人間関係の目的

人間関係の目的

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「明日の神」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第22章の1回目です。

「新しい霊性」の時代の
政治、経済、教育と神は語ってきましたが、
この章では人間関係について語ります。

まずは人間関係の目的です。

ニール氏が、
「人生を分かち合うことを通じて
喜びや幸せや完成や満足を見いだすこと」
と言ったのに対し、神は否定します。

「人間関係の目的とは、
人生を分かち合うことを通じて、
喜びや幸せや完成や満足を創造することだ。
これは大きな違いだよ。
「新しい霊性(スピリチュアリティ)」の
時代には、
人間関係が必要性を満足させるための
手段とみなされることはなくなるだろう。」
(p.364)

「見いだすこと」ではなく、
「創造すること」だと言うのですね。

「何かを見いだそうとするのは、
それをもっていない、ということだ。
もっていなければ、
それが必要だと想像するだろう。」
(p.365)

「あなたはもっているものからしか、
何かを創造することはできない。」
(p.365)

「見いだす」が「必要性」を誘発することは、
理解できるかと思います。

しかし、
持っているものからしか創造できない、
というのはどういう意味でしょう?

それを次のように説明します。

「人間関係の目的が何かを
「見いだす」ことだと思っていたら、
いつも探しつづけなければならない。
それを
自分の内側で体験することはできないだろう。
じつは自分の内側にあるのではないかと、
自分のなかを探そうとはしないだろうからね。
だから外に探すことになる。
つまり、あなたが愛する者と呼ぶひとのなかに。」
(p.365 – 366)

自分の中にあるとは思わないから、
相手の中に探そうとするのですね。

つまり、
相手の愛を要求するということです。

「ところが人間関係の目的が何かを
「創造」することだと思っていれば、
自分が体験したいと思う何かを
人間関係にもちこむことになる。
そして創造することを選んだ何かの源は
自分だと気づくだろう。
何かの創造者とは源のことだから。」
(p.366)

外に何かを創造しようとすれば、
その源は自分になるから、
それはもともと
自分の中にあるということですね。

つまり、愛の関係を創造しようとすれば、
愛は自分の中にあるということです。

だから、愛を必要とはしないのです。

「たいていのひとは、幸せになろうとして
自分の外で何かを探している。」
(p.366)

だから、得られないのです。

源は自分なのですから。

そこで、人間関係の意義について、
神は次のように語ります。

「「新しい霊性(スピリチュアリティ)」は、
誰かあるいは何かとの関係なしには、
あなたがたは有意義なやり方で
自分自身を経験することはできない、
と教えるだろう。
「新しい霊性」の時代には、
すべての関係は聖なるものとみなされる。」
(p.367)

そもそも相対的な世界が創られたのは、
自分ではないものとの関係において
自分自身を体験的に知ることが目的です。

その目的からしても、
すべての関係は神聖なものです。

「人間関係が
意図する経験を生み出すためには
特定の誰かを必要とする、という考え方は、
その人間関係をとんでもない不全に導く。
なぜなら、
あるひとが真の自分を経験して
幸せになるかどうかは--
これはすべての魂にとっての内なる目標だ--
具体的な特定の誰かしだいだ、
という幻想を創り出すからだ。」
(p.367)

この部分は、
すでに1冊目の本で語られています。

「特別な誰かに出会うまでは、
自分は「何者でもない」と思うのは、
とても夢があるが、真実ではない。
それどころか、そう考えると、
相手にほんとうの自分とは違う
あらゆることを強いるという、
信じがたい圧力をかけてしまう。」
(「神との対話」 p.166)

詳しくは
メルマガの過去ログをご覧ください。

「特別な相手は必要ではない」
http://kamitai.kekkon-4awase.com/2017/08/22/post-112/

この人間関係の話は、
1冊目の本で詳しく語られています。

関連するメルマガの過去ログは
以下のものです。

参考までにご覧ください。

「人間関係が重要 【総集編】」
http://kamitai.kekkon-4awase.com/2018/07/16/post-542/

「人間関係が重要(続き1) 【総集編】」
http://kamitai.kekkon-4awase.com/2018/07/17/post-544/

「人間関係が重要(続き2) 【総集編】」
http://kamitai.kekkon-4awase.com/2018/07/18/post-546/

「人間関係が重要(続き3) 【総集編】」
http://kamitai.kekkon-4awase.com/2018/07/19/post-548/

「人間関係が重要(終わり) 【総集編】」
http://kamitai.kekkon-4awase.com/2018/07/20/post-550/

ここではその繰り返しになりますが、
神は別の表現で詳しく語ろうとします。

「あなたがたが--
概念的にではなく、経験として--
真の自分を知るための唯一の方法は、
自分ではないものを知る、ということだ。」
(p.367 – 368)

「前に、
「あなたではないものが存在しなければ、
あなたという存在もない」と言ったね。
これは、相対性の領域--
つまり、あなたがたが生きている世界--
についての深遠な真実の言葉だ。」
(p.368)

人間関係とは、
自分自身を体験的に知るために重要なもの。

自分とは異なる他人という存在によって、
自分を体験できるのです。

絶対的な領域では、
存在するのは「存在のすべて」ただ1つです。

したがって、関係によって存在するものは
何もありません。

「じつは相対性の領域でもそうなのだ。
存在するのはただ「ひとつ」であり、
それが存在するすべてだ。
だが、その「ひとつ」は
無数のやり方で現れている。」
(p.368)

真実は絶対的な世界であり、
相対的な世界は創られた幻想なのです。

神が幻想を創り出した理由は、
以下の通りです。

「神が選んだのは、
自らを自らの経験によって知る、
ということだ。
それが神の聖なる目的だ。
自らをくまなく知るということなのだ。
神が概念的に自分を知るのは、
いとも簡単だ。
自分自身について考えさえすればいい。
だが、神が自らを経験するには、
神ではない何かと出会わなければならない。
そのような出会いを通じてのみ、
神は神であることを経験できる。」
(p.368 – 369)

この部分も、
すでに1冊目の本で語られています。

メルマガの過去ログをご覧ください。

「この世の創り方」
http://kamitai.kekkon-4awase.com/2017/07/10/post-44/

神は自らを分割し、
その1つひとつを神でないものとすることで、
神を経験的に知ることが
できるようにしたのです。

「いまや神の部分のすべては
自らが何ものであるかを、
ほかの何ものかとの関係で
経験することができ、
それによって
神の個別性と全体性を知ることができる--
すべてであるもの、
そしてそのすべてを構成する各部分の
壮大さと驚異と栄光を知ることができるのだ。」
(p.369)

これが神の目的であり、
人間関係の目的なのです。

自分自身を知るということは、
神を知ることになるのですから。

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