さらに上を目指しなさい

さらに上を目指しなさい

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第8章の12回目になります。

前回は、人間関係を良くするには、
目的を間違えないことだ、という話でした。

他人が何かを与えてくれることを
期待するのではなく、
自分が何を経験するかを考えるのです。

人間関係は、
唐突に何が起こるかわかりません。

信頼していた友人から裏切られたり、
子どもが非行に走ったり、
予想もできないことが起こります。

なぜなら、
そういう状況でなければ経験できない
自分の一部があるからです。

そこで神はこう言います。

「人生で保証が欲しいというなら、
あなたは人生を望んでいないことになる。
それでは、書かれた台本どおりの
リハーサルを望んでいるだけだ。
人生は本質的に保証のないものだ。
そうでなければ、
人生の目的そのものが損なわれてしまう。」
(p.190)

何が起こるかわからないから、
人生は楽しいと言えるのです。

たとえば、毎回300点が保証される
ボーリング場があったとしたら、
遊びに行くでしょうか?

これは、
福島正伸さんが言っていることです。

何が起こるかわからないし、
どうなるかわからないから楽しいのです。

上手く行くのか行かないのか、
それが自分にかかっているから
ワクワクするのです。

魂は、この世に遊びに来たのです。

神である自分を再発見する人生ゲームです。

そして神の片鱗を見つけるたびに感動し、
「そうだー!これが私だー!」
とばかりに狂喜乱舞するのです。

ですから、
危機的な状況になればなるほど、
ワクワクドキドキするのです。

だって、今こそ自分の出番ですから。

そこで著者のニール氏は、
人間関係の出発点はこれでいいとして、
あとはどうすればよいかと尋ねます。

神は、以下のように答えます。

「難題に挑戦するなら、
困難な時もあるだろうと覚悟する必要がある。
難題や困難を避けようとしてはいけない。
難題や困難を歓迎しなさい。
心から歓迎しなさい。
神からの偉大な贈り物だと思いなさい。
他との関係のなかで--そして人生で--
するべきことができる
栄えある機会だと思うことだ。
困難にぶつかったとき、
パートナーを敵だの対立相手だのと
考えないように努力しなさい。
どんなひとも、
どんなことも敵だと思わないこと、
それどころか問題だとも思わないことだ。
すべての問題を
チャンスだととらえる力を養いなさい。」
(p.190)

難題はやってきます。

その人がどんな課題に挑戦しようとするかで、
その程度が変わってきます。

たとえば、
坂本龍馬や西郷隆盛の人生を見てください。

彼らの人生は、難題や困難の連続でした。

孔子やイエスを見てください。

思い通りにならないことばかりでした。

彼らは、愚か者だったのでしょうか?

ある意味で、そうかもしれません。

あえて困難を背負い、
自分の出番を創ったのです。

大バカ者と言えるでしょう。

けれども、間違いなく彼らが歴史を動かし、
日本や人類を救ってきたのです。

すべては、
より大きな自分を体験するための
チャンス(機会)です。

もっともっと大きな自分を見るようにと、
神はこう言って励まします。

「自分のなかに、
これまで見ていた以上のものを見ることだ。
パートナーにも、
いままで以上のものを見ることだ。」
(p.191)

まずは自分の中に、
より大きな自分を見ることだと言います。

簡単に自己卑下していてはいけません。

「私」という存在を、
不遜にもバカにしてはいけないのです。

だって、その実体は「神」ですからね。

そして、パートナーの中にも、
素晴らしい姿を見ることです。

自分がそうやって見ることができれば、
パートナーも自分の中に、
理想の自分を見るようになります。

野口嘉則さんの
「僕を支えた母の言葉」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/287874428.html
がまさにそうです。

何があっても「おまえは素晴らしい」と
母親は言い続けました。

相手の中に理想の姿を見続けたのです。

最初は自己卑下していた息子も、
やっと自分の中の素晴らしさに目覚めます。

私たちはこうやって、
自分や他人を変えていくことができます。

まず、今の自分や相手の中に、
素晴らしさを見るのです。

自分の思考が、現実を創造するのです。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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