結婚を変えるために
- 2018.05.07
- 神との対話③
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。
今回は第13章の11回目になります。
私たちが創り出した「結婚」という制度は、
思い通りの結果になっていません。
神は、それをどうすれば良いか
ということを話します。
「破棄したり、捨てたりすることはない。
変えなさい。」
(p.289)
上手く行っていないから捨てるのではなく、
変えれば良いと言います。
これは、宗教に対しても同じでした。
ダメと決めつけて捨てるのではなく、
拡大すればいいのだと。
そこでニール氏は、愛の表現のために
どんな制限を課さねばならないのか
と神に問います。
「何もない。制限はまったくない。
結婚の誓いでも、
それを宣言すべきなのだよ。」
(p.290)
このあたりは、
ニール氏の自作自演という感じもします。
ここまでさんざん
「愛には制約がない」と言っているのに、
また制限することを問うのですから。
そして、この後でわかりますが、
ニール氏は答えをすでに知っているのです。
ニール氏は、
ナンシーという女性と再婚しましたが、
その結婚の誓いにおいて、
神が言ったような誓いをしていました。
神は、その誓いを
ここで発表するようにとニール氏を促します。
ただ、それは「誓い」ではないと言います。
「実際には「誓い」ではなくて、
結婚の声明だがね。」
(p.291)
「誓い」というのは「約束」です。
そして「約束」は「自由」に反する
という話でした。
ですから「誓い」ではなく「声明」、
つまり結婚の宣言だと言うのです。
では、
ニール氏が実際に行った結婚宣言の一部を、
ここに引用したいと思います。
「結婚する理由は、
安定を求めるからではない。
また、心の安定が得られるのは、
相手を自分のものとして所有したり、
支配したり、また所有されたり、
支配されたりするからではない。
人生で必要なものを相手に要求したり、
期待したり、希望するからですらない。
心の安定が得られるのは、
人生で必要なもののすべて--
すなわち愛と智恵と洞察と、
力と知識と理解と、慈しみと共感と強さの
すべてが自分自身のなかに存在することを
知っているからだ。
それを相手から得るためにではなく、
お互いに贈りたいから、
それによって相手をもっと豊かにしたいから、
わたしたちは結婚する。
自分のなかの最高にして最善のものを
正直に表現することをお互いに制約したり、
コントロールしたり、妨げたり、
お互いを束縛するために結婚するのではない。
義務を生み出すためではなく、
機会を提供するために、
成長する機会、
お互いの魂を結びあわせることを通じて
神との究極の一体化を実現する機会を
与えあうために、私たちは結婚する。」
(p.292)
自分は何も要求されないし、自由にできる。
そういう点では
素晴らしいと感じるかもしれません。
しかしその逆に、
相手に何も要求しないし、
自由にさせなければなりません。
それは、
なかなか難しいことかもしれませんね。
たとえば、
自由にできるから浮気をするのアリです。
その代り、パートナーが浮気するのも
認めなければなりません。
それが相手を自由にさせる
という意味です。
最後に神は、
「結婚」についての深淵な話をします。
「わたしたちはみな、結婚している。
互いに結婚しているじゃないか。
いまも、そして永遠に。
わたしたちは結ばれている。
わたしたちは「ひとつ」だ。」
(p.294)
「ひとつ」だということは、
結婚していることと同じなのです。
ニール氏が行った結婚宣言は、
まさに私たちの誓いなのです。
「わたしはあなたを永遠に愛し、
すべてから自由にする。
わたしの愛は決してあなたを縛ることはない。
それゆえに、あなたは
最後にはわたしを「愛する」ことになる。
ほんとうの自分でいる自由こそ、
あなたの最大の望みであり、
わたしの最大の贈り物だから。」
(p.294)
これが「愛する」ということです。
愛するなら、決して縛ったりしません。
愛するなら、相手を自由にさせます。
相手が相手らしく生きることが、
私の最大の望みだから。
私の最大の贈り物は、
相手を自由にさせ、
その人らしく生きられるようにすること。
その最大の贈り物を送ることを、
結婚の誓い(宣言)とする。
そしてそれは、
本来の自分として生きるという
決意表明でもあるのです。
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