神には条件はない

神には条件はない

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「明日の神」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第15章の2回目です。

前回は、
「必要のない神」についての話でした。

今回は、その続きになります。

可能性に心を開くように
という神の言葉を受け、
ニール氏は探求を続けると誓います。

これまで、
「新しい霊性」の基本的な真理として、
「ひとつであること」「必要がないこと」が
説明されてきました。

そしてここで、「新しい霊性」の
もう1つの基本的な真実が語られます。

「無条件性。」
(p.222)

「これはまったく条件がないという
存在のあり方だ。」
(p.223)

「生命は「ある」。単純に「ある」。
何の条件もない。
生命が「ない」という条件はないのだ。」
(p.223)

私たちが「死」と呼ぶ現象は、
単に形を変えるだけであって、
消えてなくなるわけではありません。

生命は永遠ですから、
なくなることはないのです。

「そう、
だから生命は何の条件もなしに存在する。
ということは、
神は何の条件もなしに存在する、
という意味だ。
ということは、
愛は何の条件もなしに存在する、
という意味だ。
思い出してごらん。
「神」と「生命」と「愛」は入れ替え可能だ。
三つはひとつ、聖なる三位一体なのだ。」
(p.223)

無条件というのは、生命だけでなく、
神にも愛にも適用されます。

神、生命、愛は同義語ですから。

「真の愛は無条件だ。
条件つきの愛など、
愛ではなくてまがいものだ。
ほんとうの愛はほんとうの神、
ほんとうの生命と同じで、条件などない。
条件つきの愛、というのは
言葉そのものが矛盾しているよ。」
(p.224)

私たちは、愛に条件をつけることが
習性になっています。

勉強したら褒美をあげる。

家事を手伝ったら機嫌よくしてあげる。

何かにつけて条件を持ち出し、
取引しようとします。

これは本当の愛ではなく、
まがいものだと神は指摘します。

このことからして、
神から愛されるために条件が必要だ
という考えはおかしいのです。

礼拝をしなければ、捧げ物をしなければ、
他のものを神と崇めなければ・・・
などと条件を付ける神は、
愛と呼べないでしょう。

「昨日の神」は愛すると言いながら、
人間が条件を満たさなければ罰すると言う。

人間は神を愛そうとしながらも、
その罰のために深く恐れます。

「愛と恐れは相容れない。
同じ場所に同時に存在することはできない。
だから人間と「昨日の神」との関係には
激しい軋轢(あつれき)が生じたのだよ。」
(p.224)

愛と恐れが同居できないなら、
罰すると脅す神がおかしいのです。

「神には恐れるべきことは何もない。
神はあなたがたに
何も求めてはいないのだからね。」
(p.224)

ですから多くのマスターたちが
「恐れるな」と言ってきたのです。

愛が真実なら、恐れは不要です。

ここで神は、
「昨日の神」と「明日の神」の重要な違いの
9番目を示します。

「9.「明日の神」は無条件に愛する。
裁かず、糾弾せず、罰しない。」
(p.225)

神は無条件です。

神は無条件に愛するのです。

では、
最後の審判というものはないのでしょうか?

死後にこの人生について裁かれる
ということはないのでしょうか?

神は、次のように答えます。

「毎日が裁きの日だ。
一瞬一瞬が、最後の審判だよ。」
(p.226)

「あなたが考え、話し、行うすべてが、
あなた自身についてのあなたの判断、
つまり裁きを示している。
前にも言ったね。
すべての行動は自己を定義する行動だと。」
(p.226)

私たちの判断が、
自分自身に対する裁きなのですね。

自分が蒔いたものを自分が刈り取るのです。

ここで神は、ニール氏に尋ねます。

「だが、「善いことをする」というのは
どういうことなんだろうね?
金曜日に肉を食べるのは「善いこと」なのか、
「とんでもないこと」なのか?」
(p.228)

他にも、宗教的なしきたりを例にあげ、
善いことかどうかと尋ねます。

ニール氏は、どの神の言うことを聞くかで
違ってくると答えます。

キリスト教の神か、ユダヤ教の神か、
それともイスラム教の神か。

「明日の神」は答えを示しません。

自分で判断するようにと言います。

私たちの疑問は、疑問のままに残るのです。

そこで神は、次のように言います。

「それはいいことだ。
答えより質問のほうが
すぐれているのだから。」
(p.228)

「智恵とは
すべての正しい答えを知ることではなく、
すべての正しい質問をすることだよ。」
(p.229)

答えを知るより質問をする方が優れている。

これはどういうことでしょうか?

「神はすべて創造的なものの源だ。
答えは創造的ではない。
答えを知ったと思ったとたん、
あなたは創造をやめてしまう。
答えは創造を殺すのだよ。」
(p.229)

創造し続けるとは、
質問し続けるということなのですね。

答えを探し求め続けるということです。

「結局、生命/人生にとっての質問は
ひとつだけしかない。
それは「自分は何者か?」という質問だ。
その質問をいだきつづけなさい。
つねに問いつづけなさい。
問いのなかにこそ、
創造の力と動機と情熱がある。」
(p.229)

なぜ「金曜日に肉を食べても善いか?」
と質問するのでしょう?

それは、
神の前に善い人間でありたいからです。

そして神に認めてもらい、
愛されたいからですよね。

つまり、どんな人間でありたいのか、
自分はどんな人間なのか、
という根源的な問いがあるのです。

そして、ある答えを採用してみる。

その答えを試してみるのです。

それによって、また次の質問が出てきます。

私たちの質問に終わりはありません。

本当の私たちである神は無限ですから。

どこまでも、
私たち(神)とはどんな存在か、
という自問を繰り返すのです。

この話を受けてニール氏は、
次のように言います。

「それでは、
いま世界にとっていちばん役に立つのは、
すべての答えをもっていないと宣言する
霊性(スピリチュアリティ)だってこと
なんですね。
「生命/人生の最大の質問を問いつづけよう、
そしてつねに真摯に問い続けるプロセスを
大切にし、それぞれがとる道を尊重しよう。
ただひとつの正しい道などなく、
多くの道が頂上に導いてくれるのだ、
と宣言しよう」と、
その霊性は言うんですね。」
(p.230)

神はニール氏の答えを称賛します。

「そのとおり!そして頂上に到達すれば、
そこにはつねに
登るべき新たな山があるだろう、
と宣言しよう、とね。」
(p.230)

神とは、
私たちが登っている唯一の山であり、
頂上に至る道は無数にあります。

そして神は無限ですから、
登っても登っても、
さらに頂上が用意されているのです。

私たちが新しい霊性を受け入れ、
その通りに生きるなら、
世界は大きく変化します。

世界を救うことができるのです。

「この人類の
霊性の表現における変化は起こるだろう。
それが起こるかどうかが問題なのではなく、
いつ起こるかが問題だ。
それはいつ起こり、
誰が変化を起こすだろうね?」
(p.230)

神は、この問いを何度も繰り返します。

「あなたも、
誰かがあなたの言葉を聞くまで、
誰かが耳を傾けるまで、
何度でもくり返して聞くことだね。」
(p.231)

神は、示唆するだけです。

強制はしません。

選択するのは私たちです。

私たちは、
何を、いつ、選択するのでしょうか?

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赤木篤 (あかき・あつし)


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