すべてを分け合う

すべてを分け合う

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第18章の1回目になります。

前回は、
進化した文明との基本的な違いについて
神は説明しました。

一体性を感じているから、
相手の意に反して殺すことはないと。

今回は、その続きになります。

進化した文明の他の特徴について、
神は語ります。

「彼らは分け合う。」
(p.346)

分け合うことだけなら、
私たち原始的な種でも行っています。

そう反論するニール氏に、
神はこう答えます。

「いや、彼らは、
すべてのひととすべてを分け合うんだよ。
窮乏する者は誰もいない。
彼らの世界の環境にある資源はすべて、
全員に平等に配分される。
国家やグループや文化は、
たまたまその場所にいたからといって、
資源を「所有」しているとは考えない。」
(p.346)

これは大きな違いです。

私たちは、
何かにつけて「占有権」を主張します。

まさに、
先にそこにいたからという理由で。

電車の座席も、海底資源も、
すべてそうです。

それは、私たちの文化がまだ、
私たちは全体と一体なのだ
という信念を持っていないからです。

バラバラだと考えているから、
自分たちを守ろうとして
所有を主張するのです。

「種のシステムが
すべての生命、すべての存在を
最適なレベルで維持していることを
わかっている。
種のシステムを傷つけない、
それが個々の存在を大切にすることだ。」
(p.348)

「種のシステム」とは、
生態系よりももっと大きな概念で、
生存する個々相互の関係や環境との関係、
そしてすべての種の存在の相互関係のことだ
と言います。

もし1つの種が滅びれば、
全体のシステムが狂ってしまう。

それがわかっているから、
どんな小さな個々であっても
それを大切にするのです。

「あなたがたは、
「いまのようなかたちの生命」を
体験できなくなる日に、
危険なくらい近づいている。
それも大半の種のニーズより、
たったひとつの種の欲求を優先させる
と主張しているためなんだ。」
(p.349)

人間という種の、
しかもその中の一部の個人の欲求が
全体よりも優先される。

それが今の私たちの社会だ
と神は指摘しています。

「人類は、このままでは
自分たちのためにならないと気づくまで、
いまやっていることを--
自分に対しても、お互いに対しても--
続けるだろう。
どんなに糾弾したって、変わりはしないよ。」
(p.349)

糾弾(非難)するということは、
誰かを変える力にはなりません。

私たち一人ひとりが気づき、
このやり方では目的に適わない
と理解することが重要なのです。

「しかし、良いにつけ悪いにつけ、
テレビはあなたがたの社会の
焚き火のようなものだ。
あなたがたの方向性を誤らせるのは
メディアではなく、
そこで伝えられるメッセージだよ。
メディアを非難するのはやめなさい。
いつか、あなた自身が
べつのメッセージを伝えるために
利用するかもしれない。」
(p.350)

私も時々、
メディアを批判するようなことを
言ってしまうことがあります。

悪い(目的に合わない)のは
メディアではなくメッセージ。

言われてみれば、たしかにそうですね。

伝えられているメッセージが
私たちの役に立たないことはあっても、
メディアという仕組みそのものは
使いようで役に立つ。

そのことを、
忘れないようにしたいと思います。

ここでニール氏は、
すべての種のニーズを平等に扱って、
どうして種のシステムが成り立つのか
と質問します。

ニーズ同士が
ぶつかることもありますからね。

神はまずこう答えます。

「すべてのニーズは平等に扱われるが、
ニーズそのものは同じではない。
割合、バランスの問題だ。」
(p.350)

たとえば「樹木」と「人間」では、
ニーズがすべて同じでも平等でもない
ということがわかるとして、
神はそれを説明します。

樹木は人間ほど、
毎日のメンテナンスを必要としていないから、
ニーズは平等ではないと言います。

共に水を必要としていても、
人間は頻繁に飲む必要がありますが、
樹木はそうではないということですね。

しかし、樹木には樹木のニーズがあり、
それを無視することは、
人間の生存を脅かします。

頻度は小さくても、無視してはいけない。

偏りすぎることなく、
ちょうどよいバランスを探ることが
重要なのです。

しかし私たちは、
そのバランスを無視して
アマゾンの熱帯雨林の森林を伐採しています。

それが地球全体の大気のバランスを
崩しかねないと言うのに。

土地の有効利用、生産性の向上といった、
自分たちの目先の利益のためです。

神に指摘されるまでもなく、
ちょっと考えれば環境の維持なくして
私たちの生存が危ぶまれることは
「泣きたくなるほど、明白だ」
とニール氏は言います。

神は、こう応じます。

「支配的な種が目覚めなければ、
これからの地球では、
泣くぐらいではすまないほど
「明白」になるだろうな。」
(p.353)

私たち人間が、
何かをしなければならないのです。

では、変化を起こすために、
私たちは何をすれば良いのでしょうか?

長くなりましたので、
この話は次回に続きます。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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