ただ愛に生きる

ただ愛に生きる

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話2」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第12章の7回目になります。

実は前回で第12章はすべて終わっています。

しかし、最後の部分を、
もう一度味わってほしいのです。

それで今回も、
その部分を繰り返したいと思います。

前回と同じ引用になりますが、
すべて通して引用します。

わかりやすいように、
神のセリフの前には「神:」と、
ニール氏のセリフの前には「ニ:」と
入れることにします。

では、以下の引用を、
改めてお読みください。

————–引用開始——————

ニ:前におっしゃった愛の法とは、
どんなものですか?

神:愛はすべてを与え、何も要求しない。

ニ:どうして、
何も要求しないでいられるんでしょうか?

神:人類の誰もがすべてを与えたら、
何を要求するのかね?何かを要求するのは、
ただひとつ、誰かがそれを握って
離そうとしないからだ。
握りしめてしがみつくのは、やめなさい。

ニ:でも、全員が一度にそれをしなければ、
実現できませんよね。

神:そのとおり。
そこで地球的な意識が必要になる。
しかし、そのためにはどうするか?
誰かが始めなくてはならない。
そのチャンスがいまここにある。

あなたは、
新しい意識のはじまりになることができる。

あなたは、インスピレーションの
もとになることができる。
そうしなくてはいけないのだ。

ニ:わたしが、ですか?

神:ほかに、誰がいるのかね?

————–引用終了——————
(p.224 – 225)

考えてみれば、
神は最初から同じことを言っています。

究極の相対性は「愛」と「不安」であり、
その両方を経験しながら
愛に近づいていくのだと。

そうだとすれば、私たちに
どちらを選ぶかという指針を示すなら、
「愛」しかあり得ません。

そして誰がやるかという話では、
「私」しか答えはありません。

なぜなら、
「私」しか存在していないのですから。

神は、突飛なことは
まったく言っていないのです。

当たり前のことを言っているだけです。

しかしそれが、
私たちには脅威に感じます。

自分が損なわれるかもしれないという
自我(エゴ)が感じる不安です。

けれども神は、
それでもやれと言います。

不安を乗り越えて、
勇気を出して一歩を歩み出せと。

ずっと読んでいた本をやっと読み終え、
ブログで紹介しました。

「「憧れ」の思想」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/454920898.html

何という絶妙なタイミングで
これを読んだんだろうなぁと思いました。

この本で言っているのは、
「憧れ」に生きよ、ということです。

以下、その一部を引用しましょう。

「憧れは、
肉体を顧みない人間にしか実感できない。
それは、憧れを抱く本源が、
人間の魂であるからに他ならない。」
(p.31)

「魂とは、肉体が逃げ出そうとする時、
それを逃がさない「何ものか」である。
恐怖に立ち向かう勇気の淵源と見て
差し支えない。
その魂が慕うものこそを、
私は憧れと言っているのだ。」
(p.31)

魂が求める先が「憧れ」であり、
肉体が失われる恐怖に打ち勝つ勇気を
魂は与えてくれるのです。

つまり、魂の欲求のままに生きるなら、
肉体を養うことを無視してでも
「憧れ」に向かう生き方を
することになります。

「だから、我々の生存の根底を
支えているものが愛ということになる。
それを知れば、我々は
愛に生きることを願わずにはいられない。
(中略)
我々は、愛を求めなければならない。
つまり、愛に死ぬのである。」
(p.194)

「武士道は、革命の精神である。
信ずるものに対して身を捨てる精神こそが、
革命の精神に他ならない。
この意味において言えば、
殉教を尊ぶ原始キリスト教も
革命の精神なのだ。
それも自己の死を、
犬死にでいいとする思想である。
そう思い、そう確信することで、私は初めて
命がけの生き方が出来るようになった。」
(p.206)

自分の命より大事なものがある。

それは愛です。

ですから、愛のために生き、
愛のために死ぬのです。

武士道も、殉教を尊んだ原始キリスト教も、
そういう意味で同じだと言います。

しかもその死は、
何ら代償を求めません。

死ぬことによって何かを達成するとか、
後世に何かを遺すとか、
そんなことすら要求しないのです。

それが「犬死にする」ということです。

前回、私は、
「捨て石」という言葉を使いました。

これはまだ甘いと思いました。

「捨て石」は、代償を求めているからです。

「犬死に」は、まったく無益な死です。

そうであってもいいから、
「愛」に生きることが大事なのです。

「私は、ただ独りで死ぬ。そう決心した。
それが、
私の憧れに向かう人生を支えてくれた
本源的思想なのだ。
(中略)
憧れに向かう幸福を、味わってほしい。
それを伝えたいと思った。
(中略)
何があろうと、私はただ独りで死ぬ。
だからこそ、私の生命は躍動するのだ。」
(p.306)

「犬死に」するのは、
死ぬという結果より
愛に生きることを求めるからです。

愛に生きるという行動への情熱です。

その情熱によって勇気を出し、
死という結果にこだわらずに
一歩を踏み出すのです。

「わたしが、ですか?」
と怖気づくニール氏の姿は、
とりもなおさず私自身の姿です。

それに対して神は、
「ほかに、誰がいるのかね?」
と質問形で答えます。

誰もいるはずがありません。

存在しているのは「私」だけですから。

「私」がやるのか、やらないのか。

その2つしか選択肢はありません。

バンジージャンプのジャンプ台の先端に立ち、
「さあ、飛ぶの? 飛ばないの?」
と問いかけられた気分です。

めっちゃ怖いです。

でも、私は飛ぶことに決めました。

なぜなら、そうすることが
「美しい」と思うからです。

他人からすれば何の意味もない
愚かな行動に思えるでしょう。

でも、それでいいのです。

ドン・キホーテのように生きる
と決めたのです。

イワンのばかのように生きる
と決めたのです。

そして、
犬死にしようと思うのです。

奇しくも今日は、クリスマスでした。

メリー、クリスマス!

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幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


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