霊・精神・身体への解体と再統合

霊・精神・身体への解体と再統合

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話 完結編」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第27章の1回目です。

この世界の物質的な存在について
神は説明します。

「さて、純粋なエネルギー--
わたしたちが「基本的なエッセンス」と呼ぶ
生命の主たる表現--が凝固するとき、
それは人間の言葉でいう「物質」に変容する。
 これらの凝固は
激しいスピードで振動し揺れているので、
粒子はつねに動いている。
それも
その場で振動し回転しているだけでなく、
回転エネルギーによって
スペースのなかを移動している--
回転している独楽(こま)が
テーブルの上を移動していくようなものだ。」
(p.206 – 207)

つまり、無数の粒子が非常に速く動いて
まるで回転する扇風機の羽の残像のように
そこに個体性の幻想を創るのです。

逆にスピードを低下させれば、
個体性はなくなり、
物質的な身体から離れることができます。

「彼らは要するに
エネルギー粒子の回転を劇的に遅くし、
それによって粒子が振動パターンによって
ある場所からべつの場所へ到達する時間を
拡大する。」
(p.207)

「方程式は単純だよ。
[時間+空間=出現]
 宇宙全体から--
そして宇宙の集まりの宇宙から--
はるかに遠く離れて見ることができれば、
あなたには「神の身体」が見えるだろう。」
(p.208)

ここでは、
個体性の幻想について説明していますが、
あまりよく理解できません。

要は、HEBはエネルギー粒子の速度を
自在に変えることができ、
それによって物質的な身体を
持つことも捨てることも自由にできる、
という理解で良いのではないかと思います。

「HEBは、彼らが
「基本的なエッセンス」の個別の振動として、
つねに永遠に存在していることと、
自分たちはエネルギーの波動を管理し、
周波数を変更して、
目に見えるようになったり
見えなくなったりする、
つまり目的に応じて、あなたがたの言う
「物質」になったり「非物質化」したりする
ことを知っているんだよ。」
(p.209)

詳細な理屈は理解できなくても、
この程度に大雑把に理解しておけば
それでいいのだと思います。

この考えからすると、
私たちもエネルギー粒子の速度が早い時、
身体を持って「生きている」のです。

そして速度が遅い時、
「死んだ」と言っているのですね。

その説明を神から聞いたニール氏は、
次のようにまとめます。

「すると、わたしは決して
「物質でなくなる」ことはないのですね。
つねにエネルギーの集合で、
そうでなくなることは決してないのですね。
「死」は存在しない、とおっしゃるのは、
そういう意味なんだ!
わたしが
「物質」であるか「非物質」であるか、
それは単純にわたしである粒子が
回転する時間がどれほど拡大しているか、
という問題なんですね。
というか、
時空の連続体(Space/Time Continuum)
のなかで、
わたしの粒子がどれほど感覚を空けているか、
ということでしょう!
そして、それは粒子が回転し、
互いの周囲を移動する速度の働きなんですね。」
(p.211)

これも、
これだけではよく理解できない表現です。

死んでも物質であることに違いなく、
見え方が違うだけかのような表現ですが、
では残された身体は何でしょう?

身体という物質は、
「わたし」なのでしょうか?
それとも別物でしょうか?

「あなたがもっていた身体は
離れて消えてしまうのではなく、
再統合される。
いずれ、
周囲の物質と完全に統合されるのだが、
それが皮肉なことに消えたように見える。
実際には消えるわけではぜんぜんなくて、
新しい姿になるのだがね。
今度は
すべてを作っているものに融合するというか、
それとひとつになったように見える。」
(p.212)

身体という物質を構成していた要素は、
バラバラになって他のモノを構成します。

土に還ると言われる通りです。

ただそうすると、
その前にニール氏が述べた
「物質でなくなることはない」という意味が
いまいちよくわかりません。

私たちの物質的な要素は、
他のモノを構成する要素へと
変わっていくのですから。

まあここも、
それほど重要なこととも思えないので、
今はわからないままにしておきます。

「それから、粒子は
その身体に宿っていた魂によって集められ、
精神(Mind)と霊(Spirit)と一体になり、
再び三つの部分からなる自己になる。
それが、これまでいろいろと書かれている
「肉体の復活」だよ。」
(p.212)

元になる魂や精神があれば、
後は物質の構成要素を集めてくるだけで
元の身体を持った人になるのです。

「あなたが身体とか精神と呼んでいる
エネルギー的表現は、
すべての永遠性のなかを
魂とともに旅している--
事実、魂の一部なのだ。
精神が限られた理解のなかで
身体とか精神と呼んでいるものは
単に魂のエネルギーの側面に過ぎず、
魂は特定の周波数で振動することで
身体や精神を特定のやり方で経験させ、
表現させている。」
(p.213)

前に、
死によって身体の濃い部分は捨てられるが、
そうでない部分は残ると言っていました。

つまり「身体」の本質は、
目に見える物質にあるのではなく、
いわば「霊体」にあるのですね。

そして、その身体(霊体)や精神は、
魂の表現の一側面なのです。

便宜上3つの要素に見せているだけで。

「あなたがたは三つの部分--
身体、精神、霊--からできている存在で、
決してそれ以下でもそれ以上でもあり得ない。
あなたがたが形而上的存在から
物質的存在へと移動するときには、
「ほんとうの自分」のこれらの側面を
ただ解体し、再統合するだけなのだよ。」
(p.213)

太陽光のような存在が、
私たちの本質だと神は言います。

それがプリズムを通すことで
いくつかの色の光になるように、
霊、精神、身体という要素に分かれます。

しかしまた死ぬ時には、
それらが再統合されます。

それが本当の魂です。

身体の濃い部分(物質)は、
この世に残されますが。

この章では、
三次元の私たちに理解しづらいことを
様々な表現で神は説明しています。

私にはすべてを
完全に理解できたとは思えません。

ですが、
これまでに語られたことに照らし合わせて、、
同じことが語られていると思うのです。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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