戦争をなくすために

戦争をなくすために

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話2」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第17章の1回目になります。

この章は、第11章や第12章の
繰り返しのような内容になっています。

まとめと言った方が良いでしょうか。

では、さっそく見ていきましょう。

「国家間にはつねに食い違いがあるだろう。
食い違いとはたんに--健康な--
個性の現れにすぎないからだ。
だが、
食い違いを暴力で解決しようというのは、
どうしようもない未熟さの現れだね。」
(p.252)

まず、「違う」ということは当たり前で、
健康的な個性だと言います。

問題は「違う」ことではなく、
それを暴力的に解決しようとすることだと。

差別などもそうですよね。

肌の色が違うとか、性が多数派じゃないとか、
そういう違いを攻撃することで
解決しようとしています。

「あなたがたが、
議論に勝てると思っているあいだは、
議論が続く。
戦争に勝てると思っているあいだは、
戦争がなくならない。」
(p.252)

正義は人それぞれなのですから、
自分の正義で相手を屈服させようとすれば、
互いに正義を主張し合うでしょう。

ですから、議論が尽きないのです。

また、戦争とは外交の延長であると
クラウゼヴィッツが言っています。

外交とは、自分たちが有利になるよう、
自分の論理を相手に飲ませること。

そうであれば、
いつ戦争になっても不思議ではありません。

戦争に勝つとは、
外交の目的を達成することです。

相手を屈服させ、
自分たちの論理を飲ませることです。

それができると思っている間は、
戦争は有効な手段なのです。

では、
どうすれば戦争をなくせるのでしょうか?

神は、前にも言ったことを
ここでも繰り返します。

「短期的には、
統一された世界政府をつくり、
(いまの国際裁判所のように、
判決が無視されたりしない)
世界裁判所で紛争を解決する、
それが答えだろうね。
そして、世界平和維持軍をつくって、
どんなに強力で
影響力が大きな国であろうとも、
よその国を攻撃できないようにする。」
(p.253)

政治的には、世界政府というのが
1つの答えになります。

しかし、
それでも地球上から暴力はなくならない
と神は言います。

「平和維持軍は、
暴力を止めるために暴力をふるわなければ
ならないかもしれない。」
(p.253)

平和を達成するために暴力を振るう。

そういう矛盾を通過する必要があるのです。

「言い換えれば、
ほんとうの自分自身を知るには、
何がほんとうの自分ではないかを
知るほかない。」
(p.253)

これは、1冊目の本でも示されています。

私たちの発達段階では、
自分が「悪」ではないことを示すために
悪い行いをする必要性があるのです。

しかし、この部分は難しいところですね。

では、沖縄で
暴力的な基地反対闘争をする人たちは、
いったいどうなのでしょう?

平和のために、
やむなく暴力をつかっているのだ
と言えるのではないでしょうか?

たしかに表面的にはそうも言えます。

しかし、重要なことは内面にあります。

愛をもっているかどうか。

相手をも愛するから、
暴力を使ってでも阻止する。

もしそうでないなら、
単に憎しみからやっているだけです。

憎しみは憎しみを呼ぶだけですから。

「あなたがたの世界では、
ひとつの国家が不当に大きな権力を
握りつづけるべきではない。
大きな力は
地球上に存在するすべての国家の集団に、
ゆだねなければならない。
それは客観的な真実だ。」
(p.253)

「どんなかたちであれ、
一国が侵略されたり、おびやかされたら、
一六〇か国全部が、
「ノー!」と言うだろう。」
(p.254)

たしかに、そういうふうになれば、
世界は大きく変わるでしょうね。

現在の国際連合は、
第二次大戦の戦勝国連合に過ぎません。

いまだに5つの国が大権を持っています。

自国の都合を他国に押しつけるために
利用しているのです。

しかし、新たな枠組みができれば、
そういうことも変わっていくでしょうね。

「そうなれば、大国だけが
自分勝手にふるまうことはできず、
すべての国々の意思に
配慮しなければならなくなる。
大国が世界の資源の大半を支配し、
ためこむこともできず、
もっと平等に分けあい、
誰の手にも入るようにし、
全世界の人びとの役に立つように
使わなければならなくなる。」
(p.254)

今は、大国が自分たちの都合で、
資源を配分しています。

自由競争とは口先だけで、
他者が参入できない仕組みを
国家ぐるみで作っています。

それは、石油メジャーが
どういうふるまいをしているかを見れば
明らかなことです。

その一端を知りたければ、
出光興産の創設者、出光佐三氏の物語などを
読むことをお勧めします。

「マルクスが日本に生まれていたら」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/452864262.html

「「もてる者」が
チャンスを提供するという名目で
「もたざる者」を搾取しつづけるかぎり、
革命と内戦、
それに国家間の戦争も不可避だね。」
(p.256)

一方で搾取しながら、
そのごく一部を与えて
「チャンスをやっているんだ」と言う。

そういうやり方をする限り、
争いはなくなりません。

アフリカでは、
先進国が資源を確保しようとして
都合の良い統治をしたことが
今の内戦につながっています。

その事実を詳しく知りたい方は、
こちらの本を読んでみてください。

「ぼくらのアフリカに
戦争がなくならないのはなぜ?」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/445539260.html

現代に残る黒人差別は、
奴隷貿易から始まっています。

こちらも詳しく知りたい方は、
こちらの本を読んでみてください。

「アメイジング・グレイス 魂の夜明け」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/436408774.html

権力者は、
密かに自分たちが有利になるよう
仕組みをつくっています。

だからこそ私たちは、
それを公にすることによって
対抗しなければなりません。

彼らが明らかにしようとしないのであれば、
私たちが探してでも「知る」こと、
そして広めることです。

すべてを白日の下にさらすこと。

それが社会を変える力になると思います。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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