形而上学初級編:究極の現実の短期講習

形而上学初級編:究極の現実の短期講習

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話 完結編」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第15章の1回目です。

前の第13章で、高度に進化した存在のHEBと
私たち人類との違いを
16項目に渡って神は述べました。

前回は、その1つ目の、
「すべての生命は一体である」という
気付きについて説明を始めました。

そこで、
私たちの細胞など各要素レベルに知性があり、
コミュニケーションを取っている
という話がありました。

そのコミュニケーションを上手に取れれば、
私たちは思い通りに創造できます。

神は、
それは最大の疑問であり、秘密であり、
これを理解すればマスターになれる
と言いました。

けれども、実際には簡単なことなのだと。

章は変わりますが、その続きになります。

ここで神はニール氏の要望に応えて、
「形而上学初級編:究極の現実の短期講習」
をすると言います。

「この対話でも少し前に指摘したが、
すべての要素には、
あなたがたの言葉で「知性」と呼ばれるもの--
あるいは生得の機能への「気づき」--
が吹き込まれている。
 この気づきは、それぞれの要素の能力を
最大限まで満たしている。
つまり、
あらゆる要素に「神性」の知性が徹底的に、
充分に、すみからすみまで
吹き込まれているのだよ。
それどころか、要素それ自身が
粒子のかたちをした知性で「ある」
と言っても、間違いではないだろう。」
(p.116)

つまり、個々バラバラに見える各要素は、
知性そのものであり、それは神性なのです。

「さて、
「基本的なエッセンス(Essential Essence)」
の要素は、あなたがた人間の言葉で言うなら
「共通の働き」の側面あるいは特質によって、
互いに引かれ合う。
 要するに、それらはすべて、
何かをしようと試みているわけだ。
そして、その何かは「同じ」なのだよ。
生命の要素はすべて作動しており、
永遠に動き続け、振動し続けている--
それにはもちろん目的がある。
 目的はシンプルに
「存在する(BE)」ことだ。
それらは、生命とは運動であると知っている。
運動が止まれば、
あなたがたが生命と呼ぶものは
存在しなくなるだろう。」
(p.117)

つまり各要素は、
「存在する」という共通の働きを持っていて、
そのために動き続けているのです。

「さて、それぞれの要素が
どういう「存在である」ことを望むか、
それは問題ではない。
個々の要素はそれについて、
とくに好みをもってはいない。
ただ存在したいだけだ。
「存在する」ことを望んでいるだけなのだ。」
(p.117)

第1目的は存在することであり、
存在のあり方ではないのです。

次に、
それら各要素を統一的な行動へと促すのが、
調整という働きです。

「自然のすべてが一貫して、
このように働いているのだよ。
力(フォース)が大きいほど、
その「影響領域」にある
小さな要素すべてに働く「引力」も大きい。
だから、
何らかの「影響領域」にある要素は全部、
引き寄せている大きな力によって
きれいに調整される。」
(p.117 – 118)

つまり、大きな力によって調整することで、
その影響範囲にある各要素を
同じ方向に動かすことができるのです。

「だから、
あなたがたが創造的な存在として、
最も小さな粒子に至るまで生命の全要素が
特定の方向に動くことを望むなら、
特定のやり方で
結合したエネルギーの力に焦点を絞り、
調整を創り出さなければならない。
 そして、その力とは「思考」なのだよ。」
(p.118)

ここまでをまとめると、
生命の各要素は存在することが第一目的で、
それらはすでに存在しています。

それらを特定の方向に動かすには、
「思考」という力を使って調整することです。

「思考による創造」とは、
すでに存在している生命の各要素を
調整することなのです。

これが、前章の最後に、
「最大の疑問」「最大の秘密」
と言ったことの答えです。

そこで次に、
その力である「思考」を
特定の方向に働かせる方法について
神は語ります。

「欲求だ。
 欲求は魂のなかにある。
それは一言で定義された魂だ。
魂とは--それ自身を経験したいという--
神の欲求のローカルな表現なのだ。」
(p.118)

「欲求」が方向性を生み出すのですね。

神の欲求をこの世界に表現したものが、
それぞれの魂なのです。

「欲求は意図の創造者。
意図は思考の創造者。
思考は行動の創造者。
行動は結果の創造者だ。」
(p.119)

欲求->意図->思考->行動->結果
というように創造していくのです。

「ただし、すべての思考が
魂の欲求から生じる意図によって
創造されるわけではない。
思考もまた、ある意味では
「それ自身の心(maind)」をもっている。
つまり、
思考を生み出すエネルギーの衝動は、
身体の欲求から生じることもある。」
(p.119)

自分は魂だと考えず、身体だと考えるなら、
身体の欲求に従うことになる。

魂こそが自分だと確信していなければ、
容易に身体の欲求に引きずられるのです。

つまりこの「欲求」は、
魂だけにあるのではなく、
各要素にあるのです。

「最小の要素は最小の「欲求」をもっている。
最小要素が引き寄せられ
合体して生み出した大きな要素は、
大きな「欲求」をもっている。」
(p.119)

細胞には細胞の、個人には個人の、
そして集団には集団の欲求があり、
その欲求が創造に影響してきます。

そして最大の欲求は神の欲求です。

「そして、「神の欲求」とは、
知覚ある存在のすべてが--
つまり、自意識をもち得る大きさ、洗練度、
複雑度をもった生命のあらゆる要素が--
「自由意志」と「意識的選択」を利用して、
それ自身の現実を創造する能力を
有することなのだよ。」
(p.120)

前にも、神の欲求は、
私たちがもっともっと
創造できるようにすることだとありました。

「生命の基本的要素--
基本的なエッセンスの個々の小さな粒子--
には、要素の調整と組み合わせについて
とくに好みはない、ということを、
宇宙の秘法にあわせて説明すると、
そうなるね。」
(p.120)

自意識がないレベルの要素には、
好みはないのです。

自意識があるレベルの創造のために、
よりよく使われるためにあるからです。

私たちの魂は、
自意識のある存在です。

意図を持って創造しています。

「その存在は何であれ、
自分が選択するものを
創造する自由をもっている。
それが
「神性であること」の最大の表現・証明だ。
べつの言い方をすれば、あなたがたはみな、
自由意志をもっている、ということだね。」
(p.120)

私たちは、
自分の自由意志で創造できるように、
創造されています。

そのことが神性を証明しており、
神性を表現することなのです。

神は最初から、
私たちがどう生きるかについて
特に好みはないと言ってきました。

神の関心は、
私たちがもっと創造できるように
私たちを助けることです。

特定の創造を押し付けることではありません。

「したがって、
何が「重要(matter)」かは--
あなたがたが純粋なエネルギーから
実態のあるどんなモノ(matter)を
生じさせるか、ということだが--
個人として、集団としてのあなたがたに
任されている。
その選択をするにあたって、
あなたがたは身体の言葉にも、
精神の言葉にも、魂の言葉にも、
耳を傾けることができる。」
(p.121)

私たちは完全に自由に、
私たちの人生を創造し、
表現することができます。

魂の意図に従うのか、
それとも身体の意図に従うのか、
それは私たちの自由なのです。

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