他よりすぐれた民はいない

他よりすぐれた民はいない

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との友情・上下」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第7章の4回目です。

前回は、優越感を感じる自分を認め、
それを表現せよという話でした。

それが神の栄光につながるのだからと。

今回は、その続きになります。

ニール氏は、自分は楽観的だと言います。

それは、自分がアメリカ人で、
子どもの頃からカトリック信者だったからと。

そのように、
あえて優越感を感じていることを
表現します。

少しわざとらしくも感じるのですが、
次の話の展開のためなのでしょう。

神はこう言います。

「だが、そうやって優越感を教えることが、
世界に大きな苦痛をもたらしている。
自分たちは何らかの理由で
ほかの人間より「すぐれている」という
深くしみこんだ思いこみは、
特別の自信につながるかもしれないが、
同時に
「自分が間違ったことをするはずはない」
という思いが
「自分たちが間違っているはずがない」
という考えに変わることが多い。
これは自信ではなく危険な傲慢で、
何を言おうと何をしようと、
自分たちは正しいと信じることになる。」
(上 p.182)

「さまざまな文化的神話のなかで、
なくしたほうがいい神話が
ひとつあるとしたら、
何か魔法のような要因によって、
自分たちはほかの人間より
すぐれているという考え方だろうね。」
(上 p.182)

神はこのように言って、
選民思想的な優越感を批判します。

ユダヤ民族には選民思想があり、
自分たちは神から選ばれた民族であり
他とは違うのだという優越感があります。

キリスト教もその流れを汲んで、
キリスト教徒こそが選ばれた人々だ
と考えています。

だから、イエスのもとに結集して作った国、
アメリカは優れていると思うのです。

これは何もキリスト教に限りません。

戦前の日本もそうでした。

神国日本は、
神である天皇陛下がおわします国ですから、
戦争に負けるはずがなかったのです。

「あなたがたの文化に
こうした考え方を捨てさせられたら、
その日に世界を変えられるよ。
「よりすぐれている」というのは
一番危険な言葉だ。
それより危険なのは
「正しい」という言葉だけだ。
この二つはつながりがある。
自分のほうがすぐれているから、
自分が正しいと考えるのだからね。」
(上 p.183)

「すぐれている」と「正しい」が、
世界を無用な争いに引き込みます。

この2つが
人々を無用な争いに引き込みます。

だからこの2つをなくせば、
世界は瞬時に平和になると言うのです。

「わたしは、どの民族もどの文化圏も
選民だと言ったことはないし、
わたしに通じるひとつの道を
真の道だと言ったこともない。
どの国、どの宗教にも
特別の好意をもってはいないし、
ひとつの性や人種を
他よりすぐれていると言ったこともない。」
(上 p.183)

このように神は言って、
明確に選民思想を否定します。

民族、文化圏、国、宗教、性、人種など、
それぞれ違いがあるだけで、
どれが優れているということはないのです。

そこで神は、
「世界を癒すたったひとつの言葉」を
世界の指導者たちに発するように言います。

「わたしたちの道がすぐれているのではなく、
これもひとつの道にすぎない。」
(上 p.183)

これは実に挑戦的な言葉です。

自分たちがすぐれているわけでも、
正しいわけでもないという言葉ですから。

もしそうだとすれば、
どうして他と争うことができるでしょう?

争う根拠がなくなってしまうのです。

そしてこの言葉は、
この「神との対話」シリーズの内容さえ
規定するものです。

「神との対話」シリーズも、
これがもっともすぐれているわけでも
正しいわけでもない
ということになります。

私たちはこれまで、
どの考え方が優れているのか、正しいのか、
ということで争ってきました。

私自身もそうです。

今でもつい、言い争いをしてしまいます。

しかし神は、
絶対的に「すぐれている」も「正しい」も
ないのだと言います。

単に1つの考え方に過ぎないのです。

単に違いがあるだけなのです。

これを受け入れることは、
そう簡単ではありません。

なぜなら、自分の存在そのものが
否定されるような怖さがあるからです。

しかし、乗り越えていかなくては
ならないのでしょうね。

「わたしたちの道がすぐれているのではなく、
これもひとつの道にすぎない。」
(上 p.183)

この言葉を忘れないように、
肝に銘じたいと思います。

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