3.分裂という幻想

3.分裂という幻想

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神とひとつになること」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第3章の1回目です。

前回の最後にあったように、
最初の「失敗という幻想」の対処を
間違えてしまったため、
次の幻想が生まれました。

それがこの「分裂という幻想」です。

「創造者と造られたものはひとつではない、
という幻想だ。」
(p.47)

「人類は、
造られたものが創造者と離ればなれなら、
そして創造者が
造られたものの好きにさせたなら、
造られたものが創造者の望まないことを
するかもしれないと考えた。
それなら、
創造者の意志がくじかれることもある。
神が何かを望んでも
実現できないこともありうる。」
(p.47)

前の第二の幻想を補完する形で、
第三の幻想が生まれたのですね。

「分裂が失敗の可能性を生み出したのだが、
失敗は必要性が存在すればこそ可能だ。」
(p.47)

必要性があるからこそ失敗があり得、
分裂があるからこそ失敗は
充分に起こりえることになります。

「最初の三つの幻想--
必要性、失敗、分裂--がいちばん重要だ。」
(p.47)

以下の7つの幻想は、
この3つの幻想が支えていると言います。

そのために多くの文化的な物語、
つまり神話が創られたのだと。

ここで神は、
聖書の物語を例にあげます。

失楽園の物語です。

神は、
善悪を見分ける知恵の木の実だけは
食べてはいけないと命じました。

しかし、ヘビ(サタン)にそそのかされて
アダムおイヴは食べてしまった。

それが神に対する究極の反逆であり、
冒涜(ぼうとく)になったのだと。

すべて造られたものは、
創造者を崇めなければならないし、
創造者以上に偉大になろうとしては
いけないというわけです。

しかし神は、
この物語のおかしな点を指摘します。

人間にない資質を神に持たせているとして、
次のように言います。

「人間は子供たちが、
自分より偉大とは言わないまでも、
自分と同じくらい偉大になってほしい
と願っている。
健全な親であれば、
子供たちが自分を乗り越えて育ち、
自分より立派になるのを見るのが
いちばんうれしい。」
(p.48)

指摘されてみると、たしかにそうです。

神が人間を子どもとして創ったなら、
自分と同じように、自分以上に偉大に
なってほしいと願うはずです。

それなのにこの物語では、
神は怒って追い出したのです。

他にも、堕落した天使がサタンになり、
神と争うほど強大な存在となったりします。

そのサタンと争って、
神が負ける可能性があるとまで考えます。

冷静に考えてみれば、
いかに矛盾に満ちているかがわかります。

しかし、私たちはこういう物語を
繰り返し話し聞かせることで
真実であると信じさせようとしてきました。

嘘も100回言えば真実になる、
ということですね。

物語に隠された3つの幻想を、
神は次のように整理します。

「1.神には決まった予定がある
(必要性が存在する)
2.人生の結果は疑わしい(失敗が存在する)
3.あなたがたは神と離ればなれになっている
(分裂が存在する)」
(p.50)

「必要性と失敗という考え方は
残りの幻想に不可欠であり、
分裂が存在するという考え方は
人間に最も大きな影響を及ぼした。」
(p.50)

分裂という第三の幻想は、
私たちに大きな影響を与えたと言います。

「第三の幻想が真実だと考えれば、
それに応じた人生経験をする。
だが、
それは真実ではなく幻想だと考えれば、
べつの人生経験ができる。」
(p.50)

この分裂という幻想を信じるかどうかで、
まったく違う経験をすると神は言います。

現在は、この分裂の幻想を
ほとんどの人が信じています。

「だから、ひとは神から離れ、
お互いに離ればなれだと感じている。
 わたしから離れていると感じるから、
わたしとの意味あるふれあいが、
非常に困難になる。」
(p.50)

離れていると感じているから、
本当は一体である神を
感じることができません。

「そのために、
人間は宇宙で最も大きな力を
活用する輝かしい機会を失う。
人生をコントロールできないし、
条件を変えることはできないし、
訪れる人生経験からも、その結果からも、
のがれられないと信じて、
そんな生き方に身をゆだねる。」
(p.51)

無力感を感じ、絶望してしまうのですね。

だから、
苦しみに耐えるだけの人生を送ります。

その先に救いがあると信じることでしか、
その苦しみを乗り越えられないから。

それが、分裂という幻想を信じた
私たちの経験なのです。

●今日のメルマガは、いかがでしたか?
 面白かった、役立ったという方は、
 以下のURLをクリックしてくださいね。

⇒ http://clap.mag2.com/chisouclen?KT181211a

またこちらには、
短い感想を書くこともできます。

励みになりますので、
よろしければコメントをください。

長くなる場合は、このメールに返信か、
メルマガの最後にあるアドレスまで
メールでお願いします。

また、よろしければこのメルマガを、
お友達にご紹介くださいね。

どうぞ、よろしくお願いします。

◆メルマガの目次

このメルマガの過去ログの目次を作りました。

対象となるメルマガを、
目次から選べるようになっています。

こちらのカテゴリから対象となる本を選んで、
ご利用ください。

http://4awasejsn.seesaa.net/category/27051269-1.html

========================================

 こちらのメルマガもあわせてどうぞ!

 ●「幸せ実践塾」通信
 http://www.mag2.com/m/0001680038.html

========================================

◆本の内容が性に関するテーマの時は、
タイトルに「(18禁)」とつけます。

そういうテーマを避けて読みたい場合、
参考にしてください。

◆◇◇——————————————-

幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


◇ブログ:
「傷ついた心を癒して幸せになる!
~「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
http://4awasejsn.seesaa.net/

◇メールアドレス
a.akaki●kekkon-4awase.com
(上記●を@半角に置き換えてください。)

——————————————-◇◇◆

العربية简体中文EnglishFrançaisDeutschItaliano日本語PortuguêsРусскийEspañolไทย