信じるものを見る

信じるものを見る

こんにちは!
幸せ実践塾塾長の赤木あつしです。

「神へ帰る」の一部を
引用しながら内容を解説するシリーズ。

今回は第12章の1回目です。

私たちの魂は、この人生で「完了」した時、
自ら「死」を選びます。

それは、成し遂げるべきことを成し遂げた
という意味ではありません。

経験すべきことを経験したという意味です。

「前に話したように、あなたは、
あなた自身のある側面を経験するために
身体に宿った。
その側面はあなたの行動によって--
物理的な世界の活動によって--
経験されるかもしれないし、
特定の在り方によって、
あるいは何もしないことによって、
経験されるかもしれない。」
(p.104)

魂が経験したかった私たちの側面は、
行動することで経験されることもあるし、
逆に行動しないことによって
経験することもあるのですね。

何もしないことで経験するという意味は、
たとえば葬儀に参列している状態だ
と神は説明します。

「あなたはとても悲しいかもしれない。
あるいはひそかに喜んでいるかもしれない。
どちらもありうる。
それはあなたの見方によって--
この場合は「死」をどう見るかによって--
大きく左右される。」
(p.105)

同じ状況の中で、ただじっとしているだけで、
でも経験が異なります。

それはどういう見方をするのか、
どういう視点を持つのかによって、
認識が異なってくるからです。

「そして、
それがあなたの在り方の創造方法でもある。
あなたが悲しいなら、
それはあなたのものごとの見方のせいだ。」
(p.105)

私たちがどんな在り方でいるかは、
私たちが選択する見方の問題なのです。

幸せなのか、不幸なのかは、
見方が原因だということです。

「ものごとをどう見るかは、
あなたが選んでいる。
自由意思による選択が、
あなたが何であるのか、何になりたいのか、
そして自分自身をどう経験したいかを決める。」
(p.105)

在り方や経験は、
私たちの自由意思による
見方の選択の結果です。

状況や出来事など、
外部の要因で決まるのではないのです。

「どんな状況でも、
「それをどう見たい」と思うかを変えれば、
視点を変えられる。
何を見たいかを決めて、
見たいものをそこに置けば、
それが見えるのだよ。」
(p.105)

これは、
私たち自身が完全な力を持っている
ということを示しています。

とても力強い言葉です。

私たちがそうだと決めれば。

「あなたが決める。
あなたがどう見るかによって、
それが力強い言葉なのかどうかを
決めるのだよ。
だから因果(カルマ)は循環する。
見るものを得るし、得るものを見る。」
(p.106)

素晴らしいと決めれば、
そこに素晴らしさを見出し、
素晴らしさを経験するでしょう。

影響力のある力強い言葉だと決めれば、
そこに力強さを発見し、
その言葉の影響を受けるのです。

すべて、私たちが決めることなのですね。

そこでニール氏は、
先ほどの葬式に参列する例を持ち出して、
その応用方法を尋ねます。

「自分自身の葬儀が近づいたとき、
心のなかで喜んでいられるには、
自分が死ぬのを選んだから死ぬのだ
と理解していればいい、というわけですね。」
(p.106)

神は、その通りだと答えます。

「それを知っていれば、
死ぬときに大きな安らぎ感じられるだろう。
自分と神がひとつであり、
一緒にその決断をしたのだと知っていれば、
安らかな静謐(せいひつ)が訪れる。」
(p.106)

魂が「完了」したと感じた時、
自ら「死」を選んでいる。

それを理解していれば、
安心して喜びの中で死ぬことができます。

イエスはそうしたし、
受難にあったクリスチャンの多くも
そうしてきたのです。

しかし、
なかなかそう思えない人が多いでしょうね。

でもそれは、
最初にそのことを受け入れないからなのです。

「そして、あなたが視点を変えるまでは、
そんなふうに見えることはないだろうね。
あなたが見ないものは、見えはしないのだよ。」
(p.106)

鶏が先か卵が先かという論争のように、
これは循環しています。

だからこそ、そう見えない段階において、
まずは受け入れることが重要なのです。

これは、
「信仰」と言うべきものかもしれません。

「見れば信じられる、と言うひとがいる。
信じれば見られる、とわたしは言おう。」
(p.107)

信じられるから信じるのではなく、
ただ信じたいから信じるのです。

信じるのに根拠は要りません。

ただそう決めるだけなのです。

ここからニール氏の述懐が始まります。

それは、
ここまでの神の言葉を実証するものでした。

何ごとも偶然ではなく必然だということを、
ニール氏はその人生で経験したのです。

それは、心臓麻痺で婚約者を失ったという
読者からの手紙でした。

それに対してニール氏は返事を書きました。

お悔やみを申し上げつつも、
「死」を自分で選んでいる
ということを伝えたのです。

「簡単に言ってしまえば、彼はついに……
あなたの助けで……
この世での課題(アジェンダ)を
完成したのかもしれませんね。」
(p.113)

これは何も、
悲しみに早くケリをつけなさい
という意味ではありません。

「心は悲しみによって、
相手をどれほど大切に思っているかを
表すのです。」
(p.116)

悲しむということは、
相手の魂を称えることになるのです。

しかし、
魂の課題ということを知っていれば、
いつかその悲しみの感情は昇華します。

「そして、いつかその日が来たら、
幸せを充分に感じることによっても
愛するひとの魂を称えるのです……
その日は必ず来ますよ。」
(p.116)

相手の魂が自由に羽ばたくことを、
私たちは喜ぶことができます。

それが相手への愛であり、
私たちの幸せなのです。

それは、私たちが信じることによって、
受け入れることによって、得られる経験です。

私たちの選択が、
私たちの経験を決めるのです。

●今日のメルマガは、いかがでしたか?
励みになりますので、
よろしければご感想をください。

このメールに返信か、
メルマガの最後にあるアドレスまで
メールでお願いします。

また、よろしければこのメルマガを、
お友達にご紹介くださいね。

どうぞ、よろしくお願いします。

========================================

 メルマガの過去ログの目次がありますので、
 ご利用ください。

 ◆メルマガの目次
 http://4awasejsn.seesaa.net/category/27051269-1.html

========================================

 Facebookグループもありますので
 ご参加ください!

 ◆「神との対話」に学ぶ会
 https://web.facebook.com/groups/kamitai/

========================================

 こちらのメルマガもあわせてどうぞ!

 ◆「幸せ実践塾」通信
 http://www.mag2.com/m/0001680038.html

========================================

●本の内容が性に関するテーマの時は、
タイトルに「(18禁)」とつけます。

そういうテーマを避けて読みたい場合、
参考にしてください。

◆◇◇——————————————-

幸せ実践塾・塾長

赤木篤 (あかき・あつし)


◇ブログ:
「傷ついた心を癒して幸せになる!
~「幸せの公式」メソッドで幸せ体質に変革する方法」
http://4awasejsn.seesaa.net/

◇メールアドレス
a.akaki●kekkon-4awase.com
(上記●を@半角に置き換えてください。)

——————————————-◇◇◆

العربية简体中文EnglishFrançaisDeutschItaliano日本語PortuguêsРусскийEspañolไทย