全面的な愛は自然

全面的な愛は自然

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との友情・上下」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第15章の2回目です。

「五つの姿勢」についての話をしています。

「五つの姿勢」とは、
「大きな喜び」「愛」「受容」「祝福」
「感謝」の5つです。

この5つを実践することで、
神性が得られるということです。

前回から「愛」の話題になりました。

この世での愛の経験は一時的なものですが、
愛そのものは永遠です。

それを知って、全力で愛することが
神性の表現だという話でした。

今回はその続きになります。

前回の最後に、神はこう言いました。

「神は、全面的な愛だよ。」
(下 p.88)

では、「全面的な愛」とは何でしょうか?

「ひとはその言葉を口にするが、
ほんとうに愛するという意味を
理解していない。」
(下 p.90)

「愛」とか「愛しているよ」と口にしても、
その意味を理解していないと神は言います。

無条件に愛することをしているのは、
マスターと呼ばれる人たちだけだと。

ニール氏は、
自分はマスターじゃないから
と自己卑下します。

それに対して神はこう言います。

「あなたは<マスター>だよ!
誰もが<マスター>だ!
ただ、それを経験していないだけだ。
だが、あなたは
<マスター>の経験への道を進んでいるよ、
わが息子よ。」
(下 p.91)

「マスターと呼ばれる人」は、
「マスターの経験をしている人」なのです。

すべての人は、
本質的にはマスターなのですね。

つまり、誰もが本当の「愛」を知り、
「無条件の愛」で愛することができます。

なぜなら、本当は「マスター」だから。

そしてこれを読む人々はみな、
マスターの経験への道を進んでいるのです。

神はそう言って、
私たちを励ましてくれます。

そのあとニール氏の述懐が続きます。

そしてニール氏は再び、
「全面的な愛」という神の姿勢を
どうすれば身につけられるかと問います。

神は、こう答えます。

「全面的な愛というのは、
まったく自然なことだ。
愛は自然なんだよ。
通常ではないが、自然だ。」
(下 p.97)

「人間としての基本的な性格は愛すること、
すべてのひと、
すべてのものを愛することだが、
あなたがたにとってはそれは
通常ではないね。」
(下 p.97)

私たち人間は、
愛することが自然なのです。

しかし、今の私たちは通常、
そうなっていないのです。

どうしてそうなっていないのでしょう?

神は、こう説明します。

「自然な自己は邪悪で、
飼い慣らし、抑制し、
従属させなければならないものだ、
と信じてきたからだよ。
だから、
自然でない「通常の」行動をするように、
そこからはずれないように要求されてきた。」
(下 p.98)

つまり、
意図的に自然な性質を捻じ曲げられてきた
ということです。

自然であることを罪とされ、
放埒(ほうらつ)で危険な悪だ
とされてきたのです。

たとえば、裸体でいること、
裸体を見せることが
どうして罪になるのでしょう?

人が本来の自分であることを否定され、
抑圧されてきたのですから、
自然になれなくて当然ですね。

私たちはこのように、
人としての自然な性質を否定され、
抑圧されてきたのです。

どうしてそうなったのでしょう?

「なぜ抑圧するかといえば、
自然な性向に「まかせたら」
傷つくのではないか、
自然な楽しみにまかせたら
自分もひとも傷つくのではないか、
と心配だからだ。
そんな不安を感じるのは、
人類は基本的に邪悪だという
「支える思考」があるからだ。」
(下 p.99)

罪を持って生まれてきたという
原罪説ですね。

キリスト教など一神教の根底には、
この原罪説があります。

それが「支える思考」となって、
不安を増長させたのです。

この私たちは悪だという決定によって、
私たちの現実が創造されてきました。

「間違っていると思うのはいやなので、
自分たちが思ったとおりになるようにと、
あなたがたはひたすら努力してきた。
人生を見て思ったとおりだと考え、
それを文化的な物語にしてきた。
ほらやっぱりそうだ、とあなたがたは言い、
そう言いつづけることで、
それを現実にしてきた。」
(下 p.99)

私たちは悪だ
という決定を否定するのではなく、
肯定しようと努力を重ねた。

こうして物語が作られ、
この思考が強化されてきました。

だから、自然な性向が抑圧され、
通常は現れなくなってしまったのです。

では、
私たちはどうすればよいのでしょう?

神はこう言います。

「その物語を変え、
自分たちについての考えを変え、
人類という種についての考えを変えなければ、
全面的に愛することはできない。
なぜなら、自分自身を
全面的に愛することすらできないから。
それが全面的に愛することの第一歩だ。
自分自身を全面的に愛さなければいけない。」
(下 p.99)

最初に立ち返って、
私たちが悪であるという決定を
ひっくり返さなければならないのです。

そうしなければ、
私たちは自分自身を全面的に愛せません。

自分さえ愛せないのであれば、
他人を愛することなど不可能です。

ですから、第一歩として、
自分を全面的に愛することが重要なのです。

こういうところを読むと、
私は、日本人は幸いだなぁと思うのです。

なぜなら、
原罪論の神話を持っていないからです。

日本の神話には、
そういう自己否定はありませんから。

しかし、先の大戦の敗戦により、
私たちは神話から遠ざけられました。

子どもたちに神話を教えることを
否定されてしまったのです。

それはある意味で、
一神教の人々の妬みであり、
復讐なのだろうと思います。

日本がこれからの世界のリーダーとして
活躍するチャンスがあると感じるのは
このことです。

日本人には原罪の呪いがないから、
全面的に愛することが容易です。

そのメリットを自覚して
伸ばすことが重要ではないか。

私は、そう思うのです。

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