けるかどうかは、
私たちの選択にかかっているのです。

「そうなれば、自分が体験しようと
思うとおりに世界を体験しはじめるだろう。
そのとき、
経験とは反応(reaction)ではなく
行為(action)で、
よそから自分に起こるのではなく、
自分が引き起こすのだとわかるだろう。」
(p.124)

出来事からの影響を受けないと選択すれば、
体験したいと思う通りに
世界を体験できるようになると神は言います。

そうなった時、経験は
何か出来事の反応として得るものではなく、
自分が引き起こしているのだ
と理解できるのですね。

「この秘密を理解したひとが、
<マスター>と呼ばれた。」
(p.125)

だから神は、
このことを理解してマスターになれ
と私たちを励ますのです。

「悟りを開いた<マスター>として
生きるには、
異端者、冒涜者にならなければならない。
あなたは
ほかのひとが信じていることを信じないから、
あなたが彼らの古い真実を否定しても、
ほかのひとたちは
あなたの新しい真実のほうを否定するだろう。
 あなたは、
ほかのひとたちが体験している世界は
現実ではないと否定するだろう。」
(p.125)

他の人の常識を、真っ向から
否定する立場に立つことになります。

世界が平らでなく、
球形だと否定した人たちのように。

「そのころと同じように、
あなたは一見、
議論の余地はないと思われることを
まっこうから否定することになる。」
(p.125)

人々は、
気が狂っていると言うかもしれませんね。

バカだ、おかしい、となじるでしょう。

「いつも忘れずにいなさい--
幻想とはあなたが堪えるべきものではなく、
選ぶものだ。」
(p.125)

幻想の世界で溺れて、
苦しむ必要はないのです。

無理に幻想を生きなくてもいいのですから。

「だが、あなたが生きている幻想は、
誰かほかのひとではなく、
あなた自身がつくったということを
覚えていなさい。
 自分が体験している人生の
責任をとりたがらない人間は、
神がそれを創造したのだ、
自分は堪える以外どうしようもないのだ、
と言う。
 だが言っておくが、
あなたが生きている世界は、
あなたが選択したのだ。
その世界をもう望まないのなら、
世界は変えられる。」
(p.126)

自分の人生に責任を持たないから、
人生を変えられないのです。

世界に責任を持たないから、
世界を変えられないのです。

この世界の幻想は、私が自分で創りました。

そう認めることが重要なのです。

私たちは、
自分の責任から逃れようとして、
神に責任を押し付けようとしました。

その理屈が破綻すると、
今度は悪魔を創り出して、
悪魔のせいにしました。

「完全なスケープゴートだ。
 悪魔。
 ようやく、すべてが納得できる。
もうひとりべつの者が、
あなたやわたしの望みの前に立ちはだかり、
両方をみじめにしている。」
(p.128)

神は、これはコメディーだと言います。

もう笑うしかない理屈です。

そうやって私たちは、
自分の責任を逃れるために
次々と幻想を創り出しました。

そしてその幻想のために、
自分自身を無力な存在に落とし込み、
犠牲者になって哀れんでいるのです。

もういい加減、
そういうコメディーはやめたらどうか
と神は言っています。

何を選択するかは、
私たちが自由に決められるのです。

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