新しい精神で相手を見る

新しい精神で相手を見る

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話2」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第12章の3回目になります。

前回は話がそれて、
なぜ相対的な世界があるのか
という話になりました。

ここで神は話を戻し、
不利な人、運の悪い人に対して
どうするのが良いかという話をします。

「第一に、そのひとたちとの関係で
自分は何者であるか、
何であるかを決定しなさい。
第二に、
救援者でありたい、助けたい、愛と共感と
気づかいをもつ存在でありたいと決意したら、
そのためには何がベストかを考えなさい。
ただし、あなたがそうなれるかどうかは、
相手がどういう存在で、
何をするかとはまったく関係がないことに、
注意しなさい。」
(p.207)

繰り返しになりますが、
すべての状況、出来事、他者というのは、
自分が何者であるかを決めるための
機会にすぎません。

ですからまず、
その関係の中で自分が何者であるか、
何者になりたいかを決めるのです。

そして、そうありたい自分として、
今何をすべきかを考えるのです。

その時、
相手がどういう存在かとか、
何をするかは関係ないと言います。

これは前に出た「取り引きゲーム」に
陥らないようにという注意ですね。

相手が感謝してくれるかどうかなど、
どうでもよいことなのです。

「ときには、
誰かを愛し、助ける最善の方法は、
相手を放っておくとか、
自分のことは自分でする力を
つけさせることという場合がある。」
(p.207)

「最大の援助は、
相手が自分の足で立てるようにすること。
相手にほんとうの自分を思い出させることだ
というのを忘れないように。」
(p.207)

援助の目的は、
相手を自分に依存させることではありません。

相手を依存させて、いつまでも
自分の援助が必要な状態にさせるなら、
それは「取り引きゲーム」です。

「頼られたい」「役に立つと思われたい」
という自分の欲求を叶えるために、
自分に依存してくれる相手を必要とする。

これは、依存してくれる相手に
自分が依存している状態でもあります。

いわゆる「相互依存」の関係です。

「不運なひとたちに何をしてやれるか。
自分自身を思い出させることだ。
自分自身を思い出させるということは、
新しい精神で自分を見ることでもある。
それに、あなた自身も
新しい精神で彼らを見なければならない。
あなたが不運なひとだという目で見れば、
当人もそう思うだろう。」
(p.207)

相手を自立させるには、
自立できる自分であることを
相手に思い出させることです。

不幸な自分とか、犠牲者だと考えていたら、
相手はいつまでも自立できません。

そして、相手がそういう新しい精神で
自分を見られるようにするには、
支援する方もそのように
見なければならないと言うのです。

かわいそうで不幸な人だと見ていたら、
相手もそのように自分のことを見ます。

自立する力がある人として相手を見る。

そういう見方が必要なのです。

「イエスがもっていた最大の資質は、
万人のほんとうの姿を見ていたことだった。」
(p.208)

自己卑下する人を見ても、
イエスはそのようには見ませんでした。

悪人の中にも神を見たのです。

しかしイエスは、その見方を
相手に押し付けたりはしませんでした。

「より高い考えを受け入れろとは言わず、
ひとつの提案として示しただけだった。」
(p.208)

イエスは、
その人の自由な選択を尊重したのです。

「また、イエスは憐れみをもち--ひとが
自分は援助が必要なのだと思っていれば、
その間違った考えを否定しようとせず、
当人なりの現実を愛するがままにして--
愛情をこめて、ひとが
自分の選択肢を生きる助けをしてやった。
ひとによっては、
自分ではない自分を生きるのが
ほんとうの自分への近道だと、
イエスは知っていた。
イエスは、その道は不完全だとは言わず、
非難もしなかった。
それもまた「完璧な」道であると言い、
そうしたいひとを助けた。」
(p.208)

これが1つの指針なのでしょうね。

まず相手を新しい精神で見ること、
本当の相手の姿を見ることです。

その上で、
相手が今の生き方を愛しているなら、
それを否定しないこと。

選択肢を示すことはしても、
無理に変えさせようとはせず、
今のままでできる支援をする。

不完全で遠回りのように見えても、
それが相手にとっては完璧なのだと見て、
受け入れることです。

「ただ、自分の助けが当人の
正直な欲望を実現する支えになるように、
いつも気をつけていた。
ひとが心から悟りたいと望み、
つぎのレベルに進む用意ができていることを
正直に言いあらわせば、
イエスは力と勇気と智恵を与えた。」
(p.208)

相手がレベルアップする時が来たら、
それを助けたのですね。

それまでは、
無理にそういう支援をしない。

それがイエスのやり方であり、
支援する者への指針なのです。

これはちょうど有能なカウンセラーが行う
共感と同じだと思います。

以下の本は、とても参考になります。

「やさしいカウンセリング講義」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/455400639.html

「イエスが考える完璧な愛とは、
どんな助けが得られるかを
教えてやったうえで、すべてのひとに
求めるとおりの援助を与えることだった。
イエスは助けを求められれば
決して拒絶しなかったし、まして
「自業自得だ」などとは言わなかった。
イエスは、自分が望むやり方ではなく、
相手が求めるやり方で助ければ、
それぞれにふさわしい段階で
力を与えられると知っていた。」
(p.209)

助けを求める者を拒絶しない。

「自業自得だ」などと言って、
無関心でいることはしないのです。

その上で、
自分のやり方で支援するのではなく、
相手が求めるやり方で支援をする。

相手がどういう段階であっても、
それを批判非難はしません。

いずれ時が来れば、
相手もレベルアップすると知っているから。

援助の問題は、
今、世界中で問題になっています。

難民の問題、貧困の問題、
マイノリティーへの差別の問題など。

それらに対してどう向き合うのか、
神は上記のように指針を示しています。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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