物質的な世界が私たちの祝福

物質的な世界が私たちの祝福

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神との対話 完結編」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第32章の1回目です。

ニール氏は、
以前の著書「神へ帰る」を取り上げ、
疑問を示します。

そこでは「わが家」へ帰り、
神や愛する人々とともにある
と書かれています。

しかし、ここでは、
生命は終わりなく続いていて、
その間に存在の形が変わるだけで、
その1つの形が「死」だと説明しています。

「死」が何らかの到達点でないことに、
ニール氏は疑問を感じたのです。

神は、
まずはそういう質問をすることについて、
次のように言います。

「じつはあなたが質問するように、
わたしがインスピレーションを与えている。
最初から、そうしているのだよ。
そしてあなたは、
インスピレーションにしっかりと耳を傾け、
それに基づいて行動している。
だから、あなたがその質問を
しない可能性はきわめて少なかったね。」
(p.251)

私たちは、不安に支配されて
反応してしまう場合以外では、
インスピレーションに従うものです。

ふと思いついたアイデア、疑問、
それがインスピレーションです。

私も少年のころ、
実は神がすべて思いつかせ、
語らせているのではないか
と考えたことがありました。

エピソードは
次のブログ記事に書いてあります。

http://4awasejsn.seesaa.net/article/307508848.html

ホ・オポノポノでも、
そういうことを言ってますよね。

記憶に反応するのか、
それとも直観に従うのかと。

私たちは、
本当は常に導かれているのだと思います。

そこで疑問の核心に迫ります。

私たちは「死」を、
意に反するものとして経験しています。

HEBのように、
肉体を持つか持たないかを自由に決められる
という経験ではないのです。

神はそのことについて、
次のように言います。

「だからこそ、
それが『神へ帰る』という対話の
焦点になったのだよ。」
(p.252)

そして、その内容の核心を繰り返します。

「自分が選んだのでないときに、
選んだのではないやり方で死ぬ者は、
誰もいない。
これもまた、
受け入れにくい考え方であることは
わかっているが、
あなたがたが何者で何であるかに照らせば、
あなたがたが選んだのではないとき、
あるいは選んだのではないやり方で
死ぬのは不可能なのだ。」
(p.252)

ニール氏は、私たちが何者であるかを
次のように補足します。

「『神との対話』シリーズを通じて
啓示された全内容は、
わたしたちすべてが「神性の個別化」である、
ということに尽きますね。
言い換えれば、人間として現れた神である、
ということです。」
(p.253)

神はさらに補足して、
人間だけではないと付け加えます。

つまり、すべての存在が神なのです。

したがって、
暴力的な存在も神性の一部です。

進化成長の過程においては、
そういう存在もまた必要なのです。

私たちは、その集合意識によって、
ふさわしいものを引き寄せています。

暴力なのか、平和なのか、
それは私たち次第なのです。

そこで神は次のように言います。

「あなたがた自身の最大の傾向が、
人生で平和と優しさと愛を創造すること、
周囲のひとたちの人生に
それを与えることなら、
そうしたほかの知覚ある存在たちは
遠くから共鳴するのだよ。」
(p.253)

前にも、思考はエネルギーとして
宇宙の隅々にまで波及する
ということを言っていましたね。

どんなに遠くても、
そのエネルギーは届くのです。

そもそもエネルギーは、
時空を超えたものですから。

ここで神は、
以前の「神へ帰る」で書かれている
死後のことを簡潔にまとめます。

すべてを引用することはしませんので、
気になる方は、どうぞ本をお読みくださいね。

死後、私たちは一体になり、
また再び分離します。

それは、
知って表現することを繰り返すことで、
神のすべてを経験しようとしているからです。

分離した後に私たちは、
次のことを選ぶと神は言います。

「そこであなたがたというわたしの一部は、
いま離れてきた物質的な生に戻るか
(あなたがたは「臨死体験」と呼ぶだろうね)、
それとも「霊的な領域」に進んで、
べつのときに物質の領域に戻るか
という選択肢を与えられる。」
(p.256)

死後、死ななかったことを選べば、
私たちは臨死体験をしたと記憶に残ります。

別の生を選べば、
転生ということになります。

しかし、
第3の選択肢もあると神は言います。

それがHEBが選んだ
別の次元へ行くという道です。

「それは、「天の王国」の第三の領域--
あなたがたの考えのなかでは、
「純粋な存在の領域」だ。」
(p.256)

私たち人類にも、
その3つ目の選択肢を選ぶことは可能だ
と神は言います。

「あなたがたは「霊的な領域」でも、
「物質の領域」でも、
あるいは「純粋な存在の領域」でも、
永遠の生命を経験することができる。」
(p.257)

私たちは神そのものですから、
自由に選択できるはずです。

では、どうして人類である私たちは、
物質の領域へ戻るのでしょう?

その疑問に、神は次のように答えます。

「なぜならあなたは
「魂の旅」のその部分を
完成させることを望むからだ。
それはあなたがたの次元、
「物質の次元」でしか、できないのだよ。」
(p.257)

私たちは、神のすべてを知り、
経験しようとする存在です。

ですから、この物質の領域の経験を
端折りたくないのですね。

「だからこそ、あなたはここに、
いままさにいる場所にいることを
祝福だと思うだろうね。
 それにもちろん、それは祝福なのだよ。
そして、あなたがここにいることで
ほかのひとたちを祝福することを選ぶなら、
ますます大きな祝福になるだろう。」
(p.257)

私たちは今、
自分が望んだ経験をしているのです。

たとえそれがどんな経験であっても。

だからこそ、それは祝福なのです。

「地上での次の期間に、あなたがたの一部は、
そのとおりのことをしようと
意図して選択するだろう。
それはすべて、
人類を目覚めさせることの一部だ。
それはすべて、
「三つめの招待」の一環なのだよ。」
(p.257)

今はまだ、
無意識に反応しているだけかもしれません。

けれども、
意識的に選択する人たちが現れます。

そして今、
これを読んでいる私たちに、
そう生きないかという誘いがきているのです。

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