「明日の神」を受け入れた世界

「明日の神」を受け入れた世界

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「明日の神」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第19章の2回目です。

前回は、霊性が政治にどう影響するか
という話でした。

その最後に、
霊性の違いが対立となり、
戦争を引き起こしている
という話がありました。

軍事力の問題ではなく、心の問題であり、
霊性の問題なのだと。

今回は、その続きです。

「新しい霊性」は、
戦争などの問題を解決すると神は言います。

ではその時、
政治はどのように変化するのでしょう?

神はその問いに、次のように答えます。

「「新しい霊性(スピリチュアリティ)」は、
あなたがたの神聖な信念を
ひとつにまとめるだろう。
「新しい霊性」の時代には、
人類はやっと基本的な信念を共有し、
世界中の政治的な表現に
もっと統一的な基準が生まれるだろう。」
(p.285)

それぞれの宗教に基づいた政治は、
排他的で闘いを生み出しました。

その状態にうんざりして、
宗教を全く排した政治もできましたが、
上手く行かなかったと神は言います。

「神性との結びつきは
人類にとっての本能だから、
その結びつきを無視しようとしても
むだなのだ。」
(p.285)

これは「宗教はアヘンだ」として弾圧した、
社会主義国のことを言っているようです。

「人びとの暮らしから
完全に神を排除しようとする政府は、
結局、それが不可能だと悟る。
神性に向かう衝動は
人びとの細胞レベルのものだから、
本物の無神論者でさえ、
その根源的な本能を克服し否定するには、
がむしゃらな力ずくの
精神的プロセスを経なければならない。」
(p.286)

信仰は人の本能であり、
無神論者であっても
完全に捨て去ることは難しいのです。

宗教とともに霊性を否定しようとしても、
それは不可能だと神は言います。

しかし、それぞれがバラバラの霊性では、
やはり上手くいかないのです。

「しかし
ひとによって違う「昨日の神」の姿を
見ているかぎり、厳しい挑戦は続くだろう。」
(p.286)

私たちは、神の属性に基づいて
人間社会を作ってきました。

前に、「自由」を例に
アメリカ社会のことを話していましたね。

ただその神の属性が、
人によってバラバラだったために、
お互いに対立することになったのです。

「問題は、神の属性を真似て
社会をつくろうとしていることではなくて、
その属性についての
あなたがたの認識や理解が不完全なことだ。」
(p.287)

「新しい霊性」つまり「明日の神」は、
認識や理解を完全なものにして
バラバラから一体化へと変えるのです。

「すべてがひとつであること--
神と人間がひとつであることも含めて--が
「新しい霊性」の基本原則だ。
グローバルな規模で政治システムに
この考え方がひろがれば
大きな影響があるだろう。」
(p.287)

「「新しい霊性」の時代には、
共通の利益が何であるかを
社会の成員がはっきりと自覚するし、
言い合いをしたり、争ったり、
闘ったりしなくても、
また二度と武力紛争などには訴えずに、
何が共通の利益かを決めるやり方を
見いだすだろう。」
(p.288)

たしかに大きな影響があるし、
まるで夢のような
平和な世界になるでしょうね。

しかし、
それが本当に実現できるのでしょうか?

現状を見ている限り、
とてもそうなるとは思えない
という気がしてきます。

「あなたがたがそう思うなら、
それはすばらしすぎて、
ほんとうにはなりえないだろうね。
あなたがたが
自分はそういう状態を選択するのだ
と心から思ったとき、
その状態が実現するのだろう。」
(p.289)

傍観者でいるなら、実現できません。

なぜなら、私たち自身が創造者であり、
責任を負っているからです。

どうやって実現させるのか
という方法を考え出すと、
私たちは急に弱気になります。

方法を先に考えて、
逡巡していては先に進めません。

まずはそれを選ぶこと、決めること。

すべては意志の問題なのです。

ここで神は、ニール氏に対して、
「新しい霊性」による政治がどうなるかを
自分で答えるように促します。

ニール氏は、
まずは独裁政治がなくなるだろうと言います。

基本原則は自由だから
というニール氏の答えに、神は同意します。

「「自由」こそ、自然な秩序の状態であり、
「明日の神」のあり方であり、
人間も本来そうあるべきなのだ。」
(p.290)

しかし、完全な自由とは、
自由を捨てる自由もあるということです。

そして今、
そうなってきていると神は指摘し、
その理由を述べます。

「--恐怖だ。
いいかな。恐怖と罪悪感、
それだけが人間の敵なのだよ。」
(p.291)

「あなたがたは何かを恐れると、そのために
もっていた自由まで投げ捨ててしまう。
それも喜んで捨てる。
あなたがたが
自由よりもっと強く望むもののために。」
(p.291)

自由を捨ててまで欲しいもの、
それは次のものです。

「--安全。
--安心。
--生存。」
(p.291)

たしかに、安全安心のために、
私たちは多くの規制を受け入れます。

不自由を甘受するのです。

「「新しい霊性」の時代には、
自由のメッセージが自由の体験を引き寄せる。」
(p.292)

私たちは不安(恐れ)の乗り越えて、
自由に生きることを選ぶのですね。

いつまででも抑圧に耐えることはできません。

事実世界は、
圧政をはねのける歴史を刻んでいます。

私たちが「新しい霊性」に生きれば、
それはいずれ体験になると神は言います。

単なる理解では、力が出せませんから。

「人びとは
自分がすべてと一体であるということを
頭で知るだけでなく、身体で感じるだろう。
「新しい霊性」の時代には、
すべてとの一体感は経験的なものとなる。」
(p.294)

体験してしまったら、感じてしまったら、
もう否定できなくなるでしょうね。

そして、
私たちが行動する時の大きな力になるのです。

そうなったら、
ものごとは大きく変化します。

ここから神とニール氏は、
その大きな変化について語り合います。

ニール氏が予想する未来は、
とても素晴らしいものですが、
ここでは引用しませんので、
どうぞ本をお読みくださいね。

ニール氏は、世界の問題の解決策として、
「分かち合い」をすると言います。

神はその話に、次のように付け加えます。

「リソースを配分して援助するためには、
その活動が利益を生まなければならない、
というのは、
「明日の神」と
「新しい霊性(スピリチュアリティ)」が
受け入れられたら
まっさきに変化することのひとつだろうね。」
(p.305)

「分かち合い」という解決策について
ニール氏は、さらに説明します。

「誰かの問題は自分たちの問題で、
誰かの課題は自分たちの課題だ
と思うようになって、はじめて……。」
(p.305)

神は、ニール氏の言葉を引き継ぎます。

「--「新しい霊性」が生み出す
倫理観だな--。」
(p.305)

この後も、2人の話は続きます。

素敵な未来予想図です。

●今日のメルマガは、いかがでしたか?
励みになりますので、
よろしければご感想をください。

このメールに返信か、
メルマガの最後にあるアドレスまで
メールでお願いします。

また、よろしければこのメルマガを、
お友達にご紹介くださいね。

どうぞ、よろしくお願いします。

========================================

 メルマガの過去ログの目次がありますので、
 ご利用ください。

 ◆メルマガの目次
 http://4awasejsn.seesaa.net/category/27051269-1.html

========================================

 Facebookグループもありますので
 ご参加ください!

 ◆「神との対話」に学ぶ会
 https://web.facebook.com/groups/kamitai/

========================================

 こちらのメルマガもあわせてどうぞ!

 ◆「幸せ実践塾」通信
 http://www.mag2.com/m/0001680038.html

========================================

●本の内容が性に関するテーマの時は、
タイトルに「(18禁)」とつけます。

そういうテーマを避けて読みたい場合、
参考にしてください。

◆◇◇——————————————-

幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


◇ブログ:
「傷ついた心を癒して幸せになる!
~「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
http://4awasejsn.seesaa.net/

◇メールアドレス
a.akaki●kekkon-4awase.com
(上記●を@半角に置き換えてください。)

——————————————-◇◇◆

العربية简体中文EnglishFrançaisDeutschItaliano日本語PortuguêsРусскийEspañolไทย