原始的な社会の証明

原始的な社会の証明

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話2」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第19章の2回目になります。

「この本では、
あなたがたの世界の経済的、政治的、社会的、
宗教的なシステムが原始的だと言うつもりだ。
わたしの観察するところ、
あなたがたは自分たちのシステムが
ベストだと考えるという
集団的な傲慢におちいっている。」
(p.285)

前回は、
神は個々人のフィルターを通して、
考えや感情を与えているという話でした。

そこで今回は、
ニール氏というフィルターを通して、
つまりこの本では、
私たちの世界がいかに原始的かを指摘する
と言っています。

そして、
本当は原始的なのにもかかわらず、
それをベストだと感じていることを
傲慢だと批判しているのです。

「地球に必要なのは、意識の大幅な変化だ。
あなたがたの認識の変化だよ。
すべての生命に対する新たな尊敬、
そして
すべての相互関係に対する深い理解だ。」
(p.285)

傲慢から脱して、
もっと良い方法があるかもしれないと
謙虚になる必要があるのです。

その可能性を頭の片隅に置いていれば、
頑なに今のシステムを
守ろうとはしないでしょう。

よりよいシステムがあるとわかれば、
そちらを採用しようと考えるでしょう。

私たちは今、
そういう大きな意識変革が必要なのです。

そこで神は、
現状をよく見れば怒りを感じるだろうと、
新聞を開くようニール氏に言います。

ニール氏は、1994年4月9日(土)の
サンフランシスコ・クロニクル紙を開きます。

そこの記事を一つひとつ取り上げ、
いかに私たちの社会が原始的かを
神は説明していくのです。

この部分は、特に引用をしません。

興味のある方は、
ぜひ本を読んでくださいね。

「進歩した者は、
「いちばん大きなカナヅチを持った者が勝つ」
とは言わない。
だが、原始的な者はそれしか考えない。」
(p.292)

つい先日、
トランプ大統領が言いましたね。

自分も核ボタンを持っているが、
あなたのより大きいと、
北朝鮮に対抗していました。

まさに、このことです。

自分の頭を
カナヅチで殴る人はいないと言います。

殴れば傷つくと知っているからです。

進歩した者は、
他人の頭をカナヅチで殴れば、
いずれ自分も殴られると知っている
と言います。

ですから、他人の頭を
カナヅチで殴ろうとはしません。

カナヅチをたくさん持っているとか、
大きいカナヅチを持っているとか
関係ないのだと。

これが理解できないことが、
そもそも原始的だという指摘です。

「何千年かが過ぎたいま、
あなたがたが達したのはここまでだ。
これがあなたがたの創造した世界だ。
腹が立たないか?」
(p.295)

原始的だと言われて腹を立てるより、
現状をよく観察して、
私たちはここまでしか進歩していない
という現実を正直に受け入れることです。

そうした時、
自分自身のことが情けなく、
腹立たしく思わないかと神は言います。

いったい何百年、何千年、
同じことを繰り返しているのか。

もうそろそろ、次のレベルに行こうよ。

そんな気持ちにならないか
と神は言うのです。

「だが、
あなたがたはひとつ良いことをした。
私に助言を求めたからね。」
(p.295)

これまで何度も助言を与えたが、
神は飽きることなく
助言を与えると言います。

「だから、
わたしはありのままを説明している。
どうすれば、向上できるかも教えている。
あなたがたに怒りを感じさせたのは、
関心をもたせるためだよ。」
(p.295)

神はニール氏というフィルターを通し、
怒りの感情を起こさせることで
原始的な現状に関心を持たせようとした
と言います。

そして、それは上手く行ったと。

それぞれの人のフィルターを通すことで、
怒りの感情が出てきたり、
愛や許しの感情が出てきたりします。

それはそれで意味があります。

様々な働きかけができるからです。

ですから、
怒りの感情を抱かない人をつかまえて、
無理に関心を持たせようとする必要は
ありません。

その人にはその人の方法があるのです。

さて、話は変わりますが、
少し前の部分で神は、
興味深いことを言っています。

「ひとは、
自分が学ぼうとすることを教える。
そう、この本はわたしについて、
それから人生について語っているね。
あなたがこの本を書いているのは、
あなたがまだ探し求めているからだよ。」
(p.294)

これは、私たち読者も同じだと言います。

何かを教える人は、
それをまだ学んでいるのだと。

これは、若干違う意味で、
私もそう思っていました。

「人は教えることによって、
もっともよく学ぶ。」
というセネカの名言があるそうです。

私は、
「教える者がもっともよく学ぶ」
と言っていましたけどね。

実際、私がそうでした。

わりと算数・数学がよくできたので、
授業中はさっさと問題を終わらせ、
周りの友だちに教えていました。

そうすると、さらに理解が深まるのです。

そのことを実感していました。

このこともブログに書いていましたので、
よろしければご覧ください。

「それを知りたかったら、それを教えなさい」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/349255102.html

その理屈で言えば、
現状が原始的であることを教えれば、
原始的だとよく理解できるのです。

そして原始的だと理解できれば、
もっと進歩しよう
という意欲が湧いてくるのだと思います。

まずは、しっかりと現状を認識すること。

そしてそれを、
他の人に伝えようとすることが
重要なのだと思います。

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