何も必要としない神

何も必要としない神

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「明日の神」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第15章の1回目です。

前章の最後に、イエスを例にあげて、
魂の課題からすれば身体でさえも
重要ではないと感じることもある
という話がありました。

人間という視点で見ると、
そう簡単に身体を差し出せないと思いますが、
魂の視点なら充分に考えられるのです。

神は、何も必要としない存在です。

そして、私たちは神そのものです。

ですから、私たちもまた、
本来は何も必要としない存在なのです。

身体であろうと必要としないのですから、
私たちが言う「死」でさえ、
平然と受け入れられるということですね。

「あなたがたも何も必要としないが、
自分ではそれがわからない。
だから自分の必要性を満たそうとして、
年中あれこれと努力している。
だが<マスター>の域に達すれば、
しなくてはならないことは何もない、
と気づくだろう。
あなたがたの必要性は
つねに満たされていたのだ、とね。」
(p.218)

私たちが神そのものなら、
そういうことになります。

ただそのことを忘れているから、
そう思わないだけなのです。

「この真実をめぐって、
ひとは<マスター>の域を
出たり入ったりしている。」
(p.218)

必要性を感じて小さな自分の欲求に従うと、
自分を卑小な存在だと感じてしまいます。

たとえば、電車で座っている時、
眼の前に老人が現れたらどうでしょう?

「いや、自分も疲れてるんだから、
先に座ったもの勝ちでしょ。」

いろいろ正当化はしてみるものの、
何だか気分が悪い。

さっと立って席を譲れば、
自分が大きくなったように感じて、
とても気分がいいものです。

必要性がないとわかれば、
本当の自分に戻るのです。

「「必要ない」というのは、ひとが
あれこれ考えるという性質のものではない。
自分の存在の最も深いところで、
自分自身についてわかっていることだ。
その理解から出発すれば、
とてつもなくすばらしいことができる。」
(p.218)

これまでにも、自分の命を犠牲にして
他の人を助けようとした大勢の人がいます。

そういう人たちは、
自分の命(身体)の必要性を感じなかった。

それを考える前に行動したのです。

「基本的なのは生存本能--
つまり生命--で、
あなたがたの文化的な物語は、
生命を維持するにはどうすればいいかを
教えている。
それも自分の生命ではない。
あなたがたが維持しようとするのは、
あなたがたの外にある生命だ。」
(p.219)

私たちは本能的に、
自分自身の生命は問題ないとわかっている
と神は言います。

だから自分の命を投げ捨てて、
他の命を救おうとするのです。

これは、
私たちの細胞レベルに組み込まれた本能。

その本能を、
私たちは無視してきたのです。

それは他人から吹き込まれた価値観であり、
今の私たちの文化的な物語です。

自分の生命の維持のために何かが必要で、
それを獲得することが最優先だと。

「だが、いま人類にとって役立つのは
新しい文化的な物語だろう。
「新しい霊性(スピリチュアリティ)」が
それであり、
「明日の神」が分かち合うのがそれなのだ。」
(p.220)

これまでも繰り返し言われているように、
神についての信念を変えなければ、
私たちの信念は変わりません。

何も必要としない神を受け入れることが、
世界の救いになるのですね。

しかし、このことが
このシリーズで何度も繰り返されるのは、
それだけ受け入れることが
難しいからでもあります。

そこで神は、
また違う角度から説明を加えます。

「生命には三つの基本原理がある。
生命は機能し、適応し、持続する。」
(p.221)

これについても、
すでに前の本で説明されています。

生命が
機能性のぎりぎりまで追い詰められると、
適応するという話でした。

生命は持続しますから、
機能性の限界で適応する、
つまり形を変えるのです。

「この適応によって、生命は地上で
いまあなたがたが知っているかたちとは
まるで違ったかたちに
劇的に変化する可能性がある。」
(p.221)

かつて存在したアトランティスという文明は、
一夜にして滅んだと言われています。

その真偽はわかりませんが、
かつて高度な文明が地球に存在したことを
神は認めています。

機能性の限界まできたとき、
生命は適応する。

これまでとはまったく違う形へと
地球は変化するのです。

こういう話をすると、
まるで脅されていると感じる人も
いるかもしれませんね。

しかし、神の基本的なスタンスは、
私たちを脅して、
特定の行動をとらせることではありません。

私たちは常に自由な存在であり、
自由に選択することができます。

「選択はいつだってできるよ。
いまの神学でうまくいくと思うなら、
それで機能していて、地には平和、
ひとには喜びをもたらしていると思うなら、
何も変えなければいい。」
(p.221)

私たちが何かを変えるのは、
それでは満足できない
という理由からだけです。

私たちが満足しているかどうかは、
私たち自身にしか判断できません。

ですから、私たちが判断し、
私たちが選択するのです。

「だが、
いまの世界の偉大な宗教すべての教えが
長年かかっても人類を自滅の瀬戸際から
引き戻すことはできなかったと思うなら、
少なくとも、神と生命について
もっと知るべきかもしれない
という可能性を考えてみたい、
と思うのではないか?
必要のない神という「考え方を
受け入れ」なければならないことはないよ。
だが、少なくとも
目を向けてもいいのではないか?」
(p.221 – 222)

あらかじめ何かが絶対に正しいなどと
思い込まないことです。

ここで神が言うことだから正しいなどと
決めつけないことです。

けれども、
現状に満足していないのであれば、
他の可能性に目を向けることは大切です。

同じことをやっていれば、
同じ結果しか出ないのですから。

必要としない神という考えは、
1つのアプローチに過ぎない。

それを検討し、受け入れるかどうかは、
私たちが決めることです。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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