マスターは魂のままに生きる
- 2019.09.18
- 神へ帰る
こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。
「神へ帰る」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。
今回は第26章の1回目です。
すべて自分が創造していると言っても、
魂のレベル、つまり超意識において
創造していることがあります。
それは、私たちの精神、つまり意識は、
ほとんど知ることができません。
したがって私たちは、
魂の意識に関わらず地獄を考え、
愛とはほど遠いことを創造しがちです。
では、魂はどうして、
そういう思考を意識に許すのでしょう?
それについて神は、こう答えます。
「それもあなたの魂の「もっと大きな
課題(アジェンダ)」かもしれない。」
(p.259)
「何であれ「意識のレベル」で創造しよう
と選択したことを創造する、
それが超意識の選択かもしれない、
と考えてごらん。」
(p.260)
意識のレベルでの創造が、
実は魂のレベルの創造に適っている
ということですね。
でも、
どうしてそういうことをするのでしょう?
「たぶん、あなた自身について
あなたが「知っていること」を
「経験し」「感じ」、
それで「完了」させるためだろうね。」
(p.260)
魂の目的は「完了」です。
そのために最善の選択をします。
逆に言えば、
愛と真逆のような選択を意識がすることが、
「完了」に役立つということです。
私たちは、
最悪の状態なんて経験したくない
と思います。
しかし魂は、
あえてその経験を選択する意識を、
そのままにするのです。
「なぜなら、
「どうして、どんなふうに」そうなったか
を知ったときに初めて、
それを変えることができるから。
自分がどうやって経験を創造したかを
知るまでは、あなたは--
この人生だろうとつぎの生だろうと--
経験を変えることはできない。」
(p.261)
無意識に最悪の状態を創造している限り、
その経験は続きます。
自分が創造していたと気づくには、
痛い思いが必要なのです。
そうして自分が創造していると気づけば、
「正気」ではいられなくなると神は言います。
「地獄の代わりに
天国を経験しているひとたちはみな、
あなたは「正気ではない--
心ここにあらず--」と言われているよ。
そのひとたちは、ほかのひとたちと
まったく同じ環境にいながら、
違った体験をしているんだからね。」
(p.262)
普通の人なら
腹を立て、怒り狂う出来事があっても、
そういう人は笑顔でいます。
なぜなら、そこに地獄を見るのではなく、
天国を見るからです。
「あなたが忘れないように言い換えれば、
こういうことだ。
--ひとの人生に起こることが
--どうして起こるかといえば
--そのひとの心に、
そういうことが起っているから。」
(p.263)
「引き寄せ」とはそういうことであり、
それが「創造」なのです。
私たちはつねに、
自分の人生を自分で創造しているのです。
これまで何度も語られているように、
私たちは思考、言葉、行為の3つで
創造しています。
その中でも特に思考が重要だ
と神は言います。
「そして思考は
三つのレベルのすべてで使われるから、
非常に強力な道具(ツール)だ。」
(p.263)
行動できるのは身体だけです。
言葉というのは心の産物で、
魂のレベルには存在しません。
魂にあるのは思考だけ。
前に感情は魂の声だとありましたが、
思考の中でも感情(振動)だけになる
と神は言うのです。
私たちは、
湧き上がる感情を言葉にしようとします。
しかしそれは、役に立つこともあるが、
役立たないこともあると神は言います。
「<マスター>(大いなる師)は、
そんな衝動的なことはしない。
<マスター>は
ただ感情をあるがままに感じ、
その感情を充分に経験する。
それから、
その感情を言葉にしようと努力すると
役立つかどうかを考える。」
(p.264)
感情をそのままに充分に感じることが
何よりも重要なのです。
「感情は最初の思考であり、純粋な思考だ。
感情は言葉にならない思考だよ。
何かについて「語る」ことなしに、
たくさんのことを伝える。
感情は魂の言語なのだ。」
(p.264)
マスターは、
魂のままに生きようとする人なのですね。
「<マスター>は感じても、
それについてあとから考えてみようとは
めったにしない。
だから道は険しくならない。」
(p.264)
言葉がそうですから、
行為はもっと遠いものになります。
「行動は第三の思考であり、
後智恵であることが多い。
概念化したものを
物理的なかたちにしようとする試みだ。
行動は身体の言語だ。」
(p.265)
感情(最初の思考)が魂の言語であり、
言葉(後の思考)が精神の言語であり、
行動が身体の言語だということですね。
思考、言葉、行為の
3つのレベルで創造しますが、
完全に伝わっていくものではありません。
ですからマスターは、
できるだけ魂のレベルにとどまろうとする。
多くを語ろうとせず、
感情を充分に感じることを大切にするのです。
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