全体で1つの曲を奏でる交響楽

全体で1つの曲を奏でる交響楽

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との友情・上下」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第18章の3回目です。

3つの知恵の1番目、
「わたしたちはすべて一体である」
の話が続きます。

前回は、政治に霊性を求めるのは、
真の自分を表明したいからだという話でした。

それは自分を定義することであり、
人生で最も重要なことであると。

そして、それが重要だから、
一人ひとりはそれぞれに素晴らしいのだ
ということでしたね。

今回は、その続きになります。

神は、私たちの自己定義を
交響楽に例えます。

それぞれが別の音を奏でながら、
全体で素晴らしいハーモニーになる。

ですから違っていていいし、
違うからこそ素晴らしいのです。

しかしニール氏は、
音が外れていたらどうなるかと問います。

誰か1人音が外れたら、
交響楽の全体が台無しになる
と考えるからです。

神は、自分の子どもが音を外したら
親はどう思うかとニール氏に尋ねます。

そして、こう言います。

「あなたがたは、わたしの子供だ。
わたしはあなたがたの歌を聞いて、
美しいと言う。
あなたがたが歌うとき
「はずれた音」などないのだ。
わが子よ、
心から歌うあなたがたがいるだけだ。
あなたがたは神の交響楽だ。
あなたがたを通じて、
神は生命の交響楽を奏でる。
あなたがたの演奏には、
「はずれた音」などない。
あなたがたがいるだけだ。」
(下 p.180)

子どもが一生懸命に歌っている姿を見て、
音が外れたとけなす親はいません。

ほれぼれとして聞き入り、
上手だと言って褒めるでしょう。

実際、本当に上手かどうかなど
どうでもいいのです。

ただ自分の子どもが歌っているだけで、
それは愛らしいのです。

そして神は、こう付け足します。

「そこに美を見いだせないのなら、
わたしは魂ではない。
いいかね、いつもこのことを忘れないように。
理性が否定するところでも、
魂は美を見いだす。」
(下 p.180)

美しさは、
理性で判断するものではありません。

心で、魂で、判断するものです。

そして魂は、あらゆるところに
美しさを見つけ出すのです。

このことは何も、
子どもの演奏を聞く時だけの
話ではありません。

常にそうであるべきなのです。

「だから、人生ではつねに魂で見なさい。
魂で聞きなさい。」
(下 p.180)

そうすればそこに、
美しさを見つけるからです。

そして神は、
この本の文章さえも魂で見て、
魂で聞くようにと言います。

真の理解は、
理性ではなく魂で行うものだからです。

「わたしの言葉の美と驚異と真実を見るのは、
あなたがたの魂だ。
あなたがたの理性は、
永遠にそれを否定するだろう。
前にも言ったとおり、神を理解するには
理性から離れなければならない。」
(下 p.181)

理性は私たちを惑わすのです。

理性から離れて、魂で判断すること。

このことは、
理屈っぽい私には特に重要ですね。

自戒の言葉として、
受け止めようと思います。

こうして魂で見聞きすれば、
はずれた音は気にならなくなります。

その立場で行動するように
と神は促します。

「はずれた音が聞こえたからといって、
あなたが参加している交響楽を
やめてはいけない。
ただ、音を合わせればいい。」
(下 p.181)

では、その「音を合わせる」とは、
政治活動ではどう表現されるのでしょう?

それについて神は、こう言います。

「効果的な政治活動は、そして霊的活動も、
決して怒りや憎悪から生まれるのではなく、
愛から生まれる。
誰かあるいは何かが間違っている
と決めつけることが重要なのではない。
いまの現実を
新しいものに変えようという決断、
真の自分、
こうありたいと思う自分についての
新しい考えにもとづいて
現実を変えようという決断が大事なのだよ。」
(下 p.181)

是非を明らかにすることが重要なのではない
と神は言います。

「正しい」かどうかではなく、
「それもまた1つの方法」
として相手を受け入れること。

そうして一緒に変えていこうとすること。

それが重要だと神は言います。

これまで政治の世界では、
対立と闘争が続いていました。

対立しなければ意味がないとばかりに、
些細な違いを見つけては対立し、
相手を批判非難しています。

そういう否定し合う行動は、
愛の行動とは言えません。

愛の政治活動ではないのです。

ここで神が
政治に霊性を注入すると言っているのは、
そういった対立闘争の政治を
改めることでもあると思います。

違いは違いとして認め、受け入れながら、
より生命に寄与する政策を考える。

相手への敬意、尊重、そして愛。

そういう姿勢が、
政治においても求められるのだと思います。

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