楽しみは人それぞれ

楽しみは人それぞれ

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第8章の4回目になります。

前回は、自殺や自殺を助けることは、
決して「悪い」ことではない
という話でした。

今回はその続きになります。

指摘されてみると、
自殺に対する考え方の矛盾は
明々白々という感じがします。

それなのに、
私たちがこの矛盾に対処しないのは
なぜでしょうか?

神は、こう答えます。

「真実を知ったら、
何とかしなければいけなくなるからだ。
それは、いやなんだよ。
だから、
見て見ぬふりをするしかないのさ。」
(p.184)

そして、
何とかしなければいけなくなることが
嫌だと感じる理由も説明します。

「何とかするためには、
自分の楽しみをあきらめねばならない。
楽しみはあきらめたくないんだよ。
緩慢な死の原因の大半は、楽しいことか、
楽しいことの結果だ。
そして、楽しいことの大半は、
身体を満足させることだ。」
(p.184)

たとえばタバコはそうですね。

別に吸わなくても生きていけるのに、
吸うと頭がスッキリするとか、
イライラが解消するなど、
身体の喜びがあるからやめられません。

多くの人が、健康に悪いと知っているし、
受動喫煙の被害のこともわかっていて、
なお公共の場ですら禁煙にできません。

それは、身体の楽しみを
何よりも優先したいからです。

「それは、あなたがたの社会が
原始的だというしるしだよ。」
(p.184)

つまり、
私たちの社会はまだ発達していないので、
身体の欲求を優先させるレベルなのです。

だから、
身体の欲求を優先させようとして、
矛盾に目をつぶっているということですね。

しかし、
楽しみを求めることそのものは、
決して悪いことではありません。

ただ、
レベルによって違いがあるだけです。

「いろいろな社会のちがいは、
何を楽しみと考えるかということだ。」
(p.185)

「ただ、もっと高次の魂の楽しみを
中心にできあがっている社会では、
身体の物質的な楽しみが
ほとんどを占めてはいない。
もっと高次の社会や存在は、
楽しみももっと高次なのだ。」
(p.185)

これを卑屈に感じる必要はありません。

赤ちゃんはハイハイしたり、
つかまり立ちをしたりすることに
関心を持っています。

やっと立てたら、それだけで大喜びです。

しかしそれは、
大人にとっては簡単なこと。

何ら楽しみにもなりません。

だからと言って赤ちゃんが、立つ喜びを
卑屈に感じる必要があるでしょうか?

そんな必要があるはずもありませんよね。

そうは言われても、
低レベルだと指摘されると
何だか腹立たしく感じてしまいます。

それはどうしてでしょう?

「それは、あなたのエゴが
自分ではないもの、自分ではない存在に
どっぷりとつかっているからだよ。
ほとんどのひとは、
観察したままを言われるとむっとする。
自分がもっていたくはないものを
観察された場合にはね。」
(p.186)

そうなのです。

自分が否定しているものが
自分の中にあると指摘されると、
腹が立つのです。

たとえば、背の低い人が
「チビ」と言われて怒るのは、
まさにこのことです。

その人が
背が低いことを「良くない」と考えて、
そういう自分を受け入れていないから、
腹が立ちます。

その証拠に、
背が高い人に「チビ」と言っても、
「何言ってるの?」くらいなもの。

自分が「チビ」だと
認識していないからです。

また、背が低くても、
それが長所だと思っている人も
腹が立ちません。

そのことを受け入れているからです。

「しかし、何かをしっかりともつまでは、
それを手放すことはできない。
何かを捨てるには、
まず所有しなければならないのだよ。」
(p.186)

背が低いことにコンプレックスがある時、
まずは自分が背が低いということを
しっかりと受けいれなければなりません。

これがつまり、
「ありのまま」の自分を受け入れる
ということです。

今のままの自分でOKだと
認めることです。

「悟りは、「ありのまま」を批判せずに
受け入れることから始まる。」
(p.186)

長所も短所も、むしろ短所を、
そのままにOKだと思うこと。

そんな自分でいいのだと決めることです。

「抵抗すれば、相手はますます強くなる。
見つめれば、相手は消える。
幻のかたちを保てなくなるからだ。
あなたはありのままを見る。
「ありのまま」はつねに変化しうる。
変わらないのは「存在しないもの」だけだ。
だから、ありのままを変えたければ、
それを引き受けなさい。
抵抗してはいけない。否定してはいけない。
否定するのは、宣言することだ。
宣言するとは、創造することだ。」
(p.186)

何かを否定していると、
その幻の存在にエネルギーを
送り続けることになります。

なぜなら、創造者は自分ですから。

そうではなく、そのまま見つめること。

ただ見つめていれば、
それだけで変化していくと言います。

「もっと迅速に進化する道は、
ないものではなく、
あるものを認めることから始まる。」
(p.187)

まずは、
低次のレベルであることを受けいれ、
それをしっかりと見つめることです。

そうすれば、
より進化が早まるでしょう。

つまり、
身体の楽しみを追ってしまう自分を、
それでいいと認めることです。

「ストレス解消になる」などと正当化せず、
「身体に悪いとか
他人に迷惑だとわかっていても、
やめられないくらい自分の身体の楽しみに
溺れてしまう自分なのだ」
と認めることです。

そして、今はそれでいいと思うことです。

だって、実際にそうなのですから。

そうやって自分のことを受けいれ、
罪悪感もなしに認めることが、
対象を見つめることになります。

そうやって見つめていると、
これまでコントロールできなかった
「やめられない」という思いが
変化してくるのです。

それは、これまでの楽しみでは
満足できなくなるからです。

より高次の楽しみを得る方が、
自分らしいと感じられるからです。

ですから、
誰がどんなことを楽しいと感じても、
それを否定する必要はありません。

ただ単に違いがあるだけだからです。

それぞれの人に、
その人にふさわしい課題があります。

赤ちゃんの課題を
大人が否定する必要はないのです。

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幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


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