宗教の間違い

宗教の間違い

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話3」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第13章の7回目になります。

前回は、愛は無制限だから、
特別な人はいないという話から、
選民思想は間違っている
という話になりました。

今回はその続きです。

「間違いというのはただひとつ、
目的にかなった機能をしないということだ。」
(p.278)

「あなたがたが人生で創りあげたもの、
社会で創りあげたもので、
人間としての目的にかなっていないものは
間違っている。」
(p.278)

「宗教についていえば、
あなたがたはほんとうに神を知り、
愛せるようになりたいと言う。
だが、
あなたがたの宗教ではそこへは到達できない、
と説明しているのだ。」
(p.280)

神はこのように言って、
宗教の問題を取り上げます。

「あなたがたの宗教は神を偉大な謎にして、
神を愛するのではなく、神を恐れさせている。
宗教はあなたがたの行動を変えるのに
ほとんど役立っていない。
あなたがたはいまも殺しあい、非難しあい、
「間違っている」と相手を糾弾する。
それをあなたがたの宗教は奨励している。」
(p.280)

愛の神なのに、神を恐れさせている
という指摘です。

たしかに、裁きの神なら恐れますよね。

そしてそのことによって、
私たちが行動を変えるのに
あまり役立ってないと言います。

それが、殺し合い、非難し合い、
糾弾し合うことに現れています。

宗教がそれを奨励しているから、
私たちはいつまでも愛に至らない
ということですね。

「あなたがたは結婚が、
永遠の祝福をもたらしてくれることを望む。
少なくとも
ある程度のレベルの安らぎと安心と幸せを
もたらしてほしいと思っている。」
(p.280)

この結婚に対する望みは、
宗教に対する望みと同じなのです。

「しかし、
これも宗教と同じで、経験が長くなると、
行きたくないと思っている場所へ
連れていかれてしまう。
結婚したひとたちの約半数が離婚する。」
(p.280)

それが長く続くと、
本当は望んでいないはずのところへ
連れて行かれると言います。

結婚が人生の墓場と言われるように、
宗教もそれにハマると、
争いに駆り出されてしまうのです。

「あなたは、
政府に平和と自由と国内の安定を
保障してもらいたいと言うが、
あなたがたが考案した政府は、
この目的を果たしていない。
それどころか、
政府はあなたがたを戦争に引きずりこむ。
自由はますます制限され、
国内では暴力と社会不安がひろがっている。」
(p.280)

結婚、宗教ばかりでなく、
政府も同様だと言うのですね。

私たちが創った制度は、
私たちの望みを叶えてくれません。

充分な衣食住を提供することも、
健康に暮らすことも、
いまだに解決されていません。

まして平等な機会を提供するなんてことは、
ほとんどできていないに等しいのです。

何世紀もかかって、
まだほとんどのことが解決してない。

それはどうしてでしょうか?

「それは、人間の最初の文化的な神話と、
その後に続いたさまざまな神話のせいだ。
それが変わるまでは、何も変わらない。」
(p.281)

神は、その原因を神話に求めます。

このことは、
日本人にはやや違和感を与えます。

日本の神話を考えてしまうからです。

けれどもここは、
ニール氏のベースにあるキリスト教など、
ユダヤ教(旧約聖書)を元にした
一神教のこととお考えください。

「あなたがたの第一の文化的な神話は、
人間が本質的に悪だと語る。
原罪という神話だ。」
(p.281)

「原罪」と言うのは、
人間は生まれながら償いきれない罪を
背負っているという考えです。

失楽園の物語をご存知でしょうか?

エデンの園で幸せに暮らしていた
アダムとイブでしたが、
ヘビ(サタン)にそそのかされて
木の実を食べてしまいます。

それは神から、
取って食べてはならない
と言われていた木の実でした。

神の言いつけを守らなかったために、
アダムとイブはエデンの園を追い出されます。

そしてそれ以降は、
働かなければ食べていけなくなってしまった。

このように失楽園の物語では、
人間の原罪を語っています。

この原罪は、
もう償うことができないとされています。

つまり人間は、永遠にその罪を背負って
生きるしかありません。

人間とは生まれつき「悪」である。

そういう考え方が、
一神教にはあるのです。

「第二の神話は、
第一の神話から必然的に生まれてくる。
「適者生存」という神話だ。
この第二の神話は、強者と弱者がいて、
生き残るには強者でなければならないという。
仲間を助けるためには
できるだけのことをするが、
しかし自分自身の生存が問題になったら、
まず自分のことを考える。
そのためには、ひとを死なせもする。
それどころか、自分や自分の仲間が
生き延びるために必要だと思えば、
それが基本的な本能だと言う者もいる。
それは「生存本能」と呼ばれる。」
(p.282)

原罪により、
働かなければ生きていけなくなった。

つまり、生命の危険が出てきたのです。

そしてそのことにより、
「適者生存」と「生存本能」が導かれる
と神は言います。

これが第二の神話だということは、
これは間違っている
ということなのでしょうね。

長くなったので、次回に続きますね。

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