他者にすることは自分にすること

他者にすることは自分にすること

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との友情・上下」の一部を引用しながら
内容を解説するシリーズ。

今回は第17章の5回目です。

前回は、
3つの知恵の1番目、
「わたしたちはすべて一体である」
を実践する方法についての話を
継続していました。

その中で、
変化に抵抗することは不可能だ
という話がありました。

生命は変化(進化)であり、
変化は勝手に起こるものだからと。

私たちにできるのは、
変化させるかどうかではなく、
どう変化させるかということです。

それを意図的にするように
と神は言っています。

今回は、その続きになります。

ニール氏はまだ納得できないようで、
蚊を叩くことをどう考えればよいのか
神に答えを求めます。

神は、まずは次のように言います。

「あなたは、「すべて」のなかの、
蚊と呼ぶ部分を「変化」させている。
蚊を「殺す」ことはできない。」
(下 p.166)

しかし、これだけでは危険です。

他の人を殺しても、
それは殺したのではなく変化させただけだ
で済ませていいのか、
ということになりますから。

そこで神はこう付け加えます。

「知覚ある者はすべて、
ともに行動している。
最も高度な意味では、あなたがたの一員が
他を支配したり
コントロールしたりすることはできない。
神性のあらゆる側面は、
その運命を共同で創造し、
コントロールしている。
したがって、
蚊の意志に反して蚊を殺すことはできない。
あるレベルでは、蚊がそれを選択している。
宇宙のすべての変化は、さまざまなかたちで、
宇宙自体の同意によって起こっている。」
(下 p.166)

つまり、知覚のある存在、
たとえば人間や動物、そして植物も、
その意に反して殺す(形を変える)ことは
できないのです。

殺す側と殺される側の合意がなければ、
そういう現象は起こらないのです。

しかし、それでもまだ危険です。

それは、
現象がすべて正当化されるからです。

殺人犯は、
被害者が合意の上だと主張するでしょう。

それでは、
何でも思い通りにできてしまいます。

しかし神は、
すでにそうなってるだろうと言います。

たしかに、どんな罰則を定めても、
悲惨な事件が起こります。

私たちは何があろうとも、
殺したいと思えば殺しているのです。

さて、困ったことになりました。

すべては一体だとしても、
その生命に軽重があるとするなら、
どれを殺していいかはその人の判断次第です。

殺したいと思う人が殺すだけ。

そして、それは今でも行われています。

そこで神は、
だから新しい福音が必要なのだとして、
次のように言います。

「古いメッセージは
世界を救うことはできなかった。」
(下 p.168)

「正邪、犯罪と懲罰、善悪、
永遠の良い報いと悪い報い、
そんな古いメッセージは、
地球上の苦難を終わらせることも、
殺戮(さつりく)を防ぐことも、
苦しみに終止符を打つこともできなかった。
分断のメッセージだからだ。
人類の歴史を永遠に変え、苦しみを終わらせ、
人びとを神のもとへ
連れ戻すことができるメッセージが
たったひとつある。
そのメッセージが、新しい福音だ。
わたしたちはすべて一体である、
というメッセージだ。」
(下 p.168)

神は、新しい福音によって、
これまでとは違う生き方ができ、
違う世界を創れると言います。

そのポイントを、次のように言います。

「この新しい福音から、全面的な責任という
新しいメッセージが生まれる。
あなたがたは自分が選んだことに
全面的な責任があり、
選択はすべてみんなでするもので、
選択を変える唯一の道は
みんなで変えることだというメッセージだ。」
(下 p.168)

私たちがバラバラだと考えている限り、
せいぜい自分自身に責任を負うだけです。

しかし、もし私たちが一体であれば、
私の意識は全体への責任を負う方向に
動かざるを得ません。

私たち(生命)の誰か(何か)の命を奪って、
それで全体の責任が取れるのか?

そういう考え方になります。

それが正しく運用されるかどうかは、
どれだけ「一体である」ことを
感じているかで左右されます。

「他者を苦しめていると考えているかぎり、
自分を苦しめつづけることになる。
じつは自分自身を苦しめているのだ
ということがわからないかぎり、
いつまでも自分を苦しめるだろう。」
(下 p.169)

逆に言えば、
自分を責めないということも、
一体であることを感じていることになります。

私たちが一体であれば、
自分だけを責めてよしとするように
考え方は向かいません。

全体への責任を持とうとするからです。

したがって、神はこう言います。

「このことは、
他者の意志に反して何かをするのは不可能だ
ということを、
完全に理解しないかぎり、わからない。
それが理解できてはじめて、
ありえないと思っていた真実を
垣間見ることができる。」
(下 p.169)

では、その真実とは何なのか?

神はこう言います。

「すべては自分たちがしている
という真実だ。
この真実は、新しい福音を理解し、受けとめ、
生きないかぎり見えない。
--わたしたちはすべて一体である。」
(下 p.169)

この新しい福音を受け入れ、
そのように生きてみなければ、
それを理解できないと言います。

私たちは、すべて一体です。

存在するのは、存在のすべてだけです。

だからこそ、すべての出来事は、
共同で創造していると言えるのです。

神は、改めてこう言います。

「--わたしたちはすべて一体だ。
わたしたちはひとつしかない。
この現実をみんなで創造している。」
(下 p.169)

この3つのポイントの1つ目は、
とても大きな意味を持っています。

この「神との対話」シリーズの
真髄とも言えるものです。

神は、これを広めよと言います。

新しい福音だからと。

「他者にすることは
自分自身にしているのだと、
他者にしてやらないことは
自分自身にしていないのだと、
教えてやりなさい。
自分にするようにひとにしてやりなさい。
なぜなら、それは自分にすることだから!
これが黄金律だ。」
(下 p.169)

まさに、黄金律(ゴールデンルール)です。

何度も説明しているので、
ご存知だと思います。

知らない方は、ブログに書いてますので、
どうぞこちらをご覧ください。

「黄金律(ゴールデン・ルール)の
見方が変わりました」
http://4awasejsn.seesaa.net/article/303903153.html

これこそがまさに、
大昔から世界中で言われてきた
「新しい福音」なのです。

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赤木篤 (あかき・あつし)


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